『ターミネーター』この映画を見て!
第261回『ターミネーター』
今回紹介する作品はジェームス・キャメロン監督が生み出した人気シリーズの第1作目『ターミネーター』です。当時まだ駆け出しだったジェームズ・キャメロン監督とアーノルド・シュワルツェネッガーは本作品の成功を機にハリウッドの第一線に踊り出ました。
本作品は制作費14億円とハリウッド映画としては低予算で製作されているので、映像に関してはチープですが、ストーリーの面白さと緊張感のある演出は今見ても大変見応えあります。
ストーリー:「反乱を起こした人工知能スカイ・ネットと、それに抵抗する人間が互いに戦い合う近未来。人類側の抵抗軍指導者ジョン・コナーの活躍で人類が優勢に立つことができるようになった。
スカイ・ネットはジョン・コナーに脅威を感じて未来から殺人アンドロイド「ターミネーター」を1984年のロサンゼルスに送りこんだ。目的は人類側の指導者を歴史から抹殺するため、ジョン・コナーの母親となるサラ・コナーを殺害することであった。
スカイネットの目的に気づいたジョン・コナーは母親を守るためにカイル・リースという戦士を未来から送り込む。
1984年のロサンゼルスでサラ・コナーをめぐってターミネーターとカイルの間で激しい攻防が始まる。」
私が本作品を始めてみたのは小学生のときでしたが、サラ・コナーを抹殺する目的のみを達成するためにどこまでもしつこく追いかけてくるターミネーターに衝撃を受けたものでした。特にラストの骨格だけになっても襲ってくるシーンはあまりのしつこさに背筋が凍りました。
2作目、3作目のシュワルツェネッガー演じるターミネーターは人類側の味方となる頼もしいキャラクターですが、1作目の無慈悲で冷酷な殺人マシーンとしてのキャラクターが一番インパクトがあると思います。
また、本作品の面白いところはサラ・コナーを守るために未来から送られてきた兵士であるカイルも人間であるところ。ターミネーターと力の差がありすぎる分、どうやって追われる主人公が危機を切り抜けていくのか2作目以降よりも手に汗握るものがありました。
映像に関しては低予算である分、作り物であることがバレバレのシーンも多いですが、演出でカバーして最後まで見せきるところが凄いと思います。個人的には2作目は1作目の映像の出来に不満足だった監督のセルフリメイクだと思っています。
本作品は4作目まで製作されていますが、何と言っても1作目が最高です。ぜひ未見の方はご覧ください!
上映時間 108分
製作国 アメリカ
製作年度 1985年
監督: ジェームズ・キャメロン
脚本: ジェームズ・キャメロン
ゲイル・アン・ハード
撮影: アダム・グリーンバーグ
特撮: スタン・ウィンストン
美術: ジョージ・コステロ
衣装デザイン: ヒラリー・ライト
編集: マーク・ゴールドブラット
音楽: ブラッド・フィーデル
舞台装置: マリア・ロブマン・カソ
出演: アーノルド・シュワルツェネッガー
マイケル・ビーン
リンダ・ハミルトン
ポール・ウィンフィールド
ランス・ヘンリクセン
アール・ボーエン
ベス・モッタ
リック・ロソヴィッチ
ディック・ミラー
ビル・パクストン
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