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夜会 VOL.14 『24時着 00時発』

14  今年の冬は中島みゆきファンにとっては夜会の季節ですね。現在、東京では15回目の夜会となる 『~夜物語~ 元祖・今晩屋』が公演中で、多くのファンが鑑賞に行っていると思います。私は来年2月の大阪公演のチケットを手に入れたので、鑑賞までもうしばらく我慢しないといけない状態です。
 
 さて、今回の夜会の公演にあわせて、前回の夜会 『24時着 00時発』の大阪公演のDVDが11月に発売されました。
 前回の夜会は私も東京公演に行き、鑑賞しました。その時はみゆきさんのオーラと歌声に圧倒されて、細かいところまで覚えていませんでした。私はDVDを早速購入して再鑑賞しました。
 
 前回の夜会は13回目の夜会で公演された『24時着 0時発』の再演ということで、ストーリーの大筋は13回目と大きく変わりません。しかし、歌詞の追加や話の展開が微妙に変わっており、話しが分かりやすくなっています。
 KENJI役が13回目の詩人の三代目魚武濱田成夫さんから役者のコビヤマ洋一さんに交代したことにより、コミカルな描写も増えています。(ただ、個人的にはコビヤマ洋一さんは役者が本業だけあって演技は上手いですが、三代目魚武濱田成夫さんの方が迫力はあったかなと思います。)
 
 また前回、前々回の夜会のモチーフとなった宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』が13回目より、さらに前面に押し出された作りとなっています。賢治と思わしき姿で出演者たちが随所に登場しますし、ラストはジョバンニが銀河鉄道に乗って旅をするシーンで終わります。

 今の人生とは違う別の人生への憧れ、喪失した故郷に対する回帰の希望、そして果てしなく続く命の輪廻転生。夜会はみゆきさんの様々な思いが重層的に込められており、何回見ても新たな発見と感動があります。

 私は今回DVDで改めて前回の夜会を見直し、生きていくということは常に何かを失うことでしか何かを得ることはできず、故郷を見失うと進むべき道すら見失う恐れがあるということを感じました。
 
 夜会は見る人の数だけ様々な感じ方があります。ぜひ、多くの人に中島みゆきが生み出す夜会という不思議で感動に満ちた世界にぜひ足を踏み入れてほしいです。

1. サヨナラ・コンニチハ
2. 線路の外の風景
3. 分水嶺
4. フォーチュン・クッキー
5. パーティー・ライツ
6. 闇夜のテーブル
7. 情婦の証言
8. ティムを探して
9. 廃線のお知らせ
10. 遺失物預り所
11. 水を点して 火を汲んで
12. ミラージュ・ホテル
13. ミラージュ・ホテル
14. メビウスの帯はねじれる
15. DOORS TO DOORS
16. リゾート・ラッシュ
17. 水の線路
18. 我が祖国は風の彼方
19. 帰れない者たちへ
20. 月夜同舟
21. 命のリレー
22. サーモン・ダンス
23. 二雙の舟
24. 無限・軌道
25. ミラージュ・ホテル (Inst.)
26. サーモン・ダンス
27. 命のリレー

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コメント

「糸」は名曲であり、みゆきさんの数ある歌の中で結婚式にぴったりの歌ですよね。
 みゆきさんの歌は言葉の使い方が巧みであり、言葉の伝え方が印象的です。みゆきさんの歌には言霊が宿っていてますよね。

投稿: とろとろ | 2008年12月18日 (木) 23時38分

先日、友人の結婚式に出席しました。披露宴の最後、新郎新婦、両親の退場の際に「糸」が流れました。中島みゆき=結婚式にはあわないという固定概念(中島みゆきの曲はめちゃ好きなんですよ)があったんですけど、良い意味でくつがえされましたね(笑)。あらためて中島みゆきの曲(詩)のすばらしさを実感しました。

投稿: ひげおやじ | 2008年12月17日 (水) 22時31分

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» ハウスダンス [ハウスダンス]
ハウスダンスはいろんな踊りがミックスされたダンススタイルです。ハウスミュージックにあわせて踊り、多種多様な文化を持った人たちによるダンスがミックスされています。 [続きを読む]

受信: 2008年12月 7日 (日) 22時18分

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