『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』この映画を見て!
第191回『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』
今回紹介する作品はインディ・ジョーンズシリーズ3作目となる『最後の聖戦』です。
インディ・ジョーンズシリーズはもともと「007シリーズ」のような冒険活劇を作りたいというスピルバーグとルーカスの意向で制作が開始されましたが、3作目においてついに「007シリーズ」で初代ジェームス・ボンドを務めたショーン・コネリーがインディの父親役として出演しました。
また本作品は冒頭にインディの若い頃の活躍を描いており、インディの顎の傷や蛇嫌いになった理由、いつも被っている帽子の秘密などが明かされます。(ちなみに映画のラストにはインディという名の由来も明らかになります!)
ストーリー:「インディはキリストの聖杯を探して行方不明になった父・ヘンリーを追ってベニスに飛ぶ。父の行方と聖杯の謎を追うインディは次々と危機に見舞われる。インディは父がオーストリアの古城に捕らわれていることを知り、救出に行くがナチスと出くわす。ジョーンズ親子はナチスの手を逃れながら聖杯を探してトルコに向かう。」
個人的に前作はあまり好きでなかったのですが、本作品は1作目に次いでお気に入りです。2作目に比べるとアクションのスリリングさやコミカルさには欠けますが、ショーン・コネリー演じるインディの父の存在が本作品の魅力を高めています。父と子の軽妙な掛け合いは見ていて微笑ましいですし、父と子の和解と絆のドラマも映画に奥行きを与えています。
アクションシーンも1作目や2作目に比べると派手さはないものの、緻密に計算されており、見ていて手に汗握ります。特に後半の戦車でのアクションシーンは本作品最大の見せ場です。
あと本作品を語る上で外せないのが冒頭で描かれる若い頃のインディの活躍です。サーカス列車で展開されるアクションシーンの面白さ、次々と明かされるインディの謎、そして若い頃のインディを演じるリバー・フェニックスの瑞々しい演技。冒頭のシーンを見るだけで本作品を見る価値はあります。
来年の夏に20年ぶりにシリーズ4作目が公開される予定ですが、インディを演じたハリソン・フォードも年ですし、期待半分・不安半分です。
上映時間 127分
制作年 1989年
製作国 アメリカ
監督 スティーヴン・スピルバーグ
製作 ロバート・ワッツ
製作総指揮 ジョージ・ルーカス,フランク・マーシャル
原案 ジョージ・ルーカス
脚本 ジェフリー・ボーム
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演 ハリソン・フォード,ショーン・コネリー, デンホルム・エリオット, アリソン・ドゥーディ ー
ジョン・リス=デイヴィス, ジュリアン・グローヴァー,リヴァー・フェニックス, マイケル・バーン
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コメント
80年代ハリウッドの面白い娯楽作品と言えば、バック・トゥ・ザ・フューチャーと本シリーズですよね。
90年代にヤング・インディ・ジョーンズシリーズというテレビドラマがありましたよね。20世紀の歴史上の有名人にインディが出会い冒険をするというなかなか面白いドラマでしたね。
投稿: とろとろ | 2007年12月12日 (水) 18時17分
そういえば,少し昔,インディージョーンズの若き日を扱った海外ドラマをやっていたような気がする。
やっぱり,これとバック・トゥ・ザ・フューチャーがアメリカ娯楽3部作の代表だよね。
投稿: タナケン | 2007年12月10日 (月) 20時32分