『インデペンデンス・デイ』この映画を見て!
第136回『インデペンデンス・デイ』
今回紹介する映画は宇宙人に地球侵略を圧倒的なスケールで描いた『インデペンデンス・デイ』です。この作品のアメリカの有名な都市が次々と破壊されていくシーンが大変話 題となり、アメリカで公開された当時は記録的大ヒットを記録しました。
私も映画が公開されたときは初日に満員の映画館で見たものでしたが、ハリウッド映画らしいスケールの大きなシーンの連続に圧倒されたものでした。特に半端ではない宇宙船の大きさ、アメリカの都市が木っ端みじんに破壊されるシーンの迫力、そして飛行機対UFOのガチンコ対決と派手な見せ場の連続に興奮したものでした。
ストーリーはいかにもアメリカ万歳な展開が鼻につきましたが、そこはアメリカ映画ということで余り気にせず見たものでした。またよくよく考えると突っ込みどころ満載のストーリーであるのです。しかし、このようなお祭り映画にそんなリアリティを求めても仕方なく、如何に人類が侵略した宇宙人を倒すかだけに集中して見れば、これほど楽しめる娯楽映画はなかなかありません。
登場する人物たちもこのような映画に如何にも登場しそうな人物ばかりですが、一人一人の登場人物の成長をきちんと描き、最後には見せ場も与えて、見ている観客に爽快感を与えてくれます。
また、監督の演出も大変手際が良く、無駄なシーンが一つとしてなく、観客がこの手の映画に求めるシーンを次々と見せてくれるので、145分という長い上映時間も苦痛になりません。ローランド・エメリッヒ監督は基本的に大味な演出の監督なのですが、その大味さがこの映画にはぴったり合っています。
とにかく何も考えずひたすら派手なアクション映画をみてスカッとしたい時や映画を見て突っ込みを入れたい時はこの映画を見ることをお薦めします。
*この映画の突っ込みどころベスト5
5位 7月4日のアメリカ独立記念日に出撃するところ
4位 全く文明の違うUFOを簡単に操縦できる人間たち
3位 核兵器を簡単に自国内で使ってしまうところ
2位 大統領が自ら飛行機に乗り、出撃するところ
1位 宇宙人の使っているパソコンと人間の使っているパソコンのOSが同じであること
製作年度 1996年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 145分
監督 ローランド・エメリッヒ
製作総指揮 ローランド・エメリッヒ 、ウテ・エメリッヒ 、ウィリアム・フェイ
脚本 ディーン・デヴリン 、ローランド・エメリッヒ
音楽 デヴィッド・アーノルド
出演 ウィル・スミス 、ビル・プルマン 、ジェフ・ゴールドブラム 、メアリー・マクドネル 、ジャド・ハーシュ 、ロバート・ロジア 、ランディ・クエイド 、マーガレット・コリン 、ブレント・スピナー 、ヴィヴィカ・フォックス 、ハリー・コニック・Jr 、ジェームズ・レブホーン 、ハーヴェイ・ファイアスタイン 、ジェームズ・デュヴァル 、リサ・ジャクブ 、アダム・ボールドウィン 、ダン・ローリア 、ジェイ・アコヴォーン 、ロバート・パイン 、ビル・スミトロヴィッチ
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コメント
宇宙時代に犯罪者は居なくなるかもしれない それは高度な技術社会と自給自足技術で生活の不安がなくなるからと 発明と科学技術の進歩で如何なる犯罪者も捕まえられるから つまり正義が知恵が勝り犯罪者を捕まえる能力が飛躍的に高まるからで宇宙文明能力時代で平和幸福が保たれるかもしれない
投稿: 増田二三生 | 2008年8月 5日 (火) 14時47分