『翠星交響楽 Ecophony Gaia 』
お気に入りのCD NO.17『翠星交響楽 Ecophony Gaia.』 芸能山城組
今回紹介するCDは『AKIRA』の音楽を担当した芸能山城組が制作したアルバム『翠星交響楽 Ecophony Gaia』です。
芸能山城組は1974年にインドネシアバリ島のケチャの全編上演成功を機に設立されたアマチュアのアーティストグループです。世界各地の民俗音楽や伝承音楽を取り入れた独特な音楽世界は世界中で根強いファンを持っています。
私が芸能山城組に出会ったのは映画『AKIRA』の音楽なのですが、最初聴いたときは鳥肌が立ったものでした。世界各地の民俗音楽や楽器を大胆に取り入れた壮大なスケールの音楽は今まで聴いたことのない音楽であり、その独特なリズム感や声や楽器の音色は深く心に刻み付けられました。
その後、芸能山城組の他のCDも買い集め始めたのですが、今回紹介するCDは『AKIRA』の後に大阪の花博の為に制作された作品です。
今回の作品はタイトルを見ても分かるとおりに地球に対する畏怖と賛歌をテーマにしています。この作品は6楽章からなっており、地球の誕生から始まり、人類と自然と関わりの歴史を描き、ラストに地球と人類の未来に対する希望で終わる構成となっています。
ガムランの美しい響き、人間の声の力強く優しい響き、シンセの透明感溢れる音、古今東西の美しい音が地球に対する賛歌と畏怖を聞くものに強く感じさせます。
このCDは70分近くある大作なのですが、聴き終わると何ともいえない心地よさに包まれます。音楽の持つ力にぜひ触れてみてください。
1. 翠星交響楽Ⅰ章翠明-[プロローグ]Chaos
2. 翠星交響楽Ⅱ章創生-[原初・古代]Genesis混沌(カオス)天空(ウラヌスのテ―マ)大地(ガイアのテーマ)無言歌-Ⅰ翠星
3. 翠星交響楽Ⅲ章祝涛-[中・近世]Euphony牧歌 祝誓 観音陀羅尼 讃 唄 祭
4. 翠星交響楽Ⅳ章熟壊-[近・現代]Catastrophe無言歌-Ⅱ
5. 翠星交響楽Ⅴ章邂逅-[近未来]Disco Gaia Kitoko(リンガラ語のポリフォニー)
6. 翠星交響楽Ⅵ章讃歌-[エピローグ]Gaia Ao Ao(ピグミー風パルス・ポリフォニー)母なるガイアよ、私たちは誓う 翠星
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