« 2010年12月5日 - 2010年12月11日 | トップページ | 2010年12月26日 - 2011年1月1日 »

2010年12月19日 - 2010年12月25日

『トロン:レガシー』映画鑑賞日記

Photo  1982年にジェフ・ブリッジス主演でディズニーが製作した『トロン』の続編となるSF映画『トロン:レガシー』。私は予告編を見たときから、そのスタイリッシュな映像と音楽に公開をとても楽しみにしていました。

 公開翌日に映画館に足を運んで鑑賞したのですが、率直な感想としては微妙でした。前半の主人公がサイバーワールドに取り込まれて突然闘う破目に陥るまでは映像の圧倒的な迫力に見ていてかなり面白かったのですが、中盤以降は会話シーンが多くなりストーリーのテンポも単調かつスローペースで正直ウトウト寝かけてしまいました。ラストの敵とのバトルも華麗な映像の割りにアクションの盛り上がりに欠けていて、見ていて不完全燃焼でした。

 本作品のストーリーはとてもシンプルです。主人公がサイバーワールドに入り込み、行方不明になった父と出会い、プログラムたちの人間世界への反乱を防ぐという展開です。悪い敵を親子で力をあわせて退治するというディズニーらしい王道の話しであり誰が見ても一定楽しめますが、特にひねりやどんでん返しもなくSF映画として見るとありきたりで退屈です。
 また、サイバーワールドと現実世界との関係性がいまいち分からず、人間がどうやってプログラム内に入っていくのか、またプログラムがどうやって現実世界に実体を持って出てこようとしているのか疑問に思ってしまいました。それは突っ込んではダメなところかもしれませんが、そこをもう少しきちんと説明しないと映画の世界観に説得力がないような気がしました。

 本作品で話題になっている3D映像も2D映画より映像全体に多少奥行き感はあるものの、正直そこまで3Dの効果を感じるシーンはありませんでした。別にこの程度なら3Dでなくても良かったのではと思いました。もともと暗い映像が3Dメガネのため、さらに暗く見えにくかったです。
 サイバーワールドの描写はスタイリッシュではありますが、目新しさはなく、ずっと同じような光景ばかりで中盤からは飽きてしまいました。
 映像としてはサイバーワールドの3D映像よりもオスカー俳優の60代のジェフ・ブリッジスがCGを駆使して30代の姿で違和感なく登場させ悪役も演じているところの方が凄いと思いました。(若い人がメイク等で老けた役を演じることは今までもありましたが、逆はなかったので・・・)

 結構批判的に書いてしまいましたが、ダフト・パンクのエレクトロニック・ミュージックは映画の世界観にとてもマッチしていました。私は見終わってサントラが思わず欲しくなりました。
 また、オリヴィア・ワイルド演じるヒロインのクオラが非常に美しく魅力的なキャラクターで、見ていて主人公よりも存在感がありました。

 本作品は期待を煽る予告編と比べると本編は残念な出来でした。ただ、見るならDVDよりは大画面で見た方が迫力はあるかと思います。 

上映時間  125分
製作国    アメリカ
製作年度 2010年
監督:    ジョセフ・コシンスキー   
製作:    ショーン・ベイリー   
    ジェフリー・シルヴァー   
    スティーヴン・リズバーガー   
脚本:    エディ・キッツィス   
    アダム・ホロウィッツ   
撮影:    クラウディオ・ミランダ   
プロダクションデザイン:    ダーレン・ギルフォード   
衣装デザイン:    マイケル・ウィルキンソン   
音楽:    ダフト・パンク   
出演:    ギャレット・ヘドランド   
    ジェフ・ブリッジス   
    オリヴィア・ワイルド   
    マイケル・シーン   
    ボー・ガレット   
    ブルース・ボックスライトナー   
    ヤヤ・ダコスタ   
    セリンダ・スワン   
    ジェームズ・フレイン   
    エリザベス・マシス   

| | コメント (0) | トラックバック (3)

« 2010年12月5日 - 2010年12月11日 | トップページ | 2010年12月26日 - 2011年1月1日 »