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2007年7月22日 - 2007年7月28日

『きらきら』

お気に入りのCD NO.19『きらきら.』 Cocco
Coccokirakira  Coccoの6枚目のオリジナルアルバムが今日発売されました。今回は「沖縄・日常・光・陽だまり・生活・手作り・世界」をテーマにアルバムを制作したそうで、今までの作品の雰囲気と違って、優しさと穏やかさに満ちた仕上がりとなっています。
 人間の心の中にあるドロドロした闇を力強く歌い上げてきたCoccoですが、本作は一転してきらきらとした命の輝きを軽やかに歌い上げています。
 今回の作品はアコースティックなサウンドに統一されており、耳に心地よく、リラックスして聞くことができます。
 現在8歳になる子どもがいるというCocco。子どもが生まれたことにより、彼女の生き方や考え方も変わったことがこの作品を聞くと伝わってきます。
 きらきらと輝く歌の数々を皆さんも聞いてください! 

1. 燦 
2. あしたのこと 
3. In the Garden 
4. 甘い香り 
5. お菓子と娘 
6. An apple a day 
7. 秋雨前線 
8. Baby,after you 
9. 君がいれば 
10. 花うた 
11. Tokyo Happy Girl 
12. 小さな町 
13. 雨水色 
14. ハレヒレホ 
15. タイムボッカーン! 
16. 10years 
17. チョッチョイ子守唄 
18. Never ending journey

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『ブルーベルベット』この映画を見て!

第169回『ブルーベルベット』
Blue_velbet  今回紹介する作品は鬼才デイヴィッド・リンチ監督が描く日常の裏に潜む狂気と暴力の世界『ブルーベルベット』です。
 ストーリー:「アメリカの典型的な田舎町ランバートン。都会の大学に通っていたジェフリーは病院に父を見舞った帰り道の野原で切り落とされた人間の片耳を見つける。ジェフリーは父の知り合いのウィリアムズ刑事に耳を届ける。切り取られた耳の謎に興味を持つジェフリー。そんな彼はウィリアム刑事の娘サンディから街のアパートに住む歌手ドロシーが耳に関係しているという話を聞く。彼は真相に近づきたく、サンディの協力を得て、ドロシーの自宅に忍び込む。そこで彼は静かな街の裏に潜むSEXとSMのアブノーマルな世界を覗いてしまう。そして、彼自身もアブノーマルな裏世界に巻き込まれてしまう。」
 
 デヴィッド・リンチ監督の作品というと悪夢のような非日常的な世界を舞台にアブノーマルな登場人物たちが織り成すシュールなストーリーが特長ですが、本作品はそんなリンチワールドが確立された記念すべき作品です。
 
 オープニングのボビー・ビントンの歌う同名ヒット曲をバックに映し出される、赤い薔薇・白いフェンス・青い空という明るく牧歌的な風景。そこから一転して映し出される草の下の蠢く虫たち。非常にインパクトのあるオープニングシーンですが、この作品のテーマである日常の中の非日常性を見事に打ち出しています。
 
 草むらに落ちていた耳を拾ったために、今まで知らなかった裏世界に足を踏みいれる主人公。そんな主人公が悪夢のような体験をして、この世界に存在する闇を知り大人として成長していく過程を描いた本作品。ストーリーは最近のリンチ作品と比べると破綻しておらず、分かりやすいです。また、ラストもカタルシスがあり、後味も悪くありません。

 もちろん、リンチ作品特有の異様な世界観もしっかりと体感できる仕上がりとなっています。主人公がクローゼットの隙間から垣間見る狂気の世界。酸素吸入機を吸いながら、放送禁止用語を連発する男が妖しい雰囲気を漂わせる女とSMプレイをする姿は強烈なインパクトを見る者に与えます。こんな世界を覗いてしまった主人公はさぞ驚いたことでしょう。その後も主人公は狂気と暴力と官能が入り混じった異様な世界を次々と体験していくのですが、監督のダークなイマジーネーションの豊かさには感心してしまいます。
 この作品の異様な世界を作り出すのに当たって一番貢献しているのは何と言ってもイザベラ・ロッセリーニとデニス・ホッパーの演技です。イザベラ・ロッセリーニの艶かしい雰囲気は見る者を惹きつけます。特に全裸での登場は強烈です!またデニス・ホッパーのエキセントリックな演技は圧巻の一言です。

 彼らの異様な演技と対照的なカイル・マクラクランやローラ・ダーンの清純な演技も印象的で、この作品の光と闇のコントラストを見事に表現していたと思います。

 この作品は誰が見ても楽しい作品とは言えませんが、好きな人ははまると思います。日常の中の非日常性を求めている人はぜひ見てください! 

製作年度 1986年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 121分
監督 デヴィッド・リンチ 
製作総指揮 リチャード・ロス 
脚本 デヴィッド・リンチ 
音楽 アンジェロ・バダラメンティ 
出演 、イザベラ・ロッセリーニ 、デニス・ホッパー 、ローラ・ダーン 、ホープ・ラング 、プリシラ・ポインター 、ディーン・ストックウェル 、ジョージ・ディッカーソン 、ブラッド・ドゥーリフ 、ジャック・ナンス 

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私の映画遍歴9「シリーズ化された映画たち」

 今年の夏は『スパイダーマン3』、『ダイハード4.0』、『ハリーポッター 不死鳥の騎士団』など大ヒットを記録した作品の続編が数多く公開されています。
 「007」や「男はつらいよ」など1作目がヒットして人気が出た作品は大体シリーズ化されます。一度ヒットした作品は多くの人に認知されており、誰も知らない全くの新作よりも確実にヒットが見込めます。その為、今まで数多くの作品がシリーズ化されました。
 シリーズ化された作品の多くはどれもある程度のヒットを収めていますが、映画の質自体は1作目より低下していく傾向にあります。
 もちろん1作目より2作目の方が素晴らしい作品やシリーズ通して完成度の高い作品もあります。しかし、そんな作品は稀で。多くはシリーズ化するごとに完成度が落ちつまらなくなっていきます。
 そこで今回は私がお薦めするシリーズ化された作品とシリーズ化しないほうがよかったのではと思う作品を併せて紹介します。

・シリーズ化された全ての作品が面白かった作品

Lord_of_the_rings 『ロード・オブ・ザ・リング』
 世界中で大ヒットした本シリーズ。1作目よりも2作目、2作目よりも3作目の方が人気・評価共に高くなった稀なシリーズです。
 最初から3部作として制作されたこともあって、シリーズを通して一定した質を保ったことが成功につながったと思います。
 この作品はシリーズ化されたというよりは、3本併せて1本の作品と思ったほうが良いかもしれません。



Star_wars_trilogy『スターウォーズ旧3部作』
 1作目が公開されてから今年30周年を迎えた「スターウォーズ」シリーズ。このシリーズほど世界中に熱狂的なファンのいる作品はないと思います。
 ルーク・スカイウォーカーを主人公とした旧3部作とアナキン・スカイウォーカー(ダース・ベイダー)を主人公とした新3部作と、併せて全6部作として制作された本作品。新3部作は旧3部作と比べると映像の迫力は凄いものの、ストーリー自体はイマイチ盛り上がりに欠けていました。
 旧3部作は映像は新3部作に劣りますが、ロマンと冒険に満ち溢れており、今見てもワクワクする作品です。

 
Indiana_jones 『インディー・ジョーンズ3部作』
 18年ぶりに現在4作目がアメリカで制作されている本シリーズ。ジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルバーグというハリウッドきってのヒットメーカーがタッグを組み、息つく暇もない冒険活劇の世界を作り上げました。
 ハリソン・フォード演じるインディー・ジョーンズ博士のカッコよさ、次々と繰りひろげられる派手なアクションの数々、考古学の神秘とロマン。このシリーズほど面白い冒険映画はないと思います。


Back_to_the_future『バック・トゥ・ザ・フューチャー3部作』
  スティーヴン・スピルバーグが総指揮、ロバート・ゼメキス監督によるタイムトラベルを題材に大ヒットした本作品。自動車型タイムマシーン「デロリアン」に乗り込み、時空を超えてヒル・バレーの街を行き来するマーティ。このシリーズの面白さは何といってもストーリーの面白さ。1作目から3作目まで随所に張り巡らされた伏線の数々は何回見ても新しい発見があります。また主役のマイケル・J・フォックスのコミカルな演技も見てて楽しいものがあります。

・2作目まで面白かった作品

Alienquadrilogy 『エイリアン4部作』
 キャメロン監督が1作目と全く違った作風で制作した2作目までは最高に面白いのですが、それ以降の作品はどれもイマイチです。特に4作目は雰囲気は良いのですが、無理ありすぎの設定でついていけませんでした。



Terminator_toritology 『ターミネーター3部作』
 これもキャメロン監督が制作した2作目までは最高に面白いのですが、3作目は最悪でした。アクションは良いものの、主人公のジョン・コナーのかっこ悪さとラストの後味の悪さでイマイチでした。

Godfather_3 『ゴッドファーザー3部作』
 コッポラ監督の代表作である本シリーズ。2作目までは演技・ストーリー・演出全てにおいて完成度が高く見ごたえがありましたが、3作目は詰めが甘いというか、2作目までにあった緊張感や登場人物の葛藤などといったものがあまり感じられず残念でした。


・1作目だけにしておけばよかった作品

Matrixtgy『マトリックス3部作』
 1作目を見たときは凄い作品が登場したものだと感心したものですが、2作目以降はストーリーを広げすぎて収集がつかなくなった感じがしました。アクションに関しても2作目以降は肉体性が感じられず他人が操作するゲームを見ているかのようでした。


Jaws 『ジョーズ4部作』
 スティーブン・スピルバーグ監督が手がけた第1作目はスリルとパニック満載で今見て十分見ごたえがあります。しかし、その後に作られた続編はどれももうひとつの出来です。なぜブロディ一家ばかりサメに狙われるのか必然性がないですし、サメの襲撃シーンも1作目ほどのインパクトが感じられませんでした。



Omen 『オーメン3部作』
 6月6日午前6時に誕生した悪魔の子ダミアンを巡るオカルトホラー『オーメン』シリーズ。昨年にリメイクもされましたが、本シリーズは30年前に制作された1作目が何といっても傑作です。ショッキングな描写の数々、キリスト教の予言をベースにした不気味なストーリー、後味の悪い結末。全てがホラー映画としての面白さに満ち溢れてました。2作目以降はショッキングな描写は過激なものの、単調なストーリー展開や主人公のダミアン役の俳優にインパクトがなく退屈でした。

Jurassic_park_trilogy 『ジュラシック・パーク』3部作
 リアルな恐竜の描写で世界中に衝撃を与えた本シリーズ。1作目が公開された時のまるで現実に生きているかのような恐竜の姿に大変感動したものでした、ストーリーもサイエンス・フィクションとしての面白さに満ちていました、2作目以降は登場する恐竜の数は増えたものの、1作目ほどの緊張感や面白さはありませんでした。特に2作目は恐竜が怪獣として描かれており、幻滅でした。

 

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