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2006年1月8日 - 2006年1月14日

ロード・オブ・ザ・リング 何でもランキング

 今回は私のお気に入りの映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズに関して、自分なりにいろいろランキングを付けてみました。
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・旅の仲間9人お気に入りキャラクターBest5
5位 ピピン
→話しが進むにつれて、たくましくなっていったピピン。「王の帰還」でデネソールに言われて歌うシーンは彼の歌声も相まって深い悲哀が伝わってきます。
4位 ガンダルフ
→映画では武闘派になっていたガンダルフですが、彼の慈しみと優しさをもった眼差しは印象的です。
3位 フロド
→この映画の主人公。どこまでも透きとおった目がホビットの純真さと素朴さを見事表現してました。後半あまりにもやつれた姿は痛々しかったです。
2位 ボロミア
→原作より映画の方が魅力的でした。人間の弱さを抱えつつも、最後は改心して命をかけてホビットを守ろうとするシーンはかっこよかったです。
1位 サム
→この映画の影の主人公。数々の名セリフと献身的な行動で主人公をサポートしたサム。側にいてくれたてこんなに頼もしい奴はいないでしょう。彼がいなかったら、指輪は滅びの山まで辿りつかなかったでしょう。

・お気に入り脇役キャラクターBest5
5位 木の髭
→原作に比べて威厳は減ってましたが、緊迫感が続くドラマの中で、彼のゆったりマイペースに歩む姿は心を和ませてくれます。
4位 サルマン
→ラストは悲惨な死に方をしますが、彼の威厳と迫力に満ちた姿と声はとても印象的でした。
3位 ファラミア
→ボロミアの弟のファラミア。原作よりもだいぶ弱々しい人間になっていますが、彼の父に愛されたいけど愛されない苦しみや哀しみは見ていて胸がしめつけられました。出陣前の父とのやりとりしている際の彼の憂いを帯びた目は印象的でした。
2位 セオデン
→「二つの塔」ではサルマンに操られ、どこか弱々しい印象だったセオデンですが、「王の帰還」での彼は一国の王としての威厳に満ちていました。渋く、かっこいい王でした。
1位 ゴラム
→指輪の魅力にとりつかれた者の悲劇を見事に表したキャラクターでした。「二つの塔」での善と悪との狭間で揺れ動く姿や「王の帰還」でのずる賢く主人公たちの仲を裂こうとする姿はドラマを非常に盛り上げてくれました。。ゴラムが滅びの山でフロドから指輪を奪ったときのうれしそうな姿は、見ていて哀れみを感じてしまいました。彼も指輪に出会わなかったら、魚釣りを楽しむいいホビットのまま人生を送れたんでしょうね。

・感動的なシーンBest5
5位 ガンダルフがヘルム峡谷に朝日と共に現れ、山を駆け下りるシーン「二つの塔」
→このシーンは見ていて鳥肌が立ちます。絶望の中で現れる希望です。
4位 ファラミアがオスギリアスを奪還するために無謀な闘いに挑むシーン「王の帰還」
→このシーンはピピンの歌声も相まって、深い悲哀を感じさせるシーンです。勝算はないと分かっても闘わざるえないファラミアの哀しみ、ピピンのファラミアに対する思い、狂気に陥っている父の悲劇、この3者の哀しみがぐっと伝わるシーンです。
3位 ボロミアの最期「旅の仲間」
→ボロミアとアラゴルンとの最後のやり取りは、ボロミアの国への愛する思いがよく分かりますし、アラゴルンが自分の王としての役割を受け入れはじめる重要なシーンです。
2位 セオデンがペレンノールの闘いの前に兵士に演説するシーン「王の帰還」
→セオデンのかっこいい演説に対して、兵士たちが「死だー」と叫ぶシーンは、見ている側のテンションも上がってきます。
1位 滅びの山でサムがフロドを背負うシーン「王の帰還」
→このシーンは3部作の中で一番感動的です。「指輪の重荷は背負えなくても、あなたを背負うとはできる」と言ってサムがフロドを担ぐシーンは涙なしでは見られません。

・壮絶バトルシーンBest5

5位 ガンダルフ対バルログの一騎打ち「二つの塔」
→「二つの塔」のオープニング。いきなり始まる壮絶なバトルに興奮しました。
4位 エントのアイゼンガルド襲撃「二つの塔」
→エントの森を奪われた哀しみと怒りが伝わってくるシーンです。森は大切にしないといけませんね。
3位 サム対シェロブの一騎打ち「王の帰還」
→強大な大蜘蛛に剣一本で闘ったサム。あなたはいつの間にそんなに強くなったんですか?
1位 ヘルム峡谷の闘い「二つの塔」
1位 ペレンノールの闘い「王の帰還」
→ヘルム峡谷とペレンノールでの闘いは甲乙付けがたいです。絶望感漂う闘いの中、最後まで誇りと希望を持って闘う主人公たちの姿に胸が熱くなります。

・中つ国行ってみたい場所Best5
5位 灰色港「王の帰還」
→3部作のラストを締めくくる灰色港。歴史を感じさせ、穏やかで美しい港ですね。
4位 ローハンの平原「二つの塔」
→見渡す限りの起伏ある平原。あそこを馬で駆け回ったら気持ちいいでしょうね。
3位 裂け谷「旅の仲間」
→エルロンド様が住む裂け谷。休日はあそこで過ごすと、リフレッシュできそうですね。
2位 ミナス・ティリス「王の帰還」
→スケールの大きさに圧倒されますね。実在するなら一度観光していみたいですね。
1位 ホビット村「旅の仲間」
→自然と調和が取れて、素朴で美しいホビット村。こんな村に住んでみたいです。

・名セリフBest5
5位 「辛い目にあうと誰もがそう思うが、思ったところで今さら変えられん。
   それよりも今、何ができるかを考えるべきじゃ」(旅の仲間)
→ガンダルフがフロドに言う言葉。この物語のテーマである「責任」とは何かについて説く名セリフです。
4位 「今帰ってきただよ」(王の帰還)
→映画のラスト、サムがいうセリフ。なんと穏やかな終わりでしょう。
3位 「フロドのために」(王の帰還)
→アラゴルンが黒門前での闘いを前に言うセリフ。フロドに対するアラゴルンの思いが伝わってきます。
2位 「子供の頃に読んで心に残った物語は、以前はなぜ胸に響くのか分からなかった。
   今なら分かる。彼らはどんなに壁にぶつかっても、決して引き返さなかったからです」
→サムがオスギリアスでフロドに向かって言うセリフ。このセリフを聞きたくて、何回も映画館に通いました。
1位 「指輪の重荷は背負えないけど、あなたを背負う事は出来ます!」(王の帰還)  
→サムが滅びの山を前にフロドにいうセリフ。涙なしには聞けません。サムのフロドに対する一途な思いに胸が打たれます。

ぜひ、皆さまのロード・オブ・ザ・リングに関するBest5も教えてください。 

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「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」この映画を見て!

第25回「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」
見所:ゾンビに囲まれた家で繰り広げられるサバイバルnotd

 今まで「ゾンビ」「死霊のえじき」「ランド・オブ・ザ・デッド」とジョージ・A・ロメロが監督したゾンビ映画を紹介してきましたが、今回は記念すべき彼が初めて監督したゾンビ映画を紹介したいと思います。
 ストーリー:「墓参りに来ていた兄妹のバーバラとジョニー。突然ゾンビの襲われ、兄はやられてしまう。バーバラは何とかゾンビの手を逃れ、一軒家に逃げ込む。しかし、いつの間にか家の周りはゾンビに取り囲まれていた。そこに現れる黒人のトラック運転手のベン。テレビではアメリカ中で死者が蘇っていることが報道されている。さらに逃げ込んでくるカップルにずっと地下の倉庫に潜んでいた家族。彼らはゾンビから家を守り、脱出して街に向かうための作戦を練るが・・。」
 この映画はジョージ・A・ロメロを中心とした映画仲間が週末に集まり、低予算で撮影されています。映画のほとんどは町はずれにある一軒家で撮影されており、ゾンビの特殊メイクも対したことなく、確かに見る限り、あまり予算はかかっていなさそうです。しかし、一軒家に立てこもった人間たちの緊迫したドラマやゾンビ対人間の壮絶な闘いなど見応えは充分です。そして衝撃的な結末。この結末の後味の重さは格別です。アメリカではドライブ・イン・シアターで公開されて、じわじわと人気を獲得していったそうです。
 ストーリー自体はとてもシンプルなものですが、終始緊迫した展開が続きます。周囲から隔絶された状況に置かれた中で、どう生き残っていくか。ゾンビとの闘いはもちろんのこと、人間ドラマとして見応えがあります。特に地下に立てこもった家族の父親と1階でゾンビと闘うベンとの確執は見ている側をいらいらさせます。
 ゾンビですが、最初墓場で出てくるゾンビの印象が強烈です。足も速いし、石を使って窓も割ろうとするしで、他のゾンビに比べて力を持っています。また後半出てくるゾンビ化
した子どもはかなり衝撃的です。あの当時にこの映画を見た人にはかなりショックを受けただろう描写があります。
(ここからネタバレあり)
 ラストは何とか夜が明け、生き残った人が窓の外を覗くのですが、ゾンビに間違われて殺されるという何とも身も蓋もない結末です。ゾンビ狩りを楽しむ人間の姿は見ていて、ゾンビより嫌悪感を抱きます。ゾンビと人間どちらが本当に恐ろしいのか分からないラストです。この映画はちょうど国外的にはベトナム戦争の真っ直中国内では公民権運動が盛んだった時代に制作されており、その時代性を見事に反映した作りとなっています。 nold

この映画は90年代に1度リメイクされています。監督は「ゾンビ」の特殊メイクを担当したトム・サヴィーニが担当しており、途中までオリジナルとほとんど変わらない展開となっています。しかし、後半の展開が大きく変わっており、オリジナルでは叫ぶだけだった女性バーバラが活躍する展開となっております。ラストもオリジナルとは違っていますが、後味の悪さでは変わりません。人間の醜さがよく出たラストとなっています。90年代にリメイクということで特殊メイクなどは見応えがあります。

notd3 あとDVDで「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド:最終版」というのが発売されています。こちらは15分の追加シーンがありますが、はっきり言って蛇足以外の何者でもありません。ロメロも直接関わってなく、オリジナルの冒涜としか思えません。最初に墓場で出てきたゾンビが実は犯罪者であったという説明シーンと、牧師が説教をするシーンなどが追加されています。

ゾンビ映画にしては気持ち悪いシーンも少なく、サスペンスとしても一級品です。是非、皆さんもゾンビ映画の古典とも呼ばれるこの作品を見てください!

製作年度 1968年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 96分
監督 ジョージ・A・ロメロ 
脚本 ジョン・A・ルッソ 
出演 ジュディス・オディア 、デュアン・ジョーンズ 、ラッセル・ストライナー 、カール・ハードマン 、キース・ウェイン 

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街を捨て書を読もう「はだしのゲン」

「はだしのゲン」 作:中沢啓治 汐文社

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

 昨年は戦後60周年ということで、マスメディアでも日本が関わっていた戦争について様々な特集が組まれていました。テレビや映画でも戦争を題材にしたドラマが制作されて、話題になりました。  その多くは、日本の一般市民が戦争に巻き込まれ、命や人生を犠牲にしていく姿が描かれたものでした。ほんの60年前まで日本は多くの国を相手に戦争をして、自国民はもちろんのこと、他国民にも多大な犠牲を強いてきました。戦争そのものは60年前に終止符を打たれたものの、その傷は今も多くの人々の人生を苦しめ、外交や政治においても大きな影響を与えています。
 多くの人々の中で戦争が遠い過去の記憶となる中、私がお薦めしたい本が「はだしのゲン」です。この本は広島の原爆投下による悲劇の中でたくましく生き抜いていく人々の姿を描いた漫画です。この本ほど戦争により一般市民の人生が翻弄されたかが分かる本は他にありません。また日本人を戦争の被害者の立場としてのみ描いているのでなく、加害者としての立場も描いているところも、注目すべき所です。
 この漫画の大きな特徴として広島の原爆投下後の市内の様子を生々しく描いているところがあります。その描写は凄惨を極めて、見る人に衝撃を与えます。私の祖母も広島市内で原爆に遭って、兄弟を亡くしております。私は小さいときから祖母に原爆後の広島市内の様子を聞かされていたので、「はだしのゲン」を読んだとき、祖母の話と同じような描写が出てきたので食い入るように読んだものです。広島の原爆では何万人の人が亡くなり、放射能の後遺症で苦しんできました。私の母も祖母が原爆にあってから2年後に生まれたのですが、血液の病気に小さいときからかかっており、放射能との関連性も考えられています。そして現在も核兵器は世界中に存在して、人類を滅亡の危機へと追いやっています。イラク戦争でも劣化ウラン弾という核兵器が使われ、放射能の影響で米軍の兵士やイラク市民に影響が出ているようです。核の恐怖は決して過去の話ではないのです。
 またこの漫画はただ戦争や原爆の悲劇を伝えているわけでなく、戦後の復興の中で、原爆の後遺症と貧困にあえぎながらたくましく生き抜いていく若者の成長を描いた青春ドラマとしても見応えのあるものとなっています。戦争は決して終戦と共に終わったのではなく、戦後の復興の中でも人々の人生に大きな影響を与えたことが、この漫画を読むとよく分かります。
 この漫画は一部の人からは自虐史観の本だと思われるかもしれません。確かに作者の政治思想が声高に叫ばれている箇所もあります。そこに関しては賛否両論があるかと思います。しかし、この本が持つ力は大きなものがあります。主人公たちの姿を通して、どんな苦難の中でも生きていくことの素晴らしさと大切さを教えてくれます。そして読み終わった後、読者に生きていくエネルギーを与えてくれます。
 私の祖母も原爆でその後の人生が大きく狂ったようです。兄を亡くし、好きな人とも結婚できなくなったそうです。その後の人生観も変わったようです。戦争は決して個人に幸せを与えてくれません。今、戦争に関する論議が活発ですが、戦争をどう回避していくか考えていく必要があります。

 戦後60年以上を迎えた今こそ、この本を読み、戦争とは何か考えてもらえればと思います。
 

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この映画を見て!「死霊のえじき」

第24回「死霊のえじき」
見所:絶望的な終末世界、ラスト20分の地獄絵図、そしてパブの敬礼
eziki 以前に、このブログで「ゾンビ」「ランド・オブ・ザ・デッド」とジョージ・A・ロメロが監督したゾンビ映画を紹介してきましたが、今回はその3作目に当たる「死霊のえじき」を紹介します。
 ストーリー:「地球上のほとんどがゾンビによって埋め尽くされ、生き残った人間は終末の時をじりじりと迎えていた。かつて核兵器庫として使われていた軍事施設に立てこもる科学者や軍人たち。科学者はゾンビの謎を解き明かし、人間が生き残る道を探そうと研究をしている。しかし科学者たちと軍人たちはその方向性の違いから、常に対立していた。そして両者の対立が極限に達したとき、ゾンビが施設になだれ込み、悪夢のような地獄絵図が展開される。」
 この映画の最大の見所は精緻を極めたスプラッターシーンです。4部作の中、一番過激で生々しいです。ラストの20分は地獄絵図のようなシーンが延々と続くので、苦手な人は正視できないと思います。
 またパブという知能をもったゾンビが、この映画では登場するのですが、とても印象を残すゾンビキャラです。ラストでは人間よりも人間らしさが感じられ、皮肉な感じを受けます。
 ジョージ・A・ロメロが制作されるゾンビ映画は常にその時代の政治的・社会的風潮が反映されています。「死霊のえじき」では80年代の米ソ冷戦における軍事大国主義が反映された内容となっています。この映画は中盤、科学者と軍人たちが対立していがみ合うシーンがずっと続きます。軍人たちの傲慢な姿は見ていて、ゾンビの姿を見るより、気分が悪くなります。地上から多くの人間たちが消滅した後でも、生き残った数少ない人間同士がいがみ合う姿を見ると、絶望的気分に陥ります。ラスト、核を保管していた軍事施設で人間が自滅していく姿には哀れさと自業自得を感じてしまいます。
 この映画は当初の企画・脚本ではかなりの大作になる予定だったそうですが、予算が獲得できず、脚本を変更してかなりスケールダウンして制作されました。(死霊のえじき当初のシナリオに関する情報は「ゾンビ手帖」というサイトで詳細に紹介されています。そちらでオリジナルの脚本も閲覧できます。是非興味のある方は訪れてみてください。)当初のシナリオのままで制作されたら、かなり印象の違う映画になったと思います。ジャングルや村でゾンビと闘うプロットなども用意されおり、実際にセットの準備などもしていたようです。そのため、この映画は本編のほとんどが地下の軍事施設内のシーンで構成されており、とても閉塞感が漂う映画となっています。
 この映画は万人にお薦めはできませんがホラー好きな方は是非見てください!ちなみにビデオで最終版と完全版と出ていますが、最終版は重要なスプラッターシーンをカットしまくっているので見ない方が良いです。
 最近DVDでリリースされた死霊のえじき(完全版)は高画質・高音質な本編にメイキングやインタビュー、オリジナル脚本も特典で付いておりお薦めです。

製作年度 1985年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 102分
監督 ジョージ・A・ロメロ 
製作総指揮 サラ・M・ハッサネン 
脚本 ジョージ・A・ロメロ 
音楽 ジョン・ハリソン 
出演 ロリ・カーディル 、テリー・アレクサンダー 、ジョセフ・ピラトー 、リチャード・リバティー 、アントン・ディレオ 

 
 

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