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2008年8月3日 - 2008年8月9日

『プロフェッショナル仕事の流儀 宮崎駿のすべて』

Ponyo  8月5日にNHKのドキュメンタリー番組『プロフェッショナル仕事の流儀』で放送された『宮崎駿のすべて』。

 同番組では昨年の3月にも宮崎監督に密着取材して『崖の上のポニョ』のイメージボードの作成過程を追ったドキュメンタリーを放映しています。普段見ることのできない宮崎監督のイメージボードの制作過程が丹念に描かれており、宮崎ファンとしては大変見ごたえのある番組でした。

 今回の番組は前回からの続きということで、絵コンテの作成過程や原画の修正作業を追ったドキュメンタリーとなっており、『崖の上のポニョ』のキャラクターや各シーンに宮崎監督がこめた思いが大変良く分る番組となっていました。

 特に私が今回のドキュメンタリーを見て、映画の気になった点に関して「そういう意味だったのか!」と納得したのが以下の2点でした。
 
 一つ目が映画の後半に宗介とポニョが不機嫌な赤ん坊に出会うシーン。映画の中でも大変印象的なシーンなのですが、宮崎監督はやんちゃでわがままなポニョが人間になった後も優しく思いやりのある女の子として生きていけることを伝えるためにあのシーンを挿入したそうです。宮崎監督の自らが生み出したキャラクターに対する愛情というものが良くわかりました。

 2つ目が映画のクライマックスに活躍するトキという老婆の存在。今回の番組では宮崎監督の母に対する思いというものが後半に語られ、トキという老婆が宮崎監督の亡き母をイメージして描いたキャラクターであることが明かされます。映画のクライマックスにはトキが宗介を抱きしめるシーンにこめた宮崎監督の亡き母への思いには胸が熱くなりました。

 また番組の中で宮崎監督が久石譲さんが映画のイメージアルバムの収録曲として製作した『ひまわりの家の輪舞曲』を聴いて、亡き母を思い出して涙するシーンも大変印象的でした。(ちなみに『ひまわりの家の輪舞曲』は『イメージアルバム 崖の上のポニョ』に収録されています。とても良い歌なので是非聴いてみてください。)

 今回の番組を見て改めて思ったのが、宮崎監督の自分の作品に対する飽くなきこだわりと愛情の深さ。監督自身が作品の中にのめりこんでいき、どうストーリーを展開させていくか格闘して、自分を追いこんでいく姿には周囲を圧倒する気迫を感じました。




 

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