『ロッキーホラーショー』この映画を見て!
第179回『ロッキーホラーショー』
今回紹介する作品は全世界でカルト的人気を持つホラーコメディミュージカル『ロッキーホラーショー』です。
本作品は1973年にイギリスでロック・ミュージカルとして公演されて人気を博し、舞台にも関わっていたジム・シャーマンの手によって映画化されました。公開当初は奇抜な内容についていけない批評家や観客が多かったようですが、一部の人たちの間では人気が広まるようになりました。そして、上映中に画面に向かって突っ込みを入れたり、スクリーン前で踊ったり、コスプレして鑑賞する熱狂的なファンが現れるようになります。現在では観客が参加できるミュージカル映画として人気が定着しています。
ストーリー:「ブラッドとジャネットは、婚約したことを恩師に報告すべく車を走らせていた。しかし、途中雷雨で道に迷った挙句タイヤがパンクする。助けを求めようとした2人は古城へとたどりつく。その城の主はフランクン・フルター。トランスセクシャル星からやってきた変態科学博士だった。博士は長年の夢だった人造人間ロッキーを開発し、お披露目のパーティを行っていた。」
本作品のストーリーは下品かつ悪趣味な内容で、お子様や頭の固い人には全くお奨めできません。しかし、常識に縛られた世界にうんざりしている人やエログロナンセンスな世界が好きな人にはお奨めです。変な登場人物たちが織り成すエロスと狂気が渦巻くシュールな世界は一度はまると何度でも見返したくなる魅力があります。
本作品の最大の見所は何といってもティム・カリー演じるフランクン・フルター博士!ゴスロリなファッションで登場する彼の姿は強烈で、一度見ると脳裏に焼きついて離れません。
また今や演技派の女優として活躍しているスーザン・サランドンも初々しくキュートな演技と歌声は見る者を楽しませてくれます。彼女演じるジャネットが発情して歌う「タチャ・タチャ・タッチ・ミー」のシーンは個人的に大好きなシーンです。
もちろんR・オブライエンの作詞・作曲によるミュージカルナンバーも大変素晴らしく、ロックからソウルまでうまく取り入れた名曲ぞろいです。特にお勧めのナンバーは「タイムワープ」と「サイエンス・フィクション/2本立て」です。
本作品は好き嫌いが分かれるとは思いますが、映画好きなら一度は見てみる価値があります。
製作年度 1975年
製作国・地域 イギリス
上映時間 99分
監督 ジム・シャーマン
原作 リチャード・オブライエン
脚本 ジム・シャーマン 、リチャード・オブライエン
音楽 リチャード・ハートレイ
出演 ティム・カリー 、バリー・ボストウィック 、スーザン・サランドン 、リチャード・オブライエン 、ジョナサン・アダムス 、ミート・ローフ 、チャールズ・グレイ 、パトリシア・クイン
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