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夜会 VOL.16『夜物語 本家・今晩屋

Photo_2  今年の冬は中島みゆきのファンにとってはコンサートツアーの年ですが、ツアー前に昨年に東京赤坂ACTシアターで公演された夜会『夜物語 本家・今晩屋』がDVD・ブルーレイとして発売されました。私は昨年の夜会は見逃しているのですが、その前の夜会『夜物語 元祖・今晩屋』は大阪シアターBRAVA!にて鑑賞していました。『今晩屋』は森鴎外の『山椒大夫』をモチーフに、輪廻転生や魂の浄化を描いた作品でした。私は生で見た時はみゆきさんのオーラと歌に圧倒され、肝心の話しの内容はいまいち掴みきれないままになっていたので、今回のDVDの発売はとても嬉しいです。

 私は発売日に購入して自宅で鑑賞したのですが、台詞や歌詞が完全字幕対応になっており、難解な言葉が多い今回の夜会を理解するにはとても助かります。台本もつくということで楽しみにしていたのですが、台詞と歌詞が載っているだけで残念でした。 

 さて、鑑賞しての感想ですが『本家』は『元祖』のリニューアル版ということもあり、いくつかの変更点が追加され話しは『元祖』より少し分かりやすくなっていました。それでも、『山椒大夫』を事前に読んでおかないと今回の夜会のストーリーを理解して味わうことはかなり困難かと思います。

 変更点で私が一番印象的だったのは『ほうやれほ』の追加の歌詞と『赦され河、渡れ』の場面で登場人物全員が赤い目隠しをして登場するところです。追加の歌詞により母の心情がより伝わってきましたし、全員が目隠しをして登場することで罪を背負っていることに気づかず彷徨っていたことが伝わってきました。

 今回改めて『今晩屋』を見直して、輪廻転生を繰り返す衆生たちの罪の自覚による魂の救済をみゆきさんは示したかったのだろうなと思いました。

 それにしても『十文字』から『天鏡』までみゆきさんの歌唱力は神懸り的な迫力があり、何度見ても鳥肌が立ちます。

 今回の夜会は難解で一度見ただけでは全てを理解しにくいですが、見れば見るほど発見があり、味わい深まる作品です。

・十二天(Instrumental)
・暦売りの歌
・百九番目の除夜の鐘
・夜をくだされ
・海に絵を描く
・旅支度なされませ
・私の罪は水の底
・逃げよ、少年
・百九番目の除夜の鐘
・愚かな禿
・らいしょらいしょ
・ちゃらちゃら
・憂き世ばなれ
・夜いらんかいね
・百九番目の除夜の鐘
・旅支度なされませ
・らいしょらいしょ
・都の灯り
・暦売りの歌
・幽霊交差点
・旅支度なされませ
・百九番目の除夜の鐘
・安らけき寿を捨て
・夜をくだされ
・有機体は過去を喰らふ
・私の罪は水の底
・有機体は過去を喰らふ
・らいしょらいしょ
・百九番目の除夜の鐘
・十文字
・ほうやれほ
・十二天
・紅蓮は目を醒ます
・赦され河、渡れ
・夜いらんかいね
・天鏡
・暦売りの歌(Instrumental)

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