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『いまのきもち』 

中島みゆきのアルバム紹介No.4『いまのきもち』 
Photo  歌手である中島みゆきが作家である中島みゆきの作品を唄うというコンセプトで1976年代~1986年までに発表した名曲をセルフカバーした中島みゆき通算32枚目のアルバム『いまのきもち』。
 全曲、瀬尾さんによるリアレンジが行われており、オリジナルとはまた違う雰囲気に仕上がっています。
 レコーディングはLAで行われ、ヴィニー・カリウタ、マイケル・トンプソン、ジョン・ギルティン、ニール・スチューベンハウス等の一流のミュージシャンが参加して、中島みゆきの曲と歌声の魅力を引き立てています。

 本作品はオリジナルを知っている人も知らない人も中島みゆきのファンならいまの中島みゆきの良さを楽しむことが出来る仕上がりとなっています。
 どの曲も特に大胆なアレンジはありませんが、オリジナルよりも洗練され円熟した大人の歌になっています。
 歌い方もオリジナルにあった荒削りで感情がむき出しの歌い方とは違い、繊細で優しく語りかけるような歌い方となっており、良い意味で聞きやすいです。
 
私は発売当時なぜみゆきさんは昔の曲を今さらリメイクするのだろうと疑問に思いました。しかし、本作品を購入して聞いてみて、単なるリメイクなどではなく、タイトルの通り「いまのきもち」を歌っている新アルバムであることを認識しました。 
みゆきさんも本作品のブックレットに以下のようなコメントを載せています。

この歌を書いた日には、書いた日の気持ちがあり。
この歌を録音した日には、録音した日の気持ちがあり。
この歌を人前で歌った日には、歌った日の気持ちがあり。
どの日にも、誰も戻ることは不可能であり。

この歌は、私の子供。
私の想いを離れて、いろんな意味に遠くで育っていたりする。
でも、私の子供。どの子も好きに変わりはない。
古い写真を眺めては、あの頃のおまえは可愛かったのにと
嘆くことを、私は好かない。

今日の私の子供が、今日の私の目の前で呼ぶ。
それで私は忙しい。
今日は、この子と「翻楽」の旅をしてみようか。
今の気持ちを臍の緒にして、明日が細胞分裂を始めている。


 コメントを読むと、本作品は過去を懐かしむために製作されたのではなく、今を見つめるために製作されたものであることが良くわかります。
 本アルバムのラストを締めくくる「土用波」を聞くと、本作品にこめた中島みゆきの思いがよく伝わってきます。

 私が本作品の中で特にお気に入りな歌は何といっても『歌姫』。この歌の優しさと美しさは数あるみゆきさんの歌の中でも格別です。何回聞いていても、自然と心が落ち着き、寂しい心が慰められます。

 本作品は中島みゆきの歌姫としての魅力が非常に良くわかります。ぜひ多くの方に聞いてほしい名盤です!

1. あぶな坂 
2. わかれうた 
3. 怜子 
4. 信じ難いもの 
5. この空を飛べたら 
6. あわせ鏡 
7. 歌姫 
8. 傾斜 
9. 横恋慕 
10. この世に二人だけ 
11. はじめまして 
12. どこにいても 
13. 土用波 

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