『テキサス・チェーンソー ビギニング』映画鑑賞日記
ホラー映画の傑作である『悪魔のいけにえ』をリメイクしたホラーシリーズの続編である『テキサス・チェーンソー ビギニング』を見ました。
今回の続編は殺人鬼・レザーフェイス誕生の秘密が明かされるということが話題になっていましたが、見てみると誕生までのシーンは少ししかなく残念でした。これだったらタイトルに『ビギニング』など付けず普通に「パート2」とかにしとけばよかったのにと思います。
ストーリー自体はいつものごとく若者が殺人変態一家に襲われるという展開なのですが、若者たちの行動に疑問点が多く、なぜそういう行動をするのかとイライラさせられました。まあ、あのような状況では正常な判断なんて出来ないのも無理はないですが・・・。
映像に関しては過激かつ残酷なシーンの連続で、スプラッタ・ホラーとしての迫力、凄惨さは申し分ありません。ただ本作品を見るにつけて、オリジナルの1作目がスプラッターシーンがほとんどなくても、あれだけ生理的嫌悪感を見る者に与えることができたことの凄さを再認識させられます。見せる恐怖は簡単ですが、見せない恐怖を描くのはそう簡単にできる芸当ではありませんね。
私がこの映画で一番印象的だったのは鬼の保安官ホイトです。映画の序盤に彼がなぜ保安官になったのか描かれますが、ある意味レザーフェイス誕生より印象的でした。『フルメタル・ジャケット』といい、この映画といい、R・リー・アーメイ の演技はいつ見ても強烈です。
この映画は最後まで後味が悪く、グロい描写も多いので、そういうのが好きな人以外はお薦めできません。
製作年度 2006年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 92分
監督 ジョナサン・リーベスマン
製作総指揮 ジェフリー・アラード 、トビー・エメリッヒ 、マーク・オーデスキー 、ガイ・ストーデル
脚本 シェルダン・ターナー
音楽 スティーヴ・ジャブロンスキー
出演 ジョーダナ・ブリュースター 、マット・ボーマー 、テイラー・ハンドリー 、ディオラ・ベアード 、アンドリュー・ブリニアースキー 、R・リー・アーメイ 、
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