『シックスセンス』この映画を見て!
第205回『シックスセンス』
今回紹介する作品はラストの衝撃的な結末が話題となり世界中で大ヒットしたヒューマンホラー『シックスセンス』です。
監督はインド出身のM・ナイト・シャマランが担当。本作品の成功で一躍ハリウッドを代表する監督となり、『ヴィレッジ』や『サイン』などの話題作を次々と発表しています。
ストーリー:「小児精神科医であるマルコムのもとに10年前にカウンセリングしたビンセントという青年が現れ、「自分を救ってくれなかった」と銃で撃たれてしまう。
その事件の後、妻との関係も冷え込み、自信を失ったマルコムは苦悩と悲しみに暮れていた。そんな中、マルコムはビンセントに良く似た少年、コールと出会う。マルコムはコールを救おうと奮闘する。やがてコールは隠していた秘密を打ち明ける。その秘密とは死者が見えてしまう霊感があり、霊たちに脅かされているというものだった。
最初はコールの霊感を信じなかったマルコムだが、やがてある事実からコールの言葉を受け入れるようになる。そしてマイケルは死者がコールの前に現れる理由を共に探り始める・・・。」
本作品を公開当時に劇場で始めて見たときは予想外の結末に驚くと同時に、深い余韻に浸ることができました。
まだ見ていない人の為に結末に関しては言うことは差し控えますが、1度見ると、もう1度最初から見たくなると思います。 2回見るとM・ナイト・シャマランが結末に向けて随所に張り巡らした伏線やマルコムとコールの交流の意味などにも気づくことができ、より本作品を楽しむことができます。
結末の話しばかりしましたが、幽霊が突然出てくるシーンはドキッとさせられますし、コールが車の中で母に向かって亡くなった祖母の思いを語るシーンは自然と涙があふれてきます。
本作品には孤独や過去に苦しむ登場人間たちが数多く登場します。親と子、夫と妻、生者と死者、そんな彼らが心を打ち解けコミュニケーションを通して自分に気づき癒されていく姿は人と人のつながりのかけがえのなさや大切さを見る者に改めて気づかせてくれます。
生と死を超えた人間の思い。人間は他の生命にはない思いというものを持っていて、その思いが叶うことに喜び、果たせなかったことに悔やみます。生きている内に果たせなかった死者の思いや死んだ人に果たせなかった生者の思い。本作品は果たせなかった思いを果たそうとする人間たちの悲しみや切なさを優しい語り口で描いていきます。
本作品をまだ見たことない人は予備知識なく二度見て、一度目は結末に驚き、二度目は主人公たちの心の交流のドラマに浸ってください。
上映時間 107分
製作国 アメリカ
製作年度 1999年
監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン
撮影:タク・フジモト
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ブルース・ウィリス 、ハーレイ・ジョエル・オスメント、 トニ・コレット、 オリヴィア・ウィリアムズ 、トレヴァー・モーガン、 ドニー・ウォールバーグ 、グレン・フィッツジェラルド
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