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2007年10月7日 - 2007年10月13日

『テキサス・チェーンソー ビギニング』映画鑑賞日記

Photo  ホラー映画の傑作である『悪魔のいけにえ』をリメイクしたホラーシリーズの続編である『テキサス・チェーンソー ビギニング』を見ました。
 
 今回の続編は殺人鬼・レザーフェイス誕生の秘密が明かされるということが話題になっていましたが、見てみると誕生までのシーンは少ししかなく残念でした。これだったらタイトルに『ビギニング』など付けず普通に「パート2」とかにしとけばよかったのにと思います。
 
 ストーリー自体はいつものごとく若者が殺人変態一家に襲われるという展開なのですが、若者たちの行動に疑問点が多く、なぜそういう行動をするのかとイライラさせられました。まあ、あのような状況では正常な判断なんて出来ないのも無理はないですが・・・。
  
 映像に関しては過激かつ残酷なシーンの連続で、スプラッタ・ホラーとしての迫力、凄惨さは申し分ありません。ただ本作品を見るにつけて、オリジナルの1作目がスプラッターシーンがほとんどなくても、あれだけ生理的嫌悪感を見る者に与えることができたことの凄さを再認識させられます。見せる恐怖は簡単ですが、見せない恐怖を描くのはそう簡単にできる芸当ではありませんね。

 私がこの映画で一番印象的だったのは鬼の保安官ホイトです。映画の序盤に彼がなぜ保安官になったのか描かれますが、ある意味レザーフェイス誕生より印象的でした。『フルメタル・ジャケット』といい、この映画といい、R・リー・アーメイ の演技はいつ見ても強烈です。

 この映画は最後まで後味が悪く、グロい描写も多いので、そういうのが好きな人以外はお薦めできません。 

製作年度 2006年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 92分
監督 ジョナサン・リーベスマン 
製作総指揮 ジェフリー・アラード 、トビー・エメリッヒ 、マーク・オーデスキー 、ガイ・ストーデル 
脚本 シェルダン・ターナー 
音楽 スティーヴ・ジャブロンスキー 
出演 ジョーダナ・ブリュースター 、マット・ボーマー 、テイラー・ハンドリー 、ディオラ・ベアード 、アンドリュー・ブリニアースキー 、R・リー・アーメイ 、

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『ロボコップ』この映画を見て!

第180回『ロボコップ』
Photo  今回紹介する作品は近未来SFヒーロー映画の傑作『ロボコップ』です。
 本作品は低予算で製作されたにも関わらず、過激なバイオレンスアクションと単純明快なストーリー、そしてSFファンもうならせる設定の奥深さが人気を呼んで大ヒットしました。

 私が小学生だった頃に本作品は公開されたのですが、ロボコップの宣伝ポスターを初めて見た時は日本の特撮ヒーローである「宇宙刑事ギャバン」に見た目がそっくりだったので、中身も同じようなものかと思いあまり期待していませんでした。
 しかし、実際に見てみると日本の特撮ヒーローなど足元にも及ばない映像の完成度の高さとストーリーの面白さに圧倒されました。
 また当時の他の娯楽作品に比べて暴力描写も大変過激で、小学生だった私には衝撃的でした。特に前半の主人公が犯罪集団に銃で惨殺する場面と後半の廃液で皮膚がドロドロに溶けた悪役の描写は見ていて目を背けたくなるほどでした。

 ストーリー:「近未来のデトロイトでは治安が悪化して犯罪が多発していた。この街は民間の巨大企業オムニ社よって支配されており、警察もオムニ社が経営していた。オムニ社は都市計画推進に当たり犯罪を激減させるための警察ロボットを開発していた。
 そんなある日、警官のマーフィは警官殺しで指名手配されていたクラレンス強盗一味を追跡している際に惨殺されてしまう。彼の遺体はオムニ社へ回収され、サイボーグ化されたロボコップとなって復活する…。
 ロボコップは驚異的な性能で犯罪を取り締まり、町の治安は少しずつ取り戻される。しかし、人間だった頃の記憶の断片に悩まされ、ついには自分が何者であったかを知ってしまった彼は自らを殺したクラレンス一味に復讐を行う。」

 本作品のストーリーは勧善懲悪な展開であるので、誰が見ても分かりやすく、見終わって爽快感があります。特に本作品は悪役が大変憎たらしく描かれているので、悪役が倒されるシーンは見ていてカタルシスがあります。
 また、サイボーク化された主人公が過去の記憶を取り戻して葛藤する姿も丁寧に描かれており、単なる能天気な正義のヒーローとは一味違う悲哀と苦悩を背負ったヒーローとして見る者の心に深く刻まれます。私は本作品を見る度にどんなに過去の記憶を思い出したとしても、もう人間に戻れない主人公の運命に胸が締め付けれます。ラストで名前を聞かれたときに「マーフィ」と答えるシーンは爽快感と悲哀が入り混じった見事な締めくくりだと思います。

 あと本作品を語る上で忘れてはいけないのが、ブラックユーモア満載のCMシーンと敵役ロボ・ED-209です。
 
 本作品は映画の随所に近未来のTVコマーシャルやニュースが流れるのですが、ヤマハの人工心臓や核戦争ゲーム等、どれもアメリカを皮肉った毒のある内容ばかりです。ブラックユーモアを随所に入れることで、この映画は単なる近未来映画でない製作当時のアメリカの影の部分を描くことに成功しています。 
 
 またロボコップの敵役ロボ・ED-209も大変印象的です。CGのない時代なのでストップモーションを利用して一コマ一コマ撮影された映像はカクカクとしておりぎこちない動きとなっていますが、それが妙にリアルさとかわいらしさを与えています。特にロボコップを追って階段を恐る恐る降りるシーンや上部を吹っ飛ばれて足だけで歩くラストシーンは見ていて笑えます。ED-209の撮影を担当したフィル・ティペットは天才です!

 本作品はシリーズ化され3作目まで製作されましたが、1作目の出来には到底及びません。
 バイオレンス描写が激しいので好き嫌い分かれると思いますが、SF映画好きにはたまらない作品です。

製作年度 1987年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 103分
監督 ポール・ヴァーホーヴェン 
脚本 エドワード・ニューマイヤー 、マイケル・マイナー 
音楽 ベイジル・ポールドゥリス 
出演 ピーター・ウェラー 、ナンシー・アレン 、ダニエル・オハーリヒー 、ロニー・コックス 、カートウッド・スミス 、ミゲル・ファーラー 、

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『崖の上のポニョ』主題歌発売!

Ponyo  今日の朝、日本テレビ系列の「スッキリ!!」で宮崎駿の最新作『崖の上のポニョ』の主題歌が初公開されていました。私も偶然見ていたのですが、まさかもう主題歌が出来ているとは思いもよりませんでした。
 今回の作曲を宮崎アニメに欠かせない久石譲さんが、作詞を『ポニョ』の作画監督・近藤勝也氏が担当しています。宮崎監督は今回の主題歌を作るに当たって「能天気に突き抜けた歌を作ってほしい」と久石さんに要望したそうです。
 主題歌を歌うのは団塊世代の一部に熱狂的に支持される藤岡孝章と藤巻直哉のデュオ「藤岡藤巻」と児童劇団所属の子役・大橋のぞみの3人のユニットです。この3人を起用したのは父娘で一緒にお風呂に入り、たどたどしく歌う女の子を手助けするお父さんの構図をイメージしてのことだそうです。
 ちらっとテレビで聞いた感想は子どもが非常に口ずさみやすそうな歌でした。
 12月5日には主題歌のCDが先行発売されるそうです。今から非常に楽しみです。

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