『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』この映画を見て!
第175回『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』
今回紹介する作品はタイムトラベル映画の傑作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の続編です。前回の作品の大ヒットを受けて、当初は製作予定でなかった続編が製作されました。当初はもう1作品だけ製作する予定でしたが、構想がふくらみ1作では話しが収まりきらず続編を2作製作することになりました。その為、2作目は話しが「次回に続く」という形で途中で終わってしまいます。
ストーリー:「1作目のエンディングから話しはスタート。マーティは子どもたちの問題を解決するためにドクと2015年に向かう。トラブルに巻き込まれながらも。何とか子どもたちが起こす問題を未然に防ぐことに成功する。しかし、20世紀の商品を売るアンティークショップでマーティが手に入れたスポーツ年鑑が原因で1985年の歴史が大きく変わってしまう。マーティとドクは歴史を戻すために最初にタイムスリップした1955年に戻る。」
本作品は現代→未来→現代→過去と目まぐるしく時代を行き来します。その為、1作目よりもタイムトラベルの醍醐味が味わえます。
特に2015年の未来社会のシーンは本作品の最大の見せ場と言ってよく、空飛ぶ車や3Dの看板などSF好きにはたまらない描写の連続です。ただ、2007年の今見ると、乗り物の進歩に比べてテレビが未だブラウン管だったりするところが製作当時のスタッフたちの未来に対するイメージが伺えて面白いです。
また1作目の舞台となった両親が結ばれるパーティーのシーンが2作目でも重要な舞台となっており、後半の展開は1作目を知ってから見ないと面白さが半減します。最初見たときは1作目の裏側でこんな話しが展開されていたとはと驚いたものでした。
それにしても1作目の話しをこれだけリンクさせた続編のストーリーを書き上げた脚本家は素晴らしいと思います。
役者に関しては基本1作目に出演していた人が継続して参加しているのですが、お父さん役のクリスピン・グローヴァーと恋人役のクローディア・ウェルズは降板しており、違う役者さんが演じています。
演技での見所は何といってもマイケル・J・フォックス の一人三役!女装や老人役に挑戦しています。
またワンシーンですが幼いときのイライジャ・ウッドもゲーセンのシーンで出演していますので、ファンの方はお見逃しなく!
本作品を見たら、絶対に完結編となるPART3を見たくなると思います。本当に良く出来たシリーズです。
製作年度 1989年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 108分
監督 ロバート・ゼメキス
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ 、フランク・マーシャル 、キャスリーン・ケネディ
脚本 ボブ・ゲイル
音楽 アラン・シルヴェストリ
出演 マイケル・J・フォックス 、クリストファー・ロイド 、リー・トンプソン 、トーマス・F・ウィルソン 、エリザベス・シュー 、ジェームズ・トルカン 、ジェフリー・ワイズマン 、ケイシー・シーマツコ 、ビリー・ゼイン
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コメント
やっぱりTBが飛ばないのかしら?と思いつつ、こちらの記事でもためしてみます(^^;
「2」になるとマンネリになり面白さ半減する作品が多い中、どーしてどーして、この三部作は息を抜かせることなく楽しませてくれるのがスゴイ。
三部作それぞれに楽しみ方があり、これはまさに当時の未来感がドキドキさせてくれますね。
脚本の素晴らしさといい、映像といい、やっぱり面白いです。
投稿: chibisaru | 2007年11月23日 (金) 06時46分
コメントありがとうございます!確かに各話ごとにクローズアップされる主人公が変わっていますよね。2作目がビフの物語という発想はなるほどなあという感じです。
3作通してマンネリ感がないという感想はその通りですね。
また遊びに来てくださいね。
投稿: とろとろ | 2007年9月18日 (火) 16時52分
昔,この3部作が何故面白いかということを友人と話したことがある。
それは,各話で主人公が変わるところ。
1作目は,いわずと知れたマーティー
2作目は,意外にもマッド・タネン
3作目は,歳の離れた親友,ドク
それぞれが独自の味を醸し出していて,3部作全てを見ても,マンネリ感がなかった。
ちなみに,カテゴリの表題が興味をそそります。
投稿: タナケン | 2007年9月14日 (金) 17時46分