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2010年6月6日 - 2010年6月12日

『アウトレイジ』映画鑑賞日記

Photo  北野監督15作品目にして、久しぶりにバイオレンスを主題にした『アウトレイジ』。ここ最近の北野映画は実験的な作風で少しアート寄りになっていたので、久しぶりのヤクザ世界の抗争という北野監督得意のジャンルを扱った本作品の公開をとても楽しみにしていました。

 

公開初日の今日、北野武の大ファンの友人と映画館に見に行ったのですが、映画のタイトルどおり「極悪非道」なストーリーと目を背けたな くなるほど痛い暴力シーンの連続に最後まで飽きることなく見ることができました。

 

 本作品は北野映画初出演の豪華なキャストも大きな話題になっていますが、出演者全員とても迫力満点に悪い奴を演じていました。特に加瀬亮・三浦友和・小日向文世はいつもの役柄と180度違う計算高い悪人を見事に好演して印象に残りました。

 

 ストーリーに関しては義理人情など関係ない現代ヤクザ社会の激しい権力抗争を描いているのですが、今までの北野映画とは違い終始セリフが非常に多いです。その為か北野映画の特長であった静と動のコントラストが生み出す緊張感といったものは余り感じられませんでした。

また、いつもの北野映画なら追い詰められた主人公が男の美学を持って滅んでいくところを、本作品は敢えてそうさせない終わり方をしています。まさか武演じる主人公がラストあのような格好悪い行動を取るとは思いも寄りませんでした。

 

スプラッター映画一歩手前の過激な暴力描写は苦手な人は全く受け付けない作りだと思います。カンヌ映 画で賛否両論分かれ、評価が思った以上に低かったのもある意味分かるような気がしました。


 本作品はバイオレンスアクション映画としては非常に良く出来ていますが、過去の北野作品のように何度も見たいかと言われると1回見れば十分かなと思いました。

 

上映時間 109分

製作国 日本

製作年度 2010年

監督: 北野武

脚本: 北野武

撮影: 柳島克己

美術: 磯田典宏

衣装: 山本耀司(大友組組長衣装)

衣装デザイン: 黒澤和子

編集: 北野武、太田義則

音楽: 鈴木慶一

音響効果: 柴崎憲治

メイク: 細川昌子

出演: ビートたけし

椎名桔平

加瀬亮

三浦友和

 國村隼

杉本哲太

塚本高史

中野英雄

石橋蓮司

小日向文世

 北村総一朗

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