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2006年11月12日 - 2006年11月18日

『グーニーズ』この映画を見て!

第128回『グーニーズ』
Goonies  今回紹介する映画は少年の冒険心をくすぐる映画『グーニーズ』です。この映画は開発せまる港町を舞台に、海賊の財宝捜して7人の子どもたちが地下の洞窟で繰り広げる冒険を描いています。制作スタッフはとても豪華で、制作総指揮にスピルバーグ、脚本に『ハリーポッター』シリーズのクリス・コロンバス、監督に『リーサルウェポン』や『スーパーマン』のリチャード・ドナーとハリウッドのヒットメーカーが結集しています。また意外と知られていませんが『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでサム役を演じたショーン・アスティンが主役を務めています。
 この映画を初めて見たのは小学生の時でしたが、当時は大変はまったものでした。家の近くに財宝が眠っているというストーリーに影響され、私も友だちと近所で宝探しごっこをしたものでした。この映画の素晴らしいところは身近な日常のすぐそばで冒険が繰り広げられてることにあると思います。
 つい先日テレビで放映されているのを見て何十年ぶりかに見返したのですが、懐かしさで胸がいっぱいになってしまいました。特にシンディ・ローパーの主題歌が素晴らしくて、今聞いても心躍るものがありました。
 確かに今見ると如何にもお子様向けな展開が少し退屈だったりしますが、最近の映画にはない夢やロマンが溢れていました。
 私が好きなシーンはオープニングのスピーディーなカーチェイスシーンと中盤のオルガンを使ったハラハラドキドキの仕掛けのシーン、そしてラストの海賊船が海に現れるロマン溢れるシーンの3つです。
 また中盤の井戸のシーンで、主人公の少年マイキーが冒険を続けようと皆を説得するシーンも小さいときは結構ジーンとくるものがありました。
 登場する個性的な子どもたちの姿も大きな魅力です。ドジばかりするけど憎めないチャンク、発明好きのデータ、ニヒルで大人びたマウス、そして勇気と行動力を持った喘息持ちの少年マイキー。映画の中でそれぞれの子どもたちの個性が見事に引き出されていました。
 この映画はぜひ多くの男の子に見てもらいたい作品です。友情・ロマン・勇気の大切さが胸に残る80年代の冒険活劇映画の傑作です。 

製作年度 1985年 
製作国・地域 アメリカ
上映時間 111分
監督 リチャード・ドナー 
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ 、フランク・マーシャル 、キャスリーン・ケネディ 
脚本 クリス・コロンバス 
音楽 デイヴ・グルーシン 
出演 ショーン・アスティン 、ジョシュ・ブローリン 、ジェフ・B・コーエン 、コリー・フェルドマン 、ケリー・グリーン 、マーサ・プリンプトン 、キー・ホイ・クァン 、ジョン・マツザク 、アン・ラムジー 、ジョー・パントリアーノ 、ロバート・ダヴィ 

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『キャプテンスーパーマケット 死霊のはらわた3』この映画を見て!

第127回『キャプテンスーパーマケット 死霊のはらわた3』
Evildead3_1  今回紹介する作品は80年代を代表するスプラッターホラー『死霊のはらわた』シリーズの完結編『キャプテンスーパーマケット』です。

 『死霊のはらわた』の1作目は低予算映画でしたが、過激なスプラッターシーンが大変話題となりました。2作目は1作目をグレード・アップさせたセルフリメイクの作品となっており、1作目とは打って変わってコメディータッチの作風になりました。そして、3作目である『キャプテンスーパーマケット』は前作の続きでありながら、今までの作品とは全く違うコメディーファンタジー映画になっています。
 その為、今までの作品にあった過激なスプラッター描写を求める人には物足りないかもしれません。しかし、そういう映画が苦手な人に取っては気楽に見られる作品となっており、誰が見ても楽しめる?映画となっています。
 この作品は前作のラストで中世にタイムスリップした主人公アッシュのその後の死闘を描いています。しかし、前作とのつながりはあるようでないような作品であり、この映画だけ見ても充分楽しめる作品となっています。

 監督は今や『スパイダーマン』シリーズでハリウッドのヒットメーカーの仲間入りをしたサム・ライミが担当しています。最近のサム・ライミは誰が見ても安心して楽しめる作品ばから監督していますが、80年代はマニアックでお馬鹿なB級映画を数々監督していました。この作品はそんな80年代のサム・ライミの総決算とも言える仕上がりになっています。

 ストーリー:「スーパーマーケットで働くアッシュは休日に恋人を連れて山小屋に行く。しかし、そこで『死者の書』を拾い、死霊たちを復活させてしまう。恋人がゾンビ化するものの、死霊たちを撃退するアッシュ。しかし異次元空間に吸い込まれて、中世の時代にタイムスリップしてしまう。(ここまでが前作のあらすじ)
 中世にタイムスリップしたアッシュはアーサー王に敵と勘違いされて捕らえらる。アッシュはアーサー王に死霊の徘徊する井戸に落とされてしまうが、怪物たちを倒して実力で脱出を果たす。その後、アッシュはアーサー王に『死者の書』を探して欲しいと依頼される。アッシュも現代へ戻るために『死者の書』が必要だったので、アーサー王と協力して死霊の森へと向かう。途中で死霊と激しい戦いを繰り広げながら、何とか『死者の書』を手に入れるアッシュ。しかし、呪文を間違えてしまい、大量の死霊たちを復活させてしまう。アーサー王と手を組んだアッシュは、死霊軍団との決戦に挑む。」
 
 この作品は下らないけどとても面白い作品です。ストーリーは荒唐無稽でバカバカしいですし、特撮もとてもチープです。主人公アッシュもヘタレで自己中心的で情けないキャラクターで感情移入しにくいです。しかし、この映画は最後まで見る者を惹きつけるだけの力があります。
 この映画の大きな見所は2つあり、1つ目は中盤のアッシュ=ブルース・キャンベルのワンマンショー、2つ目は後半の城での死霊軍団vs人間の激しい攻防戦です。
 1つ目の見所である中盤のシーンはブルース・キャンベルの一人芝居が堪能できます。
アッシュvs小人アッシュ軍団、アッシュvs分裂したアッシュの戦いはもはやギャグとしか言いようがなく、笑いなくして見られません。
 また2つ目の見所である後半の城での攻防戦は、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの城の攻防戦を彷彿させるような仕上がりとなっています。(もちろん、スケールや完成度はあちらの方が数倍上ですが・・・。) ストップモーション撮影によるガイコツ兵士たちの動きはぎこちないものの、レイ・ハリーハウゼンの特撮映画を彷彿させます。
映画のラストは劇場版とサム・ライミ監督のオリジナル・バージョンと2種類あるのですが、劇場版はハッピーエンドで、監督版はアンハッピーエンドです。個人的にはどちらもそれぞれ捨てがたいものがあります。現在発売されているDVDでは両方のヴァージョンを見ることが出来ます。

 この映画は頭を空っぽにして、何も考えずに見れば、楽しい一時を過ごすことができます。

製作年度 1993年 
製作国・地域 アメリカ
上映時間 89分
監督 サム・ライミ 
脚本 サム・ライミ 、アイヴァン・ライミ 
音楽 ジョセフ・ロドゥカ 
出演 ブルース・キャンベル 、エンベス・デイヴィッツ 、マーカス・ギルバート 、イアン・アバークロンビー 、リチャード・グローヴ 、ブリジット・フォンダ 、パトリシア・トールマン 、テッド・ライミ 

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