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2007年12月2日 - 2007年12月8日

『崖の上のポニョ』主題歌発売!

お気に入りのCD NO.21『崖の上のポニョ』 大橋のぞみ・藤岡藤巻
Photo_2  来年の夏に公開される宮崎駿監督の最新作『崖の上のポニョ』の主題歌が今日発売されました。スタジオジブリの作品では毎回主題歌が話題になりますが、今回も一度聞いたら忘れられない印象を残す主題歌となっています。
 主題歌の題名は映画と同じく「崖の上のポニョ」で、作画監督を担当している近藤勝也さんが作詞、宮崎監督が補作、そして作曲と編曲を映画本編の音楽を手がける久石譲さんが担当しています。
 今回の主題歌は『となりのトトロ』のようにシンプルなメロディで誰もが口ずさめる明るく楽しい歌となっています。
 
 主題歌を歌うのは男性デュオ「藤岡藤巻」の藤岡孝章さんと藤巻直哉さん、そして児童劇団に所属する大橋のぞみさんの3人が抜擢。大橋さんの子どもらしいかわいい声と「藤岡藤巻」の低く優しい声が聞く者の心を暖かくしてくれます。

 映画自体の公開はまだ半年以上先ですが、今から主題歌を何回も聞いて楽しみに待ちたいと思います。

1. 崖の上のポニョ 
2. フジモトのテーマ 
3. 崖の上のポニョ(カラオケ) 
4. フジモトのテーマ(カラオケ) 
5. 崖の上のポニョ(のぞみちゃんデモ)

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『インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク』この映画を見て!

第190回『インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク』
Photo 今回紹介する作品は考古学者インディ・ジョーンズ博士の冒険を描いたシリーズの第1作目にあたる『レイダース 失われたアーク』です。
 本作品は当時『スターウォーズ』で成功を収めたジョージ・ルーカスと『未知との遭遇』で成功を収めたスティーヴン・スピルバーグが手を組み、『007シリーズ』のような息つく暇もない連続活劇を目指して制作されました。
 映画は公開されるや否や大ヒットとなり、アカデミー作品賞にもノミネートされました。その後、シリーズ化され4作目まで制作(来年夏に4作目公開予定)、90年代にはテレビドラマシリーズにもなりました。
 主役のインディ博士には当初トム・セレックが予定されていましたが断られ、『スターウォーズ』のハン・ソロ役で人気が出てきたハリソン・フォードが抜擢されてました。本作品の大ヒットにより、ハリソン・フォードはハリウッドを代表するスターになりました。

ストーリー:「世界中の古代遺跡を巡る考古学者のインディ・ジョーンズ博士はアメリカ政府の依頼により、神秘的な力を宿している十戒の破片を納めた聖櫃(アーク)をめぐってナチスと対決することになる。」

 私が本作品を始めて見たのは小学生の時でしたが、オープニングの洞窟のシーンから息つく暇もないアクションの連続で最後まで画面に釘付けになったものでした。映画のラストのホラー映画のような展開も強烈で、しばらく脳裏から離れませんでした。
 また十戒の破片を納めた聖櫃(アーク)を探すという設定も歴史に対するロマンに溢れていて、映画を見た後に自分でいろいろ調べたものでした。
 当時はインディ博士の活躍に憧れて、大人になったら考古学者になって自分も冒険をしたいと本気で思ったものでした。

 最近久しぶりに見返したのですが、今見ても十分楽しめました。特に工夫を凝らしたアクションシーンの見せ方や話しの緩急の付け方が大変上手く、最近のCGによる見せ場ばかりが目立つアクション映画にはない、手に汗握る興奮がありました。スピルバーグ監督の演出力の高さを改めて痛感しました。

 本作品には連続活劇の面白さが詰まっています。もし未見の方がまだいらっしゃったら是非ご覧ください。 

製作国 アメリカ
制作年度 1981年
上映時間 115分
監督 スティーヴン・スピルバーグ 
製作 フランク・マーシャル 
製作総指揮 ジョージ・ルーカス、ハワード・カザンジャン 
脚本 ローレンス・カスダン 
音楽 ジョン・ウィリアムズ 
出演 ハリソン・フォード、カレン・アレン、ウォルフ・カーラー 、ポール・フリーマン 、ロナルド・レイシー、ジョン・リス=デイヴィス サラー
デンホルム・エリオット

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『パンズ・ラビリンス』この映画を見て!

第189回『パンズ・ラビリンス』
Photo  今回紹介する作品は今年公開された映画の中で私が一番お薦めの映画『パンズ・ラビリンス』です。
 本作品は1944年のスペイン内戦下を舞台に過酷な現実を生き抜くために架空の世界に身を置く少女の姿をシビアかつファンタジックに描いていきます。監督は『ヘルボーイ』や『ミミック』等のダークな世界観のホラー映画を撮ってきたギレルモ・デル・トロが担当しており、本作品でも彼のダークなイマジネーションが炸裂しています。昨年アメリカやヨーロッパで公開されるや否や大変話題を呼び、第79回アカデミー賞では6部門ノミネートされ、見事3部門(撮影・美術・メーキャップ)受賞しました。
 
 私が本作品を知ったのは今年のアカデミー賞の授賞式をテレビで見ていた時でした。本作品の紹介で洞窟内で大きな蛙と少女が向き合っているシーンが放映されたのですが、そのダークかつ個性的な雰囲気の映像にとても惹かれ、日本での公開をとても楽しみに待っていました。今年の秋にやっと日本でも公開され、私も劇場に足を運んで鑑賞してきました。

ストーリー:「1944年、独裁政権とレジスタンスが内戦状態のスペイン。戦争で父を亡くしたオフェリアは独裁政権の大尉の子を身ごもり再婚した母と独裁政権の基地がある森の中で暮らすことになる。大尉である義父は潔癖症の冷血な男で、母のお腹にいる子どもばかりを気にしていた。義父が嫌いで何とか現実から逃れたいと願う少女の前にある日、彼女は妖精に導かれ、森の迷宮の番人パンに出会う。 」

 私は本作品を実際見るまで、『千と千尋の物語』や『ナルニア国物語』みたいな異世界に迷い込んだ少女の冒険とロマンが描かれるファンタジー映画をイメージしていました。しかし実際に見てみると予想以上にシリアスかつダークな展開に驚いてしまいました。本作品はファンタジー映画というより、戦争に巻き込まれた子どもの悲劇を描いた作品として見た方が良いかもしれません。
 本作品はファンタジー世界の描写時間は少なく、多くの時間が独裁政権下の少女を取り巻く厳しい現実を描くことに費やされています。その描き方も非常に生々しく残酷で、独裁政権に仕える大尉がレジスタンスを殺戮したり拷問したりするショッキングなシーンは、見ていて目を背けたくなるほどです。
 少女を取り巻く過酷な現実をきちんと描いている分、少女がファンタジーの世界に傾倒していく姿も説得力があります。
 
 ファンタジーの世界の描写も過酷な現実を反映してかゴシックホラー調でダークかつグロテスクです。洞窟に住む大蛙、目が手についている人食い男、ヤギのような角を持つ番人パン、ナナフシみたいな虫に化けている妖精と出てくるクリーチャーたちはお世辞にかわいいと呼べるものではなく、子どもが見たらトラウマになるほど気持ち悪く怖いです。現実から逃れるために少女が作り出した世界が決して明るく楽しい世界でないというところが個人的には非常に印象に残りました。ファンタジーは決して俗に言われるような現実逃避なのではなく、現実と子どもが向き合うための工夫であり知恵であると本作品を見て思いました。

 映画のラストは哀しみに満ちたハッピーエンドといった感じで、見終わって切ない気持ちになりました。

 本作品は決して楽しく心癒されるファンタジー映画ではありません。子どもが戦争という過酷な現実の中で生き延びていく姿を描いたサバイバル映画です。

 私の中では本年度一番完成度が高く、見ごたえのある作品だと思います。ぜひ皆様も一度見てください。

製作年 2006年 
製作国 メキシコ、スペイン、アメリカ
時間 119分 
監督 ギレルモ・デル・トロ
脚本 ギレルモ・デル・トロ
音楽 ハビエル・ナバレテ
出演 イバナ・バケロ 、 セルジ・ロペス 、 マリベル・ベルドゥ 、 ダグ・ジョーンズ 、 アリアドナ・ヒル

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