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2008年11月

『ボディ・ダブル』この映画を見て!

第230回『ボディ・ダブル』
Photo_2  今回紹介する作品はブライアン・デ・パルマ監督のヒッチコックへの愛着が全編に散りばめられた傑作サスペンス『ボディ・ダブル』です。

ストーリー:「恋人の浮気で住むところを失った閉所恐怖症の俳優ジェイク。彼は友人サムに誘われて、ハリウッドの高台にある豪邸の留守を預かることになる。その豪邸の部屋には備え付けの望遠鏡があり、覗くとセクシー美女の淫靡な姿があった。彼は美女の淫靡な姿に見とれるが、その美女を付け狙う男がいることに気付く。彼は美女を付け狙う男を尾行を開始するが、美女はある晩に殺されてしまう。」

 ヒッチコック監督のファンならストーリーを読めばすぐ分かると思いますが、本作品はヒッチコック監督の代表作である『裏窓』と『めまい』にオマージュを捧げた作品です。覗きから殺人事件に巻き込まれるという設定は『裏窓』ですし、主人公が閉所恐怖症という設定は『めまい』の主人公が高所恐怖症であるところからの引用です。

 デ・パルマ監督は上記二作品の設定を借りて、自分の趣味嗜好が全開の映画を楽しそうに撮っています。凝ったカメラワークに、残酷な殺人描写、そして唐突かつ無駄に長いエロシーン。デ・パルマ監督ファンにはたまらないシーンの連続です。
 特に抱き合うシーンでカメラが主人公の周りをグルグル回転するところや、主人公が女性をストーキングするシーンの緊張感溢れる演出はデ・パルマ監督ならではです。
  
 ただ本作品は、サスペンス映画としての完成度は残念ながら低いです。ストーリーの展開は強引かつ無理がありますし、犯人もなぜこんな凝ったトリックを利用したのかよく分かりません。
 また、主人公の行動自体もはっきり言って理解しがたいところが多々あり、感情移入しにくいです。

 本作品はサスペンス映画を楽しむというよりは、デ・パルマ監督の演出が生み出すB級テイストの猥雑かつ怪しい雰囲気を楽しむ作品です。
  デ・パルマ 監督の映画が好きなら一度は見て損はないと思いますよ。

上映時間 114分
製作国 アメリカ
製作年度 1984年
監督: ブライアン・デ・パルマ 
製作: ブライアン・デ・パルマ 
脚本: ロバート・J・アヴレッチ、ブライアン・デ・パルマ 
撮影: スティーヴン・H・ブラム 
編集: ジェラルド・B・グリーンバーグ 
音楽: ピノ・ドナッジオ 
出演: クレイグ・ワッソン、メラニー・グリフィス、グレッグ・ヘンリー 
デボラ・シェルトン、デニス・フランツ、バーバラ・クランプトン

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『フューリー』映画鑑賞日記

Photo  ブライアン・デ・パルマ監督が『キャリー』に続き、超能力をテーマにしたサスペンスホラー『フューリー』。 『キャリー』が傑作だったので、本作品にも高い期待をして鑑賞したのですが、結果は物足りない出来でした。 

ストーリー:「誘拐された息子を追って奔走する元情報部員。それは、息子の持つ超能力に目をつけた組織の仕業だった。研究所に通うようになった超能力少女の助けを得て、息子の消息に迫るのだが……。」

 超能力を持ったが故の悲劇を扱った映画は『デッドゾーン』や『炎の少女チャーリー』など数多くありますが、本作品もその路線の一つです。 

 随所にデ・パルマ監督らしい流麗なカメラワークと毒々しい演出があり、そこは見入ってしまいました。特に中盤の3分以上続くスローモーションのシーンとラストのショッキングな演出は強烈なインパクトがありました。

 出演している役者も、カーク・ダグラスやジョン・カサヴェテスと大変豪華ですし、『ブレード・ランナー』で有名なダリル・ハンナがちょい役で登場しまいす。スタッフも特殊メイクに『狼男アメリカン』のリック・ベイカー、音楽に『ジョーズ』のジョン・ウィリアムズとハリウッドでも一流の人が手がけています。

 しかし、ストーリー展開が大味でテンポが何とも悪いのです。大作を意識した作りをしているのだと思うのですが、無駄なシーンが多いです。特にカーク・ダグラス演じる主人公が追ってから逃げるシーンは変に笑いを入れようとして、緊張感が削がれていました。
 また、登場人物たちの描き方も散漫で、感情移入できません。その為、ラストの悲劇的な展開も胸にグッと来るものがありませんでした。

 本作品はストーリーがもう少し上手くまとまっていたら、完成度が上がっていたと思います。
 デ・パルマ監督は大作な映画よりも、猥雑なB級路線の映画の方が完成度が高く面白いです。 

上映時間 119分
製作国 アメリカ
製作年度 1978年
監督: ブライアン・デ・パルマ 
製作: フランク・ヤブランス 
原作: ジョン・ファリス 
脚本: ジョン・ファリス 
撮影: リチャード・H・クライン 
特殊メイク: リック・ベイカー 
メイクアップ: ウィリアム・タトル 
音楽: ジョン・ウィリアムズ 
出演: カーク・ダグラス、ジョン・カサヴェテス、エイミー・アーヴィング、
チャールズ・ダーニング、 キャリー・スノッドグレス、アンドリュー・スティーヴンス 

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『オリエント急行殺人事件』この映画を見て!

第229回『オリエント急行殺人事件』
Photo  今回紹介する作品は推理小説の女王であるアガサ・クリスティの同名原作を見事に映画化した『オリエント急行殺人事件』です。

 ストーリー:「1935年冬。イスタンブールからカレーに向かう大陸横断国際列車オリエント急行に名探偵エルキュール・ポワロは乗っていた。様々な乗客が乗り合わせる中で、出発から2日目の夜、ポワロの隣の客室にいたアメリカ人富豪ラチェットが身体中を刃物で刺されて殺された。大雪で線路が埋まり列車が立往生している中、ポワロは鉄道会社からの依頼で事件の究明に乗り出すのだが…。」

 本作品の最大の見所は何といっても豪華な出演者たちの演技合戦。ジャクリーン・ビセット、ローレン・バコール、ショーン・コネリー 、そして本作品でアカデミー助演女優賞に選ばれたイングリッド・バーグマン。これだけの役者が一堂に会する作品はなかなかありません。
 なお、ポワロを演じたのはアルバート・フィニー。皮肉屋で一癖も二癖もあるポワロを大げさとも言える演技で見事に演じきっています。(ただ人によっては過剰演技が鼻に付くかもしれませんね。)

 ストーリーに関しては未見の方もいらっしゃると思うので何も言いませんが、予想外の結末とラストの粋な締めくくり方が大変印象的です。

 映像やセット、音楽もキャストに負けず劣らず重厚かつ華麗で、見ていて飽きることがありません。
 ちなみに撮影当時に、30年代に走っていたオリエント急行の車両はすでに廃車となっていたのですが、美術スタッフは当時の車両を忠実に復元したそうです。

 監督は『12人の怒れる男』や『狼たちの午後』など社会派の作品で有名なシドニー・ルメットが担当。硬派な作品が持ち味の監督ですが、ほとんど列車内が舞台という密室劇を 華やかな雰囲気のエンターテイメント作品として見事に仕上げています。

 本作品はミステリー映画としては最高傑作の部類に入ると思います。豪華で、優雅で、知的なミステリーを楽しみたい方は本作品の鑑賞をお薦めします!


上映時間 128分
製作国 イギリス
製作年度 1975年
監督: シドニー・ルメット 
製作: ジョン・ブラボーン 
リチャード・グッドウィン 
原作: アガサ・クリスティ 
脚本: ポール・デーン 
撮影: ジェフリー・アンスワース 
音楽: リチャード・ロドニー・ベネット 
出演: アルバート・フィニー 
ジャクリーン・ビセット 
アンソニー・パーキンス 
マイケル・ヨーク 
ローレン・バコール 
イングリッド・バーグマン 
ショーン・コネリー 
リチャード・ウィドマーク 
ヴァネッサ・レッドグレーヴ 
ウェンディ・ヒラー 
ジョン・ギールグッド 
ジャン=ピエール・カッセル 
レイチェル・ロバーツ 
コリン・ブレイクリー

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『恋文』中島みゆきアルバム紹介

Photo 中島みゆきのアルバム紹介No.5『恋文』 
 今回紹介するアルバムは中島みゆきが2003年に発表した通算31作目のオリジナル・アルバム『恋文』です。
本作品はアルバムのタイトルの通り、大人の恋をテーマにした歌が数多く収録されています。
 
 1曲目の「銀の龍の背に乗って」はフジテレビの連続ドラマ『Dr.コトー診療所』の主題歌として採用されたのでご存知の方も多いかと思います。みゆきさんらしい独特の言い回しと力強いサウンドが聞く者に勇気を与えてくれます。

 2曲目の「恋とはかぎらない」とは気になる離れた相手のことを思う曲です。普段会わない、会えない関係。しかし、それでも何となく気になり、何となく相手のことを感じてしまう。そんな女性の相手への思いが聞いていて伝わってきます。

 3曲目の「川風」は別れた恋人に謝罪したい女性の気持ちを歌った曲です。恋に夢中になっている時は恋している自分のことばかり気にしていた自分。別れてやっと分かった相手の気持ち。失うことでしか気づけない人間の哀しみが聞いていて伝わってきます。

 5曲目の「寄り添う風」は側にいたくても側にいられない女性の気持ちを歌った曲です。「寄り添う風」でもいいから相手の側にいたい女性の思いが聞いていて胸に迫ってきます。
 
 4曲目の「ミラージュ・ホテル」は、6曲目の「情婦の証言」、8曲目の「月夜同舟」は夜会VOL.13『24時、0時発』、VOL.14『24時、00時発』の為に作られた歌です。「ミラージュ・ホテル」は夜会では主人公がさ迷い込んだ謎のホテルを描写した歌です。「情婦の証言」はどんなに愛があっても、社会的に認められない関係だと信じてもらえない女性の寂しさや哀しみを唄っています。「月夜同舟」はとても抽象的で幻想的な歌詞です。聞く人によってイメージされる情景は違うと思いますが、私としては此岸から彼岸に渡る船をいつもイメージしてしまいます。

 7曲目の「ナイトキャップ・スペシャル」は個人的には本アルバムで一番好きな曲です。人生傷ついて夜眠れないときに一番効くのは黙って受け止めてくれる女友達であるということを軽快に歌い上げます。「男は答えや解決策ばかりを言うが、そんなことは求めていない」というフレーズが男の私としてはドキッとさせられます。

 9曲目の「恋文」はみゆきさんらしい失恋の曲です。好きだった男の恋文に書かれていた「ありがとう」。それが実は恋の終わりの意味だったというフレーズがとても切ないです。

 10曲目の「思い出だけではつらすぎる」は柴崎コウに提供した曲です。アルバムのラストに収められるだけあって、とても印象に残る曲です。忘れられない相手にもう一度会いたい女性の思いが力強く歌い上げられます。特に後半のみゆきさんの叫ぶような歌い方は聞いている者の心を震わせます。

 本作品は歌詞も曲も全体的にマイルドで、みゆきさんの歌い方もさらっと自然体です。最近のみゆきさんのアルバムの中ではおそらく一番聞きやすいので、初心者の方にもお薦めの1枚です。

1. 銀の龍の背に乗って 
2. 恋とはかぎらない 
3. 川風 
4. ミラージュ・ホテル 
5. 寄り添う風 
6. 情婦の証言 
7. ナイトキャップ・スペシャル 
8. 月夜同舟 (げつやどうしゅう) 
9. 恋文 
10. 思い出だけではつらすぎる 

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『赤ひげ』この映画を見て!

第228回『赤ひげ』
Photo  今回紹介する作品は山本周五郎の小説『赤ひげ診療譚』を黒澤明監督が映画化した『赤ひげ』です。
 本作品はオープンセットを建て2年という長い歳月をかけて制作され、上映時間も3時間以上ある大作です。
 陰影に富んだ映像の重厚な美しさ、役者たちの熱演、そしてヒューマニズム溢れる物語。3時間という長い上映時間もあっという間に過ぎてしまう完成度の高い作品です。
 また、本作品は黒澤監督にとって最後のモノクロ映画であり、三船敏郎にとっても黒澤映画最後の出演作となります。これ以降、黒澤監督の映画は大きな変化を良くも悪くも迎えます。 

ストーリー:「江戸時代の小石川養生所を訪れた若き医師・保本登は通称赤ひげと呼ばれる所長・新出去定から医師見習いとして住み込むことを命じられる。医師としてエリートコースを歩む予定をしていた保本は養生所へ入れられてしまった不満で鬱屈する。
 しかし、保本は赤ひげの診断と医療技術の確かさを知り、また彼を頼る貧乏な人々の姿に次第に心を動かされていくのだった……。」

 私は昔から山本周五郎のファンで、特に本作品の原作である『赤ひげ診療譚』は私のお気に入りでした。それだけに初めて本作品を見た時は黒澤監督がどう映画化したのか興味深く見させてもらいました。
 大体原作のあるものを映画化すると、イマイチなものが多いのですが、さすが黒澤監督だけあって全く文句のつけようがない完璧な仕上がりでした。
 三船敏郎演じる赤ひげや養生所のセットは原作のイメージどおりですし、ストーリーも原作を上手にまとめています。

 本作品は前半と後半と2部に分かれています。前半は貧しき患者たちの生と死の重厚なドラマが繰り広げられ、後半は保本が患者の看病を通じて、一人前の医者として成長していく姿が爽やかに描かれます。
 語られるエピソード全てが感動的で印象に残ります。どんな人生であってもかけがえがなく美しく、どんな境遇にあっても人は人によって変わることができる。本作品は救われない哀しいエピソードもあれば、希望にみちたエピソードもあります。様々なエピソードを通して描かれるのは人間の生と死の尊厳です。

 また、師弟の物語としても本作品は秀逸です。寡黙で強引だが、弱者への優しさと正義感に満ちた赤ひげ。そんな彼の姿を通して、変わってゆく保本。三船敏郎演じる赤ひげは決して派手に動き回ったりしませんが、その安定した存在感は師として仰ぎたくなるものがあります。
  なお、映画の中盤に一箇所だけ赤ひげがチンピラ相手に大立ち回りをするシーンがあります。時間にして1分ちょっとですが、その機敏で鮮やか立ち回りはさすが三船敏郎、何回見ても惚れ惚れするほど格好良いです。

 三船敏郎以外の役者では前半の香川京子演じる狂った女と後半の二木てるみ演じる心を閉ざした少女の演技が印象的でした。

 映像も黒澤監督らしく大変凝っており、土砂降りの雨が降る長屋や井戸の中から人の姿を捉えた映像など印象的な場面が数多くありました。

 あと、私は黒澤作品の中でも本作品の音楽が一番好きで、随所に流れるテーマ曲のメロディの美しさにいつも心打たれます。

 生きることに迷ったり、悩んだりしたときは本作品を是非ご覧ください。生きる力が湧いてきます。 

上映時間 185分
製作国 日本
製作年度 1965年
監督: 黒澤明 
原作: 山本周五郎『赤ひげ診療譚』
脚本: 井手雅人,小国英雄, 菊島隆三, 黒澤明 
撮影: 中井朝一, 斎藤孝雄 
美術: 村木与四郎 
音楽: 佐藤勝 
記録: 野上照代 
擬闘: 久世竜 
照明: 森弘充 
出演: 三船敏郎,加山雄三,山崎努, 団令子,桑野みゆき 
香川京子, 江原達怡,二木てるみ ,根岸明美, 頭師佳孝 
土屋嘉男, 東野英治郎, 志村喬,笠智衆,杉村春子
田中絹代, 柳永二郎, 三井弘次, 西村晃
千葉信男, 藤原釜足, 三津田健 

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『8 1/2』この映画を見て!

第227回『8 1/2』
8_2  今回紹介する作品はイタリア映画界の巨匠フェデリコ・フェリーニ の代表作『8 1/2』です。
 本作品は新作の撮影に悩む映画監督を描いた自伝的要素の強く反映されており、現在と過去と空想とが入り乱れる幻想的な作風となっています。
 その為、話しの展開ばかりに気を取られると抽象的で難解に思うかもしれません。
 しかし、フェリーニ監督しか紡ぎだせない美しい映像と音楽を味わい、監督のイメージ豊かな心象風景に共感することができれば、本作品は何回見ても楽しむことができます。
 
 ちなみに、『8 1/2』というタイトルは、諸説いろいろありますが、フェリーニの長編8と1/2作目にあたるからという説明が一般的です。(1/2とは共同監督作品のことです。)

ストーリー:「映画監督のグイドは自分の体が渋滞する車から抜け出し宙を舞い、最後には空中を落下する夢を見る。新作の映画製作に悩み追われる現実生活の精神的・肉体的な疲れを癒す為、彼は療養と称して温泉に出掛ける。しかし、そこでも仕事や生活から逃れることが出来ず、追い詰められていく。」

 本作品は見れば見るほど惹き込まれる魅力があります。ワンシーン、ワンシーンが映画という表現を使った芸術そのものです。そのような芸術で描かれる表現者としての監督の苦悩や孤独。フェリーニ監督の表現者としての心情が見る者にもダイレクトに伝わってきます。

 また本作品で印象的なのが次々と登場する女性たちの存在感です。特に砂浜で踊る太った女性の存在感は強烈で、一度見たら忘れられません。フェリーニ監督の作品では太った女性がしばしば登場しますが、太った女性は監督にとって母性の象徴であり、また性的な対象としての憧れなのかもしれません。
 主人公が関係する女性たちの間で振り回されて葛藤する姿はフェリーニ監督の女性への憧れと畏怖を感じさせられます。

 私が一番好きなシーンはラストで、何回見ても深い感銘を覚えます。追い詰められた主人公が悟ったかのように「人生は祭りだ。ともに生きよう。」と言い、登場した全ての人物が集合して手を取り合って楽しそうに踊るシーン。私はそのシーンを見る度に、一度きりの自分の人生全てを受け入れて味わうことが大切なんだと気づかされます。
 そして、祭りの後に音楽隊だけが残り、次第に消えていくラストショット。祭りの後の儚さや寂しさといったものが見事に表現されています。

 本作品は長らくビデオでしか発売されていませんが、最近DVDとして発売されました。映画が好きな人はぜひ一度ご覧になって、フェリーニが生み出す美しく儚い幻想の世界に浸ってください。 

上映時間 140分
製作国 イタリア
製作年度 1965年
監督: フェデリコ・フェリーニ 
製作: アンジェロ・リッツォーリ 
脚本: フェデリコ・フェリーニ,トゥリオ・ピネッリ,エンニオ・フライアーノ, ブルネッロ・ロンディ  撮影: ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ 
音楽: ニーノ・ロータ 
出演: マルチェロ・マストロヤンニ, アヌーク・エーメ, クラウディア・カルディナーレ 
サンドラ・ミーロ, バーバラ・スティール 

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