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2007年11月

『近代ヤクザ肯定論―山口組の90年』街を捨て書を読もう!

Photo 『近代ヤクザ肯定論―山口組の90年』 著:宮崎学 筑摩書房 2007年
 今回紹介する本は日本最大のヤクザ組織「山口組」の誕生から現在までの歴史を日本の近現代史と絡めながら描く『近代ヤクザ肯定論―山口組の90年』です。
 著者の宮崎学さんは京都の寺村組組長の息子で小さい頃からヤクザの世界で育ってきただけあって、ヤクザが日本の近現代史で果たしてきた役割を鋭く考察しています。
 一般的にヤクザというと暴力によって市民社会を震え上がらせる悪者といったイメージがありますが、この本を読むとヤクザに関するイメージが変わります。
 明治以降、日本が近代社会に変わっていく中で、貧困や差別から逃れるため都市に流入してくる下層労働者たち。そんな下層労働者を取りまとめ、仕事を与えてきたヤクザという組織。本書を読むと明治から昭和にかけてヤクザは今で言う人材派遣業として地域の中で役割を果たしてきたことが良く分ります。またそれと併せて、日本が資本主義を導入して、利益を上げていく過程で国家や資本家が如何にヤクザという組織を重宝してきたかも良く分ります。
 
 本書では神戸港の港湾労働において山口組がいかに権力を握っていったかが、当時の港湾労働の生々しい実態を交えながら解説しているのですが、労働組合すら結成できない末端の下層労働者の非人間的な労働状態の改善にヤクザが一定の役割を果たしていたことが非常に印象的でした。
 またヤクザ組織が下層労働者だけでなく、在日朝鮮人や被差別部落出身者なども取り込み、社会から排斥された人間たちのアジールにもなっていたそうです。
 貧困や差別の中で暴力を唯一の盾として社会の中で権力を握って生きていくしかないヤクザ組織の人間たちの切なさを読んでいて強く感じました。
 本書の中でも宮崎さんはヤクザ組織を「哀愁の共同体」という呼び方をしており、ヤクザという組織に関して以下のようなことを書いています。
 「ヤクザは親権力でも反権力でもない。生きていくため、みずからを権力として社会的に立てなければならなかった者たちの対抗権力だったのだ。」

 本書の後半はヤクザが日本が高度成長期を迎える中で如何に変質して言ったかが克明に描かれます。労働の機械化や「一億総中流化」に伴う下層社会の底上げ等に伴い、今までヤクザ組織が基盤としていた下層社会・周縁社会が解体。それに伴い地域共同体の中で果たしてきた対抗権力としての役割も低下し、企業社会に食い込んで利益を追求していくヤクザ組織。80年代~90年代にかけての国家主導による激しい弾圧により、ヤクザはアンダーグラウンドな犯罪組織への変貌していったそうです。

 宮崎さんは最後にグローバル化した社会の中で国境を越えて、各国の「政治的権力」に対抗できる「社会的権力」としての「超近代的ヤクザ」の可能性を説いています。現実にそのようなヤクザ組織が現れるかどうか分りませんが、宮崎さんのロマンチシズムに強く惹かれました。

 ヤクザに興味のある人も嫌いな人も一度は本書を読むことをお勧めします!

第1章 山口組の誕生―仲仕からヤクザへ
第2章 振興山口組の発展と衰退―米騒動から敗戦まで
第3章 闇市の混沌のなかから―窮民アウトローとしての出発
第4章 港の顔役―山口組の港湾支配
第5章 大衆芸能の裏側―美空ひばりと山口組
第6章 高度成長と全国制覇―頂点に立った山口組
第7章 被差別民の前楯、後楯―被差別部落・在日コリアン社会とヤクザ
第8章 対抗権力としての近代ヤクザ―山口組壊滅せず
第9章 近代ヤクザの変質と終焉―日本のヤクザが終わるとき

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『ザ・プレイヤー』この映画を見て!

第188回『ザ・プレイヤー』
Photo  今回紹介する作品はハリウッドで数々の話題作&問題作を撮ってきたロバート・アルトマン監督がハリウッドの内幕をシニカルに描いた『ザ・プレイヤー』です。
 
ストーリー:「ハリウッドの映画スタジオの重役であるグリフィン・ミル。ヒット作を製作するために多忙な日々を送っていた。そんなある日、送り主不明の一通の脅迫状を受け取る。不安を覚えたミルは脚本を却下された脚本家・デイヴィッドが犯人だろうと目星をつけて会いに行く。しかし、ミルはデイヴッドと口論の末に逆上して殺害してしまう。ミルは証拠を隠滅して現場を立ち去るが、警察から容疑者として疑われる。その上、脅迫状も送り続けられ、ミルは不安に怯えるようになる。」

 ハリウッドの内幕を描いた作品は数多くありますが、本作品ほどハリウッドの映画製作現場の実態を皮肉たっぷりに描いた作品はないと思います。
 ブラックユーモアとサスペンスに満ち溢れたストーリー展開、総勢60名にも及ぶ豪華な顔ぶれのカメオ出演者たち、冒頭の8分間にも及ぶ長回しのシーン、皮肉たっぷりのラストと非常に見所の多い作品です。
 本作品の監督を手がけたのはハリウッドの監督の中でも毒舌家として有名なロバート・アルトマンですが、彼の経験と本領が大変発揮されています。世界中に夢と娯楽に溢れた映画を提供するハリウッドの製作現場のドロドロとした内情。ヒット作を手がけて一攫千金を狙うプロデューサーたちと自らの芸術性や創造性を売り込みたいクリエイターたちの映画をめぐる対立や駆け引き。本作品は映画業界の頂点を目指そうとする人間たちの野望が緊張感とユーモアたっぷりに描かれています。

 私が本作品で一番面白かったのは、ラストに登場する死刑囚の映画が完成するシーンでした。当初はリアリティを重視した作りを目指して無名の俳優を起用してアンチハッピーエンドの結末にする筈だったのが、完成してみると全く正反対の内容。(死刑囚映画に出演している2人の俳優が大変豪華で見たら驚くと思いますよ。)ハリウッドならこういうことはきっと日常茶飯事なんでしょうね。

 「映画は芸術であり、娯楽であり、金の成る木である」ということが本作品を見るとよく分かりますよ!
 
上映時間 124分
製作国 アメリカ
製作年度 1992年
監督: ロバート・アルトマン 
製作総指揮: ケイリー・ブロコウ 
原作: マイケル・トルキン 
脚本: マイケル・トルキン 
音楽: トーマス・ニューマン 
出演: ティム・ロビンス、グレタ・スカッキ、フレッド・ウォード、ウーピー・ゴールドバーグ、ピーター・ギャラガー ,、ブライオン・ジェームズ、ヴィンセント・ドノフリオ、ディーン・ストックウェル 
カメオ出演:ジュリア・ロバーツ、ブルース・ウィリス、バート・レイノルズ、アンジェリカ・ヒューストン、ジョン・キューザック、ジャック・レモン 

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『ショート・カッツ』この映画を見て!

Photo 第187回『ショート・カッツ』
 今回紹介する作品は鬼才ロバート・アルトマン監督がロサンゼルス郊外の住宅地に住む22人の日常を描く群像劇『ショート・カッツ』です。
 本作品は日本では村上春樹が翻訳をしているアメリカの短編小説家レイモンド・カーヴァーの9つの短編と1つの詩を原作にしています。接点がないようでどこかで繋がりあっている22人の登場人物たちの悲喜交々の日常ドラマを同時並行で描いていきます。
 公開当時はヴェネチア国際映画祭ではロバート・アルトマン監督が金獅子賞を受賞し、さらに主要キャスト22名に特別賞が授与されるなど高い評価を受けました。
 
 ストーリー:「メド・フライと呼ばれる害虫を駆除するため、農薬散布のヘリコプターが市街地を飛び回るロサンゼルス郊外の住宅地。そんな住宅地で今日も様々なドラマが展開されていた。」
 
 本作品は登場人物たちの平凡だけど満たされない日常生活の中で揺れ動く感情をドライかつシニカルに描いていきます。3時間という長丁場ですが、豪華俳優人たちの巧みな演技と監督のテンポのよい語り口で最後まで飽きることなく見ることが出来ます。

 最初見た時は同時並行で語られている複数のストーリーを一体どうやって最後をまとめるのか気になったものですが、まさかあのようなオチを持ってくるとはやられました。
  私はこのオチを見て、私は『マグノリア』という群像劇の映画を真っ先に思い出しました。『マグノリア』もロサンゼルス郊外を舞台に複雑に絡み合う10人近い登場人物たちの1日が同時並行で描かれており、ラストにあっと驚く展開があります。きっと『マグノリア』の監督は本作品に強い影響を受けたのでしょうね。
 ただ本作品と『マグノリア』の大きな違いは登場人物たちの描き方です。『マグノリア』は登場人物の感情に寄り添う視点で描いていますが、本作品は登場人物たちをどこか突き放した視点から描いています。
 また『マグノリア』ではラストの予想外のオチで登場人物たちの苦悩をリセットさせていましたが、本作品では予想外のオチも人生のイベントの一つに過ぎず、人間は苦悩を抱えて生き続けていくしかないという監督のシニカルな視線を強く感じました。

本作品は人間の中に潜む欲望と嫉妬、孤独の寂しさといったものを見ている者に強く感じさせてくる傑作です。3時間と長い作品ですが一度は見てみる価値があります。出来れば『マグノリア』とセットで見ることをお勧めします。DVDも販売されるのでこれを機会に是非ご覧ください!

製作国:アメリカ
製作年度: 1994年 
上映時間: 189分
監督 ロバート・アルトマン 
製作総指揮 スコット・ブッシュネル
原作 レイモンド・カーヴァー 
脚本 ロバート・アルトマン 、フランク・バーハイト 
音楽 ハル・ウィルナー 
出演 アンディ・マクダウェル、ブルース・デイヴィソン、ジャック・レモン、 ジュリアン・ムーア 、マシュー・モディーン、アン・アーチャー、フレッド・ウォード、ジェニファー・ジェイソン・リー、クリス・ペン  リリ・テイラー、ロバート・ダウニー・Jr、マデリーン・ストー、ティム・ロビンス

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『花とアリス』この映画を見て!

Photo 第186回『花とアリス』
 今回紹介する作品は今テレビや映画で絵活躍中の女優・蒼井優の魅力が堪能できる『花とアリス』を紹介します。
 本作品は『リリィ・シュシュのすべて』の岩井俊二監督がキット・カットの日本発売30周年を記念してネット配信された4本の短編映画を基にしています。(短編映画のネット配信は終了していますが、DVD特別版に収録されています。)

ストーリー:「同じバレエ教室に通う親友の花とアリス。中学3年の時に花は電車の中で出会った高校生に一目惚れする。やがて高校に進学した花は、ずっと憧れていた高校生・宮本と同じ落語研究会に入る。そんなある日、いつものように落語の文庫本を片手に歩いていた宮本は不注意で転倒。花は記憶が一時的に混乱していた宮本に駆け寄り、「私はあなたの恋人で、一時的記憶喪失になっている」とウソをつく。その頃、アリスは街中でスカウトされ、芸能活動に参加し始める。花は宮本とデートするがなかなか振り向いてくれない。それどころか本当に以前恋人だったかどうか疑い始める。そこで、花はアリスが元彼女だったと更にウソをつく。しかし、それが元で花とアリスの友情がギクシャクし始める。」

 私が始めて見たのは2年前ですが、その時はクライマックスの蒼井優のバレエ姿に圧倒され、一気に彼女の虜となってしまいました。積極的に前に出ようとしないアリスがバレエという表現で自らを語ろうとする姿は美しさと力強さに溢れていて、見ていて自然と胸が高まったものでした。そのクライマックスを見たいがために私は本作品を何回も見直したものでした。
 本作品は鈴木杏演じる花と蒼井優演じるアリスの友情と恋愛が描かれているのですが、蒼井優の存在感が際立っています。本作品は蒼井優という女優の魅力を引き出すために撮られたと言っても過言でないと思います。鈴木杏さんのファンには申し訳ないですが、彼女も蒼井優という女優を引き立てるために登場しているようなものです。『リリィ・シュシュのすべて』を見たときも蒼井優の演技はとても印象に残りましたが、監督もきっと強く印象に残り、彼女を主役に据えて本作品を撮ったのでしょう。
 マイペースでいながら、どこか寂しげな感じのアリスという少女を蒼井優はナチュラルかつ繊細な演技で見事に表現しています。

 蒼井優の話しばかりになってしまいましたが、少女漫画のようなメルヘンチックでリアリティのないストーリーを違和感なく自然に見せる岩井監督の演出も素晴らしいです。
 恋や友情で揺れ動く少女たちの微妙な心の揺れを何気ない日常生活の中から描いていく演出は大げさなところがなく見ていて大変心地よいです。誰しもが思春期に経験したであろう恋や友情をめぐる葛藤を本作品は思い出させてくれます。
  
 明るめの露光で撮影された映像はきらきらとした輝きに満ちていて美しく、主人公たちの青春のきらめきを見事に表現しています。特に桜並木や降りしきる雨、秋の寂しげな浜辺等の何気ない風景の美しさは大変印象的でした。
 
 また本作品は随所に遊び心があり、駅名が有名な漫画家の名字だったり、随所に有名人がカメオ出演している等くすっと笑えるシーンが随所にあります。

 思春期の少女たちの純粋無垢さと、それゆえに持ち合わせる残酷さを見事に表現した青春ドラマの傑作です。

製作年度 2004年
製作国・地域 日本
上映時間 135分
監督 岩井俊二 
脚本 岩井俊二   
音楽 岩井俊二
出演 鈴木杏、蒼井優、郭智博、相田翔子、阿部寛、平泉成、木村多江、坂本真、大沢たかお、広末涼子

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『アンタッチャブル』この映画を見て!

第185回『アンタッチャブル』
Photo  今回紹介する作品は30年代のシカゴを舞台に暗黒街の帝王アル・カポネと若き財務官の戦いを描く『アンッタチャブル』です。
 本作品はパラマウント映画が創立75周年記念として製作されたそうで、スタッフ・キャスト共に大変豪華です。まず監督には独特の映像スタイルで人気のあったブライアン・デ・パルマ、音楽にイタリアを代表する映画作曲家・エンニオ・モリコーネ、衣装に有名なファッションデザイナー・アルマーニと第一線で活躍するスタッフを迎えて、重厚かつスタイリッシュな雰囲気を作り出しています。また、ケヴィン・コスナーやアンディ・ガルシアなどの注目の若手俳優からショーン・コネリーやロバート・デ・ニーロといった演技派俳優を揃えて、映画の中のキャラクターを活き活きと演じています。
 
 ストーリー:「禁酒法が施行されていた1930年代のシカゴ。財務局捜査官エリオット・ネスは酒の密売で多額の利益を上げていたアル・カポネの捜査に乗り出す。しかし、警察の中にもカポネに買収されている警官がいて、捜査状況は全てカポネに筒抜けであった。
 ネスはベテラン警官マローン、新人警察官・ストーン、財務局の経理係・ウォレスと4人の少数精鋭のチームを結成して、摘発を始める。
 彼らは次々と酒の密売現場を取り押さえるが、カポネも黙っているはずもなく、ネスたちは彼らから脅迫されてしまう。
 彼らはカポネの帳簿から脱税の糸口をつかみ、カポネを告訴しようとする。しかし、カポネからの反撃により、彼らは窮地に立たされる。」

 マフィアが出てくる映画というと『ゴッドファーザー』や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』等の作品が有名で、血なまぐさい暴力と男たちの重厚なドラマを時間をかけて描くことが多いです。
 しかし、本作品はそれらの作品と比べると勧善懲悪の単純明快なストーリーで上映時間も2時間以内と短く、誰もが手軽に楽しめます。(ただ、その分重厚なドラマを期待している人には物足りないかもしれませんが・・・)
 
 本作品を私が始めて見たのは中学生のときだったと思うのですが、その時はショーン・コネリーとロバート・デ・ニーロの演技に圧倒されてたのを今でも覚えています。
 007シリーズのジェームス・ボンド役以外知らなかったショーン・コネリーの年を積み重ねた役者だからこそ出来るいぶし銀の演技。彼の姿を見て、私は年を取ることは悪いことではないと思うようになりました。
 ロバート・デ・ニーロも私がずっと好きな俳優だったので、本作品でも憎憎しい悪役を存在感たっぷりに活き活きと演技をしていたのが印象的でした。髪の毛を抜き、体重を増やしてアル・カポネ役に挑んだというだけあって、オープニングの登場シーンから何といえない威圧感と緊張感を醸し出していたと思います。特に私が印象的だったのはバットで頭を殴るシーンとオペラで涙を流すシーン。アル・カポネの暴力性と人間性を見事に表現していたと思います。
 もちろん主演のケヴィン・コスナーの清純な演技やアンディ・ガルシアの目で訴える演技も素敵でしたし、チャールズ・マーティン・スミス演じる経理係もお気に入りのキャラクターでした。あと殺し屋を演じたビリー・ドラゴの鋭い目線と嫌みったらしい演技も大好きでした。

 本作品を語るときにブライアン・デ・パルマの華麗な映像テクニックも外すことができません。長回しやスローモーションを多用することで有名なデ・パルマですが、本作品ではそれらの映像テクニックが嫌味なく上手に使われています。
 特に私が印象的だったのがマローンが射殺されるシーン。暗殺者の視点での長回しが何ともいえない緊張感を出していました。
 またセントラル駅での階段から乳母車が落ちるシーンは「戦艦ポチョムキン」から引用ので有名ですが、スローモーションを巧みに使った緊迫感のある映像は見事で、上手い引用の仕方だと思います。(ちなみに監督の話では本来はもっと派手なシーンにする予定だそうでしたが、予算不足でああいう形になったそうです。)
 
 あとエンニオ・モリコーネの音楽が大変素晴らしいです。オープニングの不協和音で表現される何ともいえない緊張感、壮大なオーケストラで奏でられる爽やかなメインテーマ。本作品は音楽の付け方や盛り上げ方が大変上手です。

 本作品はスカッとしたいときに打ってつけの映画です。正義を信じる男たちの友情のドラマは見る者の心を熱くします。 

製作年度: 1987年 
上映時間: 120分
監督 ブライアン・デ・パルマ 
原作 オスカー・フレイリー 
脚本 デヴィッド・マメット 
音楽 エンニオ・モリコーネ 
出演 ケヴィン・コスナー、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシア、ジョージ・ストーン、チャールズ・マーティン・スミス、ロバート・デ・ニーロ 、ビリー・ドラゴ

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