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『パルプ・フィクション』この映画を見て!

第212回『パルプ・フィクション』
Photo  今回紹介する作品はタランティーノ監督の名を一躍有名にしたバイオレンス・アクションの傑作『パルプ・フィクション』です。

 本作品のストーリーはLAのギャングのボス・マーセルスを軸とした3つの犯罪ドラマが描かれます。
・1つ目はボスの盗まれたトランクを取り戻そうと敵のアジトへと向かう二人組のギャング・ビンセントとジュールのエピソード。
・2つ目はボスの妻と一晩のデートをするハメになるビンセントのエピソード。
・3つ目はボクシングの八百長試合で金を受け取るボクサーのブッチのエピソード 

 これら3つのドラマを時間軸を前後して描いており、最後まで見ると各ドラマのつながりが分かるというユニークな構成となっています。

 私は映画好きの友人が本作品を「凄い作品だ!」と絶賛していたので、一体どんな映画なのかと思って、ビデオを借りて見ました。
 正直言って始めて見たときは面白いことは面白いけど絶賛するほどの作品とまでは思えませんでした。
 そこで、もう一度見直したのですが、2回目に見た時の方が各シーンのつながりや主人公たちが話していた会話の意味が分かり、非常に楽しんで見ることができました。
 さらに再び見直したときには、登場人物たちがテンポ良く繰り広げる本筋と関係のない雑談の面白さと非日常的な展開の中で右往左往する主人公たちの間抜けさとカッコ良さに本作品の虜になってしまいました。
 
 本作品はかなり見る人を選ぶ作品です。映画に感動や意味を求める人が見ると下らない話しばかりなので退屈でしょうし、良識的な人が見ると過激な暴力描写や不健全な登場人物のオンパレードに眉をひそめることでしょう。
 映画の題名である『パルプ・フィクション』(三文小説)が示すとおり、重厚なテーマを描く作品ではありません。お洒落な雰囲気の映像や音楽、豪華で個性的な役者たちの絶妙かつ軽妙な演技、そして伏線と無駄な会話がふんだんに織り込まれたストーリーの面白さ。本作品はタランティーノ監督のセンスの良さを味わう作品です。

 お気に入りのシーンはいくつもありますが、何といっても一番印象的なのはジョン・トラボルタ演じるビンセントとマーセルスの妻ミアがレストランのツイスト大会で踊るシーン。一時期低迷していたジョン・トラボルタが見事復活を果たした名シーンです。
 他にも、ブルース・ウィリス演じるブッチが日本刀を持って暴れるシーンやサミュエル・L・ジャクソン演じるジュールが聖書の一説を語るシーンのカッコよさも印象に残ります。
 また登場シーンは短いですが、クリストファー・ウォーケンとハーヴェイ・カイテルの存在感ある演技も忘れられません。

 あと、私は本作品を見る度に気になることが3つあります。5ドルシェイクの味、ボスのトランクに入っていた輝く物の正体、そしてジュールが奇跡の後に犯罪から足を洗ったのかどうか。見た後、毎回この3つのことを考えてしまいます。

 お洒落で面白いバイオレンス映画を見たいなら、本作品はお勧めです。

上映時間 154分
製作国 アメリカ
製作年度 1994年
監督: クエンティン・タランティーノ 
原案: クエンティン・タランティーノ、ロジャー・エイヴァリー 
脚本: クエンティン・タランティーノ 
撮影: アンジェイ・セクラ 
編集: サリー・メンケ 
出演: ジョン・トラヴォルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、
ハーヴェイ・カイテル 、ティム・ロス、アマンダ・プラマー、マリア・デ・メディロス
ヴィング・レイムス、 エリック・ストルツ。、 ロザンナ・アークエット、クリストファー・ウォーケン 、クエンティン・タランティーノ、スティーヴ・ブシェミ、ブルース・ウィリス

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斬新(ざんしん)な手法、すさまじいほどの暴力描写などで賛否両論を巻き起こした「レザボア・ドッグス」(1992年)を撮った新進気鋭の米映画監督、クエンティン・タランティーノの第二回監督作品。94年のカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した。「パルプ」とは、1930年代に米国で流行した低級犯罪小説の意味。三文雑誌に出てくるような三つの話が交錯し、ラストで物語は見事に冒頭のシーンへと組みこまれていく。第一話はマフィアの親分から、その妻のお供を命じられたギャング(ジョン・トラボルタ)が、レストラン・ク...... [続きを読む]

受信: 2008年8月15日 (金) 01時17分

» 『パルプ・フィクション』を観たぞ〜! [おきらく楽天 映画生活]
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