2008年3月16日 (日)

『オーケストラストーリーズ となりのトトロ 』

お気に入りのCD NO.23 『オーケストラストーリーズ となりのトトロ 』久石譲
Photo_2  今回紹介する作品は『となりのトトロ』の音楽を交響組曲にした『オーケストラストーリーズ となりのトトロ 』です。
 本作品は映画本編の音楽も担当している久石譲さんがオーケストラに初めて接する子どもや大人のために編曲されたもので、ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」という曲を参考にしているそうです。

 私は2003年の久石譲さんのコンサートツアーで本作品を始めて聞いたのですが、その時はオーケストラの繊細かつ迫力のある音が奏でるおなじみの美しいメロディーに鳥肌が立つほど大変感動しました。
 
 本作品は映画でお父さん役を務めたコピーライター・糸井重里によるナレーションが付いたヴァージョンと交響組曲ヴァージョンと2バージョン収録されています。
私のお勧めはナレーション付きのバージョンです。糸井重里さんの優しく温かみのある声による情景の説明と音楽を聴くと映画の一場面が自然と脳裏に浮かんできます。

 新日本フィルハーモニーによる演奏も大変素晴らしく完成度も高いので、自宅で聞く時も許す限り大音量で聞いてほしいです。

 トトロが好きな人、オーケストラに興味のある人には絶対お勧めのアルバムです!

1. さんぽ 
2. 五月の村 
3. ススワタリ~お母さん 
4. トトロがいた! 
5. 風のとおり道 
6. まいご 
7. ネコバス 
8. となりのトトロ
〈となりのトトロ組曲〉 
9. さんぽ 
10. 五月の村 
11. ススワタリ~お母さん 
12. トトロがいた! 
13. 風のとおり道 
14. まいご 
15. ネコバス 
16. となりのトトロ 

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2008年3月 8日 (土)

『崖の上のポニョ イメージアルバム』

お気に入りのCD NO.22 『崖の上のポニョ イメージアルバム』久石譲
Photo  2008年夏公開される宮崎駿監督最新作『崖の上のポニョ』。そのイメージアルバムが先日発売されました。音楽を担当しているのは『風の谷のナウシカ』以降の全ての宮崎作品の音楽を手がけている久石譲。今回のイメージアルバムを聞く限り、映画本編の音楽も素晴らしい仕上がりになりそうです。

 ちなみにイメージアルバムとは映画本編の音楽制作の半年から1年前に制作されます。宮崎監督から送られてくる作品に関する詩やメモをもとに久石さんが映画のイメージにあった音楽を作ります。
 映画本編の音楽を制作するときもイメージアルバムを基に監督と検討していきます。宮崎監督と久石さんは「ナウシカ」以降、すべてこの方法で映画音楽を制作しています。

 今回のイメージアルバムの特長は10曲中6曲が歌であるところです。『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』でもイメージアルバムで歌が取り入れられていましたが、今回も素敵な歌が数多く収録されています。

 1曲目の『崖の上のポニョ』は12月に先にシングルとして発売されており聞いたことある人も多いと思いますが、明るいメロディと女の子のかわいい歌声そして中年男性の渋く優しい歌声が非常に印象的です。  
 2曲目の『サンゴ塔』は豊嶋泰嗣さんの奏でるストリングの音色が美しく、海の中をゆらゆら漂っているような感じの曲です。
 3曲目の『ポニョ来る』は何かがこちらに向かってやってくる感じが、ピアノの軽快なフレーズで表現されています。
 4曲目の『海のおかあさん』はバイオリンの優しい音色が聴いていてとても心地よいです。
 5曲目の『いもうと達』はNHK東京児童合唱団の卒団生で結成されたグループ「リトル・キャロル」が歌っているのですが、2部合唱の曲なのですが、響きあい重なり合う美しい歌声がとても印象的です。それにしても、この曲で歌われる「おねえちゃん」とは一体何を指すのでしょう?非常に気になります。
 6曲目の『フジモトのテーマ』と9曲目の『本当の気持ち』は藤岡藤巻が作詞とボーカルを担当しているのですが、中年男性の切なさや悲哀といったものがしみじみと伝わってきます。ちなみに『フジモト』とはポニョの人間の父親だそうです。
 7曲目の『発行信号』も優しい音色とメロディが印象的です。海の上で主人公の宗介とポニョが交流しているシーンに流れそうな曲です。
 8曲目の『ポニョの子守唄』は短い曲なのですが、聞いているとウトウトと眠りに誘われます。
 10曲目の『ひまわりの家の輪舞曲』。この曲は久石譲さんの娘である麻衣さんが担当しています。麻衣さんは『風の谷のナウシカ』でも歌声を披露しているのですが、透明感溢れる歌声が印象的です。

 映画の公開まではまだ半年くらいありますが、映画本編の音楽がどんな感じになるのか今から楽しみです。

1.崖の上のポニョ
 歌:藤岡藤巻と大橋のぞみ/作詞:近藤勝也/
 補作詞:宮崎駿/作・編曲:久石譲

2.サンゴ塔
 作・編曲:久石譲

3.ポニョ来る
 作・編曲:久石譲

4.海のおかあさん
 ヴァイオリンソロ:豊嶋泰嗣/作・編曲:久石譲

5.いもうと達
 歌:Little Carol/作詞:宮崎駿/作・編曲:久石譲

6.フジモトのテーマ
 歌:藤岡藤巻/作詞:藤岡藤巻/作・編曲:久石譲

7.発光信号
 作・編曲:久石譲

8.ポニョの子守唄
 歌:大橋のぞみ/作詞:宮崎駿/作・編曲:久石譲

9.本当の気持ち
 歌:藤岡藤巻/作詞:藤岡藤巻/作・編曲:久石譲

10.ひまわりの家の輪舞曲
 歌:麻衣/作詞:宮崎駿/作・編曲:久石譲

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2007年12月29日 (土)

『白虎野』

お気に入りのCD NO.21『白虎野』 平沢進
Photo  私が平沢進さんの音楽に興味を持ったのは今敏監督のアニメ映画『千年女優』・『パプリカ』の音楽からでした。今敏監督の躍動感溢れる音楽が作品の雰囲気や世界観を大いに盛り上げていて印象に残ったものでした。
 今回紹介するCDも昨年公開された『パプリカ』のエンディングの主題歌『白虎野の娘』がとても気に入り、その基になる曲『白虎野』が収録されていたので購入しました。
 平沢さんのソロ・アルバムは始めて聞いたのですが、躍動感とスケールの大きな音作りに圧倒されました。
 電子機器と自分の声を巧みに使って生み出す音とメロディは、テクノ・ポップス・クラシック・民族音楽など様々なジャンルの音楽が融合されており、聞く者を幻想の別世界へといざなってくれます。 
 歌詞も最初は聞き取りづらいですが、何回か聞くうちに単語が聞き取れるようになり、次第にその哲学的な単語の響きの心地よさに取り付かれると思います。平沢さんの歌の場合は歌詞の意味を味わうと言うより、普段聞きなれない単語の音の美しさだったりイメージを楽しむ作りとなっています。
 
 私も購入してから繰り返し何回も聞いていますが、電子音と平沢さんの声と独特な言葉の使い方の生み出す音楽の魅力に取り付かれています。斬新でもあり、懐かしくもあるその音楽は一度はまると病みつきになると思います。
 ぜひ皆さまも一度聞いてみてください。別世界にトリップできますよ! 

01:時間の西方
02:白虎野
03:生まれなかった都市
04:記憶から来た男
05:水脈
06:CODE-COSTARICA
07:Σ星のシダ
08:確率の丘
09:白虎
10:パレード

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2007年12月22日 (土)

『中島みゆき的アジアン・カバーズ』

お気に入りのCD NO.22『中島みゆき的アジアン・カバーズ』 オムニバスCD
Photo 今回紹介するCDは中島みゆきの歌を台湾や香港等のアジアの有名アーティストがカバーした作品を集めたコンピレーション・アルバムです。
 中島みゆきの歌はアジアで70曲以上カバーされているようで、おそらくアジアで一番有名な日本のアーティストだと思います。
 
 中島みゆきの歌をアジアで最初にカバーしたのは日本でも有名なテレサ・テンでした。80年代に『ひとり上手』のカバーがヒット。その後、他の歌手も競って中島みゆきの曲をカバーするようになります。
 そして90年代中島みゆきの歌をアジア全土で有名にする『容易受傷的女人』が登場します。この歌は中島みゆきの『ルージュ』をカバー曲なのですが香港の歌姫フェイ・オンが歌い香港で大ヒットを記録しました。その後この歌は東南アジアや中東アジアにも紹介され、アジア全土に『ルージュ』ブームが広がりました。
 
 このアルバムではアジアでカバーされた中島みゆきの歌が15曲収録されていますが、中島みゆき本人が歌っているバージョンとは印象がかなり違います。中島みゆきの歌い方は良い意味で重量感があり、聞く者の感情を揺さぶりますが、アジアでカバーされた曲はどれもよい意味でさらっとしており非常に聴きやすいアジアンポップスとなっています。
 歌詞自体も中島みゆきが書いた内容と大きく違っており、良くも悪くも歌謡曲的な内容となっています。
 
 中島みゆきの歌がアジアで人気を博しているのは、やはり中島みゆきの歌が持つ切なさや儚さがアジアの人々の心に響くからだと思います。

 中島みゆき好きな人もそうでないひとも聞いて損のないアルバムです。 

1. ひとり上手 / テレサ・テン 
2. ルージュ / フェイ・ウォン 
3. 幸せ / リッチー・レ 
4. 帰省 / ルル 
5. 時代 / サリー・イエー 
6. ローリング / ルイフォン 
7. 最愛 / ヴィヴィアン・チョウ 
8. やまねこ / カレン・トン 
9. 六花 / ジェフ・チャ 
10. 孤独の肖像1st. / サミー・チェン 
11. EAST ASIA / マン・ファン 
12. 誕生 / ステファニー・ライ 
13. 空と君のあいだに / ニサ・リン 
14. ホームにて / サリー・イエー 
15. 捨てるほどの愛でいいから / プリシラ・チャン 

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2007年12月 5日 (水)

『崖の上のポニョ』主題歌発売!

お気に入りのCD NO.21『崖の上のポニョ』 大橋のぞみ・藤岡藤巻
Photo_2  来年の夏に公開される宮崎駿監督の最新作『崖の上のポニョ』の主題歌が今日発売されました。スタジオジブリの作品では毎回主題歌が話題になりますが、今回も一度聞いたら忘れられない印象を残す主題歌となっています。
 主題歌の題名は映画と同じく「崖の上のポニョ」で、作画監督を担当している近藤勝也さんが作詞、宮崎監督が補作、そして作曲と編曲を映画本編の音楽を手がける久石譲さんが担当しています。
 今回の主題歌は『となりのトトロ』のようにシンプルなメロディで誰もが口ずさめる明るく楽しい歌となっています。
 
 主題歌を歌うのは男性デュオ「藤岡藤巻」の藤岡孝章さんと藤巻直哉さん、そして児童劇団に所属する大橋のぞみさんの3人が抜擢。大橋さんの子どもらしいかわいい声と「藤岡藤巻」の低く優しい声が聞く者の心を暖かくしてくれます。

 映画自体の公開はまだ半年以上先ですが、今から主題歌を何回も聞いて楽しみに待ちたいと思います。

1. 崖の上のポニョ 
2. フジモトのテーマ 
3. 崖の上のポニョ(カラオケ) 
4. フジモトのテーマ(カラオケ) 
5. 崖の上のポニョ(のぞみちゃんデモ)

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2007年10月29日 (月)

蒼穹の声-Voices Best-

お気に入りのCD NO.20『蒼穹の声-Voices Best-』 姫神
Photo_3   今回紹介するアルバムは東北を中心とした民俗音楽に影響を受け、シンセサイザーを駆使して作曲・演奏活動を行っている星吉昭さんのソロユニット姫神のヴォーカルものを集めたベスト盤『.蒼穹の声-Voices Best-』です。
 私はテレビのドキュメンタリー番組のテーマ曲『神々の詩』で姫神の存在を知りました。『神々の詩』は縄文時代の言語や音階を利用して製作されており、聞いていて懐かしく心が自然と癒される名曲でした。
 
 今回のアルバムは全曲ボーカルということもあり、人間の声の持つ力や美しさが堪能できます。聞いていると、遥か昔の自然の中で人が素朴に生きていていた時代にタイムスリップすることができます。
 
 全曲透明感溢れるシンセの音と温かみのある人の声は私たちの心の清涼剤となります。ぜひ多くの人に聞いて欲しいアルバムです。 

1. 愛を超えて 
2. 祈り遥か 
3. キリバスの天使 
4. 小春日和 
5. 風恋歌 
6. 風のこころ 
7. 十三の子守唄 
8. 明けの方から 
9. 神々の詩 
10. 見上げれば,花びら 
11. 風の子守唄 
12. 雪 
13. ダヤックの子守唄 
14. 森渡り 
15. 千年の祈り 
16. 雲ははてしなく(VOICE MIX) 
17. 未来の瞳 

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2007年10月 3日 (水)

『I Love You,答えてくれ』

中島みゆきのアルバム紹介No.3『I Love You,答えてくれ』 
I_love_you  今日、中島みゆきの通算35枚目となるニューアルバム『I Love You,答えてくれ』が発売されました。ちょうど3年ぶりとなる全国ツアー「中島みゆきコンサートツアー2007」もスタートしており、本アルバムに収録されている作品からも何曲か歌われることでしょう。
 私も明日のコンサートに向けて昨日アルバムを購入して何回も繰り返し聞いているのですが、今回のアルバムは個人的に近年のみゆきさんのアルバムの中で最高の仕上がりになっていると思います。
 今回のアルバムはロックという形式にこだわったというだけあり、歌詞、メロディー、歌い方全てにおいて力強い仕上がりとなっています。

 1曲目の「本日、 未熟者」はTOKIOに「宙船」に続いて提供された曲ですが、中島みゆきのドスの利いた声の迫力に圧倒されます。1曲目からこんなハードロックな曲を持ってくるとは、みゆきさんの本アルバムにかけるロックに対する意気込みを感じさせます。みゆきんさんのバージョンを聞くとTOKIOのバージョンは物足りなさを感じてしまいます。
 
 2曲目の「顔のない街の中で」。現代社会の自分に関係ない他者への無関心を戒める内容の歌詞となっており、聞いていて自分の生き方を思わず見直してしまいました。この歌はぜひ多くの人に聞いてもらいたいです。

 3曲目の「惜しみなく愛の言葉を」はいかにもみゆきさんらしい恋愛ソングとなっています。
 
 4曲目の「一期一会」はMBS/TBS系全国ネットで放映されている「世界ウルルン滞在記~ルネサンス~」の主題歌です。シングルでも発売されており、私もすでに何十回と聞き込んでいるのですが、この曲は別れゆく他者に対する本当の思いやりとは何かを聞く者に教えてくれます。
 
 5曲目の「サバイバルロード」はハードロックな曲です。都会の中で生きるアウトローたちの孤独や緊張感みたいなものが聞いていて伝わってきます。 
 
 6曲目の「Nobody Is Right」は正しさとは何かを問うメッセージ性が非常に強く感じられる曲です。私は聞いていて911以降のアメリカの軍事政策に対する批判みたいなものを感じました。おもしいのは、私のパートナーは政治的なメッセージというより自分の生き方を反省させられたと言っており、聞く人によっていろいろ感じ考えさせられる曲となっています。

 7曲目の「アイスフィシュ」はみゆきさんらしい独特な喩えを用いた恋愛ソングです。相手のことを思いながら、自分の殻を破れない人間の葛藤を繊細な表現で歌っています。

 8曲目の「ボディ・トーク 」は言葉を大切にして歌を作ってきたみゆきさんが恋愛における言葉の限界を語る内容の歌となっており、みゆきさんの言葉に対する限界を何とか打破しようとする表現者としての格闘を強く感じました。

 9曲目の「背広の下のロックンロール」は中高年サラリーマンに対するみゆきさんからの応援歌です。会社社会の軋轢の中で生きる男たちの隠された熱い思いを力強く歌い上げています。

 10曲目の「昔から雨が降ってくる」はMBS/TBS系全国ネットで放映されている「世界ウルルン滞在記~ルネサンス~」のエンディングテーマです。この曲は歴史の大きな時間の流れの中で生きている私たちと消えていった過去の命との連綿としたつながりを気づかせてくれます。

 11曲目の「I Love You, 答えてくれ」は本アルバムのタイトルにもなっていますが、最初聞いたときは感動で鳥肌が立ちました。相手に対する一途な思いと見返りを求めない無償の愛の素晴らしさ。愛で心が傷ついた人たち、愛に臆病になっている人たちにぜひ聞いていほしいです。

 本アルバムを聞くと中島みゆきの力強さと優しさに励まされます。小手先のロックでない本当のロックがこのアルバムにはあります。

 ちなみに本アルバムの題字を担当したのは詩人の三代目魚武濱田成夫が担当しています!
 
1. 本日、 未熟者 
2. 顔のない街の中で 
3. 惜しみなく愛の言葉を 
4. 一期一会 
5. サバイバル・ロード 
6. Nobody Is Right 
7. アイス・フィッシュ 
8. ボディ・トーク 
9. 背広の下のロックンロール 
10. 昔から雨が降ってくる 
11. I Love You, 答えてくれ 

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2007年7月25日 (水)

『きらきら』

お気に入りのCD NO.19『きらきら.』 Cocco
Coccokirakira  Coccoの6枚目のオリジナルアルバムが今日発売されました。今回は「沖縄・日常・光・陽だまり・生活・手作り・世界」をテーマにアルバムを制作したそうで、今までの作品の雰囲気と違って、優しさと穏やかさに満ちた仕上がりとなっています。
 人間の心の中にあるドロドロした闇を力強く歌い上げてきたCoccoですが、本作は一転してきらきらとした命の輝きを軽やかに歌い上げています。
 今回の作品はアコースティックなサウンドに統一されており、耳に心地よく、リラックスして聞くことができます。
 現在8歳になる子どもがいるというCocco。子どもが生まれたことにより、彼女の生き方や考え方も変わったことがこの作品を聞くと伝わってきます。
 きらきらと輝く歌の数々を皆さんも聞いてください! 

1. 燦 
2. あしたのこと 
3. In the Garden 
4. 甘い香り 
5. お菓子と娘 
6. An apple a day 
7. 秋雨前線 
8. Baby,after you 
9. 君がいれば 
10. 花うた 
11. Tokyo Happy Girl 
12. 小さな町 
13. 雨水色 
14. ハレヒレホ 
15. タイムボッカーン! 
16. 10years 
17. チョッチョイ子守唄 
18. Never ending journey

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2007年7月15日 (日)

『一期一会&昔から雨が降ってくる』

Itigoitie  お気に入りのCD NO.18 『一期一会&昔から雨が降ってくる』 中島みゆき

 7月11日に発売された中島みゆきの40枚目のシングル『一期一会』。現在TBS系列で放映されている「世界ウルルン滞在記ルネサンス」の主題歌『一期一会』とエンディングテーマ『昔から雨が降っている』の2作品が収録されています。
  今回の作品もみゆきさんらしいシンプルで力強い言葉と優しいメロディーで聞く者の心に潤いを与えてくれます。

 私も発売初日に購入して、毎日何十回とリピートして聞き込んでいますが飽きることがありません。
 
 人生という旅の途中での出会いと別れをテーマにした『一期一会』。この作品で私が感銘を受けたのは歌詞のサビの部分です。別れのとき普通なら相手に自分のことを覚えておいてほしいと願うところを、そんなことよりも相手のこれからの幸せを願うような意味の歌詞を書いており、相手への深い優しさと労わりといったものが感じられる仕上がりとなっています。

『昔から雨が降っている』は遥か昔から繋がっている自分というものを振り返るような作品となっています。いま自分が生きているということは、地球に命が初めて生まれて日から今日まで断ち切れることなく続いてきたからであるという当たり前のことを気づかせてくれます。

 今回のシングルもみゆきさんでなければ生み出せない広く深い世界観が感じられる作品となっています。

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2007年5月 6日 (日)

『翠星交響楽 Ecophony Gaia 』

お気に入りのCD NO.17『翠星交響楽 Ecophony Gaia.』 芸能山城組
Gaia_1  今回紹介するCDは『AKIRA』の音楽を担当した芸能山城組が制作したアルバム『翠星交響楽 Ecophony Gaia』です。
 芸能山城組は1974年にインドネシアバリ島のケチャの全編上演成功を機に設立されたアマチュアのアーティストグループです。世界各地の民俗音楽や伝承音楽を取り入れた独特な音楽世界は世界中で根強いファンを持っています。
 私が芸能山城組に出会ったのは映画『AKIRA』の音楽なのですが、最初聴いたときは鳥肌が立ったものでした。世界各地の民俗音楽や楽器を大胆に取り入れた壮大なスケールの音楽は今まで聴いたことのない音楽であり、その独特なリズム感や声や楽器の音色は深く心に刻み付けられました。
 その後、芸能山城組の他のCDも買い集め始めたのですが、今回紹介するCDは『AKIRA』の後に大阪の花博の為に制作された作品です。
 今回の作品はタイトルを見ても分かるとおりに地球に対する畏怖と賛歌をテーマにしています。この作品は6楽章からなっており、地球の誕生から始まり、人類と自然と関わりの歴史を描き、ラストに地球と人類の未来に対する希望で終わる構成となっています。
 ガムランの美しい響き、人間の声の力強く優しい響き、シンセの透明感溢れる音、古今東西の美しい音が地球に対する賛歌と畏怖を聞くものに強く感じさせます。
 このCDは70分近くある大作なのですが、聴き終わると何ともいえない心地よさに包まれます。音楽の持つ力にぜひ触れてみてください。  

1.  翠星交響楽Ⅰ章翠明-[プロローグ]Chaos
2.  翠星交響楽Ⅱ章創生-[原初・古代]Genesis混沌(カオス)天空(ウラヌスのテ―マ)大地(ガイアのテーマ)無言歌-Ⅰ翠星
3.  翠星交響楽Ⅲ章祝涛-[中・近世]Euphony牧歌 祝誓 観音陀羅尼 讃 唄 祭
4.  翠星交響楽Ⅳ章熟壊-[近・現代]Catastrophe無言歌-Ⅱ
5.  翠星交響楽Ⅴ章邂逅-[近未来]Disco Gaia Kitoko(リンガラ語のポリフォニー)
6.  翠星交響楽Ⅵ章讃歌-[エピローグ]Gaia Ao Ao(ピグミー風パルス・ポリフォニー)母なるガイアよ、私たちは誓う 翠星

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2007年2月26日 (月)

エン二オ・モリコーネの魅力

Ennio_morricone  第79回アカデミー賞の授賞式が今日行われましたが、私が今回一番感動したのは何と言っても、私が一番好きな映画音楽作曲家エンニオ・モリコーネが名誉賞を受賞したことでした。
 クリント・イーストウッドがプレゼンターを務めモリコーネの紹介をした時点で個人的にはとても胸が熱くなりました。
 なぜなら無名だったイーストウッドが初主演して世界的に有名になった『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』などのマカロニ・ウェスタンシリーズの音楽を手がけたのが、エンニオ・モリコーネだったからです。
 当時テレビや舞台の音楽を手がけていたモリコーネにとってもマカロニ・ウェスタンシリーズは映画音楽の世界に進出する大きな足がかりとなった作品でした。このシリーズ以降イーストウッドもモリコーネも映画史に名を残す数多くの作品を手がけることになりました。

 モリコーネは現在何と450本以上の映画音楽に携わり、アカデミー賞にも5回ノミネートされるほどの実力を持った映画作曲家です。代表作としては『ニュー・シネマ・パラダイス』、『ミッション』、『海の上のピアニスト』、『アンタッチャブル』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』などがあります。
 モリコーネの音楽の魅力は甘美で感傷的なメロディー、さまざまな楽器を取り入れた音美しい音色、ミニマムミュージックなどを取り入れた実験的な作風等にあります。

 私がはじめてモリコーネの音楽を聞いたのは幼稚園の時でした。私の両親が映画音楽好きだったので、小さい時から自宅でよく映画音楽を聞いていたものでした。そんな中でも私が特にお気に入りだったのがマカロニウェスタンのレコードでした。特に『荒野の用心棒』の口笛や男性コーラスによる独特なサウンドは子どもながらに強烈なインパクトとカッコよさを感じ、よく両親に聞かせてくれとせがんだものでした。
 中学生くらいになり、映画を積極的に見るようになってからも好きになる映画の多くの音楽をモリコーネが手がけていることに気づき、それからモリコーネの手がけた映画サントラを集めるようになりました。
 私にとってモリコーネの曲は心の清涼剤であり、元気になりたい時、心落ち着かせたい時、ロマンティックな気分に浸りたい時には欠かせないアイテムとなっています。

 モリコーネには今後も数多くの素晴らしいスコアーを作ってほしいです。

☆私のお薦めアルバムBEST3

・3位『ニュー・シネマ・パラダイス』
Ennio_morricone_3  世界中の映画ファンを虜にしたイタリア映画の傑作『ニュー・シネマ・パラダイス』。監督のジュゼッペ・トルナトーレは映画に対する愛情を敗戦後のシチリア島を舞台に少年と映画技師との友情を通して見事に描いていました。
 モリコーネがこの映画に提供したスコアーは見事としか言いようのないほど素晴らしい完成度を誇っています。ノスタルジー溢れるメインテーマやロマンティックな愛のテーマ(この曲はモリコーネの息子が作曲してます)と聴いていて自然と涙がこぼれてくる名サントラです。

    
Ennio_morricone_1 ・2位『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』
 マカロニ・ウェスタンシリーズでモリコーネとコンビを組んだセルジオ・レオーネの遺作である『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』。この作品は1920年代から60年代のニューヨークを舞台にユダヤ移民の子どもたちが自衛のためギャング団を組織し、やがて崩壊していくさまを4時間近い上映時間を費やして描いた大作です。
 この映画においてモリコーネはノスタルジックな映像をさらに盛り上げる音楽を数多く提供しています。名曲「アマポーラ」を取り入れたり、パンフルート奏者ザンフィルの演奏を取り入れるなどして映画の持つ哀愁の雰囲気を見事に表現しています。特にデボラのテーマの甘美なメロディーは鳥肌ものです。

Ennio_morricone_2 ・1位『ミッション』
 17世紀の南米を舞台に宣教師と先住民の交流と白人による植民地化の悲劇を美しい自然を背景に描いた『ミッション』。1986年カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞しました。モリコーネの民族音楽と18世紀ローマ・カトリック教会音楽を融合させた美しい音楽は高く評価され、アカデミー賞にもノミネートされましたが、なぜか受賞を逃しました。(このスコアーに賞を与えなかったこの年のアカデミー会員は大変なミスを犯したと私は思います。)
 モリコーネの生み出したスコアーは聴いていて心が洗われるほど美しいです。私はこの音楽を聴いた時、涙が自然とこぼれて、神に祈りを捧げたい衝動にかられました。
 このスコアーを聴かずしてモリコーネは語れません! 
 

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2007年2月11日 (日)

ビョークの魅力2 

Bjork_video  今回はビョークのビデオクリップの紹介をしたいと思います。ビョークのビデオクリップは歌同様にとても独創的で魅力的です。
 ビョークにとってビデオクリップは単なるプロモーションでなく、自分の世界を表現をするための重要なアイテムです。ビョークは今までに20本近いビデオクリップを制作していますが、どの作品も映像作品としてイマジネーションに溢れ見ごたえがあります。
 
 私が特にビョークのビデオクリップでお気に入りなのは『ヨーガ』、『イッツ・オー・ソー・クワイエット』、『オール・イズ・フル・オブ・ラヴ』の3本です。
 
 『ヨーガ』はサード・アルバム『ホモジェニック』に収録されている歌でビョークのアイスランドへの思いが詰まっています。この曲をビデオクリップではアイスランドの大自然を取り入れてスケールの大きな映像で見事に表現しています。ビョークのメッセージをストレートに表現した映像は見る者の心にもダイレクトに響いてきます。
 このビデオクリップを手がけた監督のミシェル・ゴンドリーはビョークのビデオクリップを数多く手がけており、ビョークの世界を映像で最も巧みに表現できる監督です。最近では『ヒューマン・ネイチャー』など映画の監督も務めています。
 
 『イッツ・オー・ソー・クワイエット』はセカンドアルバムに収録されている歌です。ビデオクリップはこの曲の特長であるビック・バンド・サウンドを活かしてミュージカル仕立てに撮影されいます。楽しそうに歌い踊るビョークの姿は見ていて、とても楽しいです。監督は『マルコビッチの穴』で映画デビューしたスパイク・ジョーンズが手がけています。彼の映像へのこだわりがこの作品でも見事に発揮されています。

 『オール・イズ・フル・オブ・ラヴ』は発表当時大変話題になったビデオクリップです。2体の無機質なアンドロイドがキスを交わす映像は何ともいえない美しさとエロスが漂っており、愛とは何かを見る者に訴えかけてくるだけの力がありました。この作品は単なるビデオクリップを超えた芸術的価値のある作品です。

 ビョークのビデオクリップは一度見ると虜になります。ポップでキッチュでアナーキーな映像はビョークの表現者としてのこだわりを感じます。

*ビョークのビデオクリップが収録されているDVD
Bjork_video1_1『コンプリート・ヴォリューメン 1993-2003 グレイテスト・ヒッツ』
  ビョークのソロ・デビューから03年までの全ビデオ・クリップを集めた作品で、00年に出た『ヴォリューメン』を全21曲に拡大させた完全版。






1. ヒューマン・ビヘイヴィアー 
2. 少年ヴィーナス 
3. プレイ・デッド 
4. ビッグ・タイム・センシュアリティ 
5. ヴァイオレントリー・ハッピー 
6. アーミー・オブ・ミー 
7. イゾベル 
8. イッツ・オー・ソー・クワイエット 
9. ハイパーバラッド 
10. ポッシブリー・メイビー 
11. アイ・ミス・ユー 
12. ヨーガ 
13. バチェラレット 
14. ハンター 
15. アラーム・コール 
16. オール・イズ・フル・オブ・ラヴ 
17. ヒドゥン・プレイス 
18. ペイガン・ポエトリー 
19. コクーン 
20. イッツ・イン・アワ・ハンズ   

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ビョークの魅力

Bjork  私が一番好きな洋楽アーティストと言えばアイスランド出身の歌姫ビョークです。ビョークは1977年に12歳でデビュー、その後バンド「ザ・シュガーキューブス」を結成して注目され、1993年ソロデビューアルバム『デビュー』が世界中で大ヒットを収めます。現在ソロで5枚のアルバムを発表していますが、どのアルバムも常に独創的で完成度も高く、聞く人の心を捉えて離せません。
 私がビョークを知ったのは2000年に公開され賛否両論を巻き起こしたミュージカル映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』でした。この映画は理不尽で重苦しいストーリーで、見るのがとてもつらい作品ではありましたが、主演のビョークの歌と演技の素晴らしさから最後まで画面に釘付けにさせられた作品でした。この作品を見て、私は力強いビョークの歌の虜になってしまい、ビョークのCDを買い揃えたものでした。
 
 ビョークの作り出す歌の最大の魅力はその歌唱力です。ある時は獣のように、ある時は無邪気な子どものように、ある時は慈愛に満ちた女神のように、曲によってさまざまな声を使い分けるビョークの歌声。そんな彼女の歌声は聞く者の心を揺さぶります。
 また音へのこだわりも彼女の歌の魅力です。日常の音からストリングス、さらにシンセによる打ち込みの音まで幅広い音を使い表現される彼女の歌。音によってビョークは自分の世界をカラフルに描き出します。
 ビョークの歌は聞く者を心地よくさせるだけに止まらない力があります。彼女の紡ぎだす言葉や音は聞く者の感情を解きほぐし、生きる力を与えてくれます。

 ビョークは歌でしか表現できない世界、伝えられない思いを見事に表現できる芸術家でありエンターテナーであると私は思います。
 
*ビョークお薦めCDベスト3

3位『ダンサー・インザ・ダーク』
Bjork3  映画の内容はさておき、音楽の完成度の高さは文句のつけようがありません。工場のプレス音など日常の音から始まる歌の数々は現実と幻想の世界を違和感なくつなげていました。どの曲も名曲ばかりですが、レディオヘッドのトム・ヨークとのデュエット「I've Seen It All」は鳥肌が立つほどの名曲です。


2位『ヴェスパタイン』
Bjork2  『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の後、2001年に発表されたこのアルバムは、今までのアルバムと打って変わって内省的で静かな仕上がりとなっています。ビョークの内に内にと潜り込むような音楽世界は聞く者の魂を優しく癒します。私のお薦めは12曲目の「ユニゾン」です。私はこの曲を聴くと歌詞の美しさとビョークの優しい歌声に涙が溢れます。

1位「ホモジェニック」 
Bjork1  このアルバムにビョークの魅力が詰まっているといっても過言ではありません。CGを利用した独特はジャケットデザインも印象的ですが、収録された曲も印象的なものばかりです。特に2曲目の「Joga 」と10曲目の「All is full of love 」は聞く者の魂を揺さぶります。このアルバムを聞かずしてビョークは語れません! 
 

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2006年11月21日 (火)

『ララバイSINGER』

中島みゆきのアルバム紹介No.2『ララバイSINGER』
Luluby_singer  中島みゆき約3年ぶりの全曲書き下ろしの新作アルバム『ララバイSINGER』がついに発売されました!今回のアルバムは曲のバラエティに富んでおり、昔からのファンも最近はまったファンも満足させる仕上がりになっています。
 1曲目の『桜らららら』は2分少々の短い曲ですが、ギターの軽やかな音色が耳に心地よいフォークソング調の曲で初期の中島みゆきの曲を彷彿させるような作品です。
 1曲目からシームレスに続く2曲目の『ただ・愛のためにだけ』。この曲は岩崎宏美に提供した曲ですが、1曲目と同じく軽やかに歌い上げています。中島みゆきらしい切なさと力強さが入り混じった恋愛ソングです。
 3曲目はTOKIOに提供した『宙船(そらふね)』。この歌、TOKIOのバージョンとは全く印象が違います。とにかく中島みゆきのドスの利いた声の迫力に圧倒されます。この曲はぜひコンサートで聞いてみたいです。
 4曲目は華原朋美に提供した『あのさよならにさよならを』。3曲目とは正反対の静かな曲で、中島みゆきの優しい歌声が聞く人の心を包みこみます。
 5曲目は工藤静香に提供した『Clavis-鍵- 』。ラテン調のリズムと歌い方がとても印象的です。歌詞は『with』を彷彿させるような内容でした。
 6曲目『水』は抽象的な歌詞が印象的で、夜会の中の1曲といった感じでした。5曲目からシームレスに続くので、5曲目と何らかの繋がりのある曲なのかなと思いました。この曲で歌われる水は一体何を喩えているのでしょう。心?幸せ?絆?あなたの心にとっての水とは何か、いろいろ考えさせられる味わい深い曲です。
 7曲目『あなたでなければ』は吉田拓郎調の曲です。中島みゆきから吉田拓郎にあてた新たな恋文のような印象を受けました。
 8曲目『五月の陽ざし』は遠い過去の切ない思い出を歌った曲です。ノスタルジックな曲調と中島みゆきの暖かい歌声が印象的です。でもなぜ贈り物がドングリだったのかが非常に気になります。
 9曲目『とろ』はタイトルがとてもインパクトのある曲です。『とろ』って何だろうって最初聞いて思いました。しかし、何回か聞いている内にこれって「とろい」ってこと何だって分かりました。とろい自分への苛立ちをコミカルに歌った曲です。
 10曲目『お月さまほしい』はタイトルだけ見てもどんな曲かイメージがつきにくいですが、無力な自分に対する苛立ちと人に対する熱い思いが込められた曲です。つぶやくような声から力強い歌声に変わっていく歌い方は中島みゆきらしい歌い方です。
 11曲目『重き荷を負いて』は今回のアルバムの中でも一番聴き応えのある曲です。歌詞は『地上の星』や『心守歌』に近い感じです。がんばっている人たちへの熱いエールが胸を打つ名曲です。 
 12曲目『ララバイSINGER 』はデビュー曲『アザミ嬢のララバイ』のコール・アンド・レスポンス的な曲として作られたそうです。孤独な時は自分で自分を励ましていけという力強い歌詞が印象的でした。
 
 今回のアルバムは中島みゆきの奥深い声と歌詞と表現がよく分かるアルバムとなっています。中島みゆきファンはもちろんのこと、ビギナーの方にもお薦めできるアルバムです。ぜひ聞いてみてください!

1. 桜らららら 
2. ただ・愛のためにだけ 
3. 宙船(そらふね) 
4. あのさよならにさよならを 
5. Clavis-鍵- 
6. 水 
7. あなたでなければ 
8. 五月の陽ざし 
9. とろ 
10. お月さまほしい 
11. 重き荷を負いて 
12. ララバイSINGER 

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2006年10月27日 (金)

エニグマのCD

Enigma1  今回はヒーリング・ミュージックの先駆けとなったエニグマのCDを紹介したいと思います。エニグマは1991年にヴァージン・レコードからアルバム「サッドネス(永遠の謎).」をリリースしてデビューしました。はグレゴリオ聖歌とクラブやストリートから生まれたグランドビートを大胆に融合した音楽でヨーロッパの音楽に衝撃を与え、一躍大ヒットとなりました。その後も「2~ザ・クロス・オブ・チェンジ」(94年)・「エニグマⅢ」(96年)「ザ・スクリーン・ビハインド・ザ・ミラー 」(00年)「ボヤジュール」(03年)「ア・ポウステリオーリ 」(06年)と6枚のアルバムをコンスタントに発表しています。彼らの作品は当初はヒーリングミュージックとして人気を呼んでいましたが、近年の作品は単なるヒーリング・ミュージックの枠を超えたものとなっており、プログレッシブ・ロックやテクノの色が非常に強くなっています。
 
 デビュー当初はエニグマというプロジェクト名以外明らかにされず、数多くの憶測を生みました。しかし、アルバム発売から1ヶ月後にドイツで活動するキーボード奏者にして、音楽プロデューサーのマイケル・クレトゥが中心となったプロジェクトであることが発覚しました。マイケル・クレトゥはハンガリー生まれで、若いときはクラッシックのピアニストを目指していたそうです。しかし、挫折し、ポップミュージックの世界に転身したそうです。彼の創り出す音楽の大きな特徴として、ヨーロッパでブームとなっていたプログレッシブ・ロックやグランドビート、テクノなど様々なジャンルの要素を巧みに融合したサウンドがあります。特にエニグマでのクレトゥが創り出すサウンドはその特徴が顕著です。
  
 私がエニグマを初めて知ったのは大学の時で、当時ブームとなっていたヒーリング・ミュージックのコンピレーションCDを買った際にエニグマの曲「リターン・トゥ・イノセンス 」が入っていました。その曲を初めて聴いたときはあまりにも素晴らしい曲で聴いていて鳥肌が立ってしまいました。それからエニグマの虜になってしまい、CDを購入しては何回も聴きまくっています。
 エニグマの魅力は聴いていて心地の良いビート、官能的で哀愁漂うサウンド、民族音楽を取り入れたスピリチュアルな雰囲気にあります。エニグマのサウンドやメッセージは決して明るいものではなくどちらかというと切なくてダークな感じのものが多いのですが、聴く者の心を落ち着かせる力があります。
 エニグマのCDをずうと聴いていると、日常から非日常の世界にトリップしたような浮遊感覚に陥ります。その心地よさは一度はまると病みつきになります。
 
 ヒーリング・ミュージックが好きな人、プログレやテクノが好きな人、トランスやダンスミュージックが好きな人、ぜひ一度エニグマを聴いてみてください。

 ちなみに私のお薦めアルバムは「サッドネス(永遠の謎).」(91年)・「2~ザ・クロス・オブ・チェンジ」(94年)・「ボヤジュール」(03年)の3枚です。
Enigma1_1  「サッドネス(永遠の謎).」はエニグマを語る上で外せないアルバムですし、グレゴリアン聖歌とグランドビートの融合した独自の音楽世界は聴く者を別世界に誘います。この作品は荘厳でありながら、官能的であり、叙情的でもあり、聴いていて心が落ち着きます。

Enigma2  「2~ザ・クロス・オブ・チェンジ」は、1作目よりポップな作品が多く聴きやすいです。中でもアフリカのアミ族の声をフューチャーした「リターン・トゥ・イノセンス」がとても素晴らしい曲で、スピリチュアルな世界に浸れます。

                                          
Enigma3  「ボヤジュール」はエニグマの新境地を見せたアルバムで、ヒーリング・ミュージックの枠を大きく超えた作品となっています。どちらかというとプログレの要素が強い作品です。

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2006年10月 9日 (月)

『Asian X.T.C.』

お気に入りのCD NO.16『Asian X.T.C.』 久石譲
Asian_xtc  今回紹介するCDは久石譲が美しく官能的でポップなASIAをテーマにしたソロ・アルバム『Asian X.T.C』です。
ここ最近の久石さんはオーケストラを使ったクラシカルな作品が多かったのですが、久しぶりに久石さんの原点とも言えるミニマルな作品に仕上がっています。また楽器の編成も久石作品に欠かせないピアノとストリングスに加えて、今回はサックスやマリンバ、アジアの民族楽器を多用し、色鮮やかで心地よい音色を生み出しています。
  久石さんは今回のアルバムを作成するに当たって、自分の音楽の原点であるミニマルミュージックを意識したそうです。久石さんはメロディメーカーとして有名ですが、もともとミニマルミュージックの作曲家して活躍していました。80年代のソロアルバムは最近のクラシカルでメロディーの美しさが特徴的なアルバムと違い、シンセを多用した前衛的なミニマルミュージックのアルバムを発表していました。
 ミニマルミュージックは音の動きを最小限に抑え、パターン化された音型を反復させる音楽です。ミニマルミュージックは最初聴いていると退屈なのですが、次第に反復されるメロディに陶酔感を感じるようになります。
 今回のアルバムは陽サイドと陰サイドと2部構成になっており、前半の6曲はメロディメーカーとしての久石さんの美しいメロディーが堪能できます。そして後半の4曲はミニマルミュージックの作曲家としての久石さんの才能が堪能できます。また全体的にアジアンテイストな雰囲気でまとまっており、聴いていて心落ち着くものがあります。
 私の一番のお薦めは2曲目の 「Welcome to Dongmakgol 」です。この曲は韓国映画「トンマッコルへようこそ」のテーマ曲なのですがギターデュオのDEPAPEPEが参加しており、ギターの響きが郷愁を誘います。また3曲目の「Venuses」はカネボウ「いち髪」CM曲なのですが、子どものコーラスが印象的でした。
 仕事から帰ってくつろぎたい時にお薦めのアルバムです。
 
*今回のアルバムに関する久石さんのコメントが下のサイトに掲載されています。http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_interview_20060912.htm

・陽 side (Pop Side)
01. Asian X.T.C.
02. Welcome to Dongmakgol
( オリジナル・バージョン:韓国映画「トンマッコルへようこそ」主題曲)
03. Venuses (カネボウ「いち髪」CMソング)
04. The Post Modern Life
(オリジナル・バージョン:中国映画「叔母さんのポストモダン生活」主題曲)
05. A Chinese Tall Story  
(オリジナル・バージョン:香港映画「A Chinese Tall Story」主題曲)
06. Zai-Jian
・陰 side (Minimal Side)
07. Asian Crisis (NHK「名曲の旅・世界遺産コンサート」書き下ろし曲)
08. Hurly-Burly
09. Monkey Forest
10. Dawn of Asia
Bonus Track
11. Woman ~Next Stage~ (レリアンCMソング)

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2006年9月24日 (日)

『呼吸』

お気に入りのCD NO.15『呼吸』 Salyu
Lily_chouchousong_1  今回紹介するCDは岩井俊二監督の異色青春映画『リリイ・シュシュのすべて』で登場した架空のアーティスト・リリイ・シュシュのアルバム『呼吸』です。『リリイ・シュシュのすべて』は地方都市を舞台に思春期の少年・少女の心の闇を鋭く描き、主人公たちのリアルな心の声が伝わってくる作品として大変話題になりました。この映画で閉塞した状況で生きる主人公たちの心の拠り所としてリリイ・シュシュという女性アーティストが登場しました。映画の中ではリリイ・シュシュの姿はほとんど登場しなかったのですが、彼女の歌が随所に挿入され、主人公たちの心の痛みや傷を優しく慰めていました。

 リリイ・シュシュは映画の企画と連動して、音楽プロデューサーの小林武史と映画監督の岩井俊二、そして新人女性ヴォーカリストのSalyuの3人がユニットを組み創り上げました。映画が公開されると同時にリリイ・シュシュ名義でアルバム『呼吸』が発売され、ユニットは解散されました。その後も女性ヴォーカリストのSalyuは音楽プロデューサーの小林武史の下で活動を続け、現在シングルを8枚、アルバムを1枚発表してしています。
*Salyu公式サイト:http://www.salyu.jp/

 アルバム『呼吸』は映画で使用されたリリイ・シュシュの歌が収められたアルバムですが、映画を見たことがなくても充分聞き応えのあるアルバムです。アルバムには9曲入っているのですが、1曲も外れの曲がなく、聴いていると歌の世界にどんどん引きずり込まれていくような感覚になります。とにかくSalyuの声が素晴らしく、優しさと寂しさと暖かさと冷たさが入り混じった彼女の透き通った歌声は一度聴くと虜になってしまします。
 また歌詞も人生の虚しさや切なさ、儚さを語りながら、なぜか聴いていると、心が浄化されて生きる力が湧いてきます。

 このアルバムは聴いている途中は寂しさと切なさで胸がいっぱいになるのですが、聴き終わるとなぜか心が救われたような気がします。このアルバムはエーテルに充たされています。ぜひ皆さんもアルバムを聴いて魂をエーテルで充たしてください。
 
1. アラベスク 
2. 愛の実験 
3. エロティック 
4. 飛行船 
5. 回復する傷 
6. 飽和 
7. 飛べない翼 
8. 共鳴(空虚な石) 
9. グライド 

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2006年9月17日 (日)

『ゲド戦記歌集』

お気に入りのCD NO.14『ゲド戦記歌集』
Gedo_song  今回紹介するCDは今年の夏に公開されたスタジオジブリの最新作『ゲド戦記』の挿入曲『テルーの唄』を歌った手嶌葵のファーストアルバムであり、映画のイメージソング集でもある『ゲド戦記歌集』です。
 映画の出来は最悪でしたが、このCDはなかなかの出来です。作詞は映画の監督も務めた宮崎吾郎が全曲手がけているのですが、どの詞もシンプルでありながら力強さや切なさといったものが表現されており、胸に訴えてくるものがあります。ある意味、映画よりもゲドの世界観を表しています。曲もアコースティックな楽器の音色や哀愁漂う素朴なメロディーが印象的で、聞いていて心が落ち着きます。そして、何といっても手島葵の歌声が素晴らしく、透明感溢れる声が私たちの疲れた心を慰めてくれます。彼女の声の魅力を上手く活かしたアルバムだと思います。
 私のお薦めは8曲目の『春の夜に』です。全体的に子守歌のような感じの優しい曲なのですが、間奏で流れるリコーダーの響きがとても印象的で、何度でも聞きたくなる曲です。また映画のエンディングでも流れる『時の歌』も命の儚さや切なさを見事に表現しています。
 彼女が今後どのような曲を歌うのか非常に楽しみです。映画はあまりお薦めできませんがCDはお薦めです、ぜひ買って聞いてみてください。

1. 数え唄 
2. 竜
3. 黄昏 
4. 別の人 
5. 旅人 
6. ナナカマド 
7. 空の終点 
8. 春の夜に 
9. テルーの唄(歌集バージョン) 
10. 時の歌(歌集バージョン) 

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2006年9月 9日 (土)

久石譲とCM提供曲

Curvedmusic  久石譲と言うと、宮崎駿の映画の音楽を手がけた人として有名ですが、CMでも印象的な音楽を数々提供しています。ここ最近だとサントリー「京都 福寿園 伊右衛門」のCMで流れる和のテイスト溢れる曲やカネボウ「いち髪」の『Venus』がとても印象的です、また5年前に北野武が出演していたトヨタ・カローラのCMで流れる『Summer』という曲がピアノの美しい音色と心落ち着くメロディーで大変話題になりました。この曲はもともと北野武の『菊次郎の夏』のテーマ曲だったのですが、CMで流れるようになってからカローラの曲として有名になりました。
 CMの曲は15秒から30秒という短い時間の間で如何に視聴者を引き付けることができるかが大きなポイントだと思います。そういう意味で久石さんの手がける曲は短い時間の間で視聴者に印象の残るメロディーを常に提供しており、CM曲として大変成功していると思います。
 彼のCM曲はソロアルバムに収録されており、CMでは一部しか聞けなかった曲がフルで聞くことができ、CMで聞いた時とはまた違った印象を感じる仕上がりになっていることが多いです。ぜひCMを見て、この曲いいなと思ったらアルバムを買って聞いてみてください!
 ちなみに私のお気に入りCM提供は次の3作品です。
『Summer』 トヨタ・カローラ
・『Oriental Wind』 サントリー「京都 福寿園 伊右衛門」
・『Angel Springs』サントリー山崎

○久石譲CM提供曲一覧リスト
・『SYNTAX ERROR』カネボウ化粧品「XAUAX」CMテーマ :α-BET-CITYに収録
・『MEBIUS LOVE』SCOTEHビデオ・カセット :α-BET-CITYに収録
・『THE WINTER REQUIEM』MAZDA Familia 4WD :CURVED MUSICに収録
・『WHITE SILENCE』 資生堂UVホワイト :CURVED MUSICに収録
・『OUT OF TO