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エニグマのCD

Enigma1  今回はヒーリング・ミュージックの先駆けとなったエニグマのCDを紹介したいと思います。エニグマは1991年にヴァージン・レコードからアルバム「サッドネス(永遠の謎).」をリリースしてデビューしました。はグレゴリオ聖歌とクラブやストリートから生まれたグランドビートを大胆に融合した音楽でヨーロッパの音楽に衝撃を与え、一躍大ヒットとなりました。その後も「2~ザ・クロス・オブ・チェンジ」(94年)・「エニグマⅢ」(96年)「ザ・スクリーン・ビハインド・ザ・ミラー 」(00年)「ボヤジュール」(03年)「ア・ポウステリオーリ 」(06年)と6枚のアルバムをコンスタントに発表しています。彼らの作品は当初はヒーリングミュージックとして人気を呼んでいましたが、近年の作品は単なるヒーリング・ミュージックの枠を超えたものとなっており、プログレッシブ・ロックやテクノの色が非常に強くなっています。
 
 デビュー当初はエニグマというプロジェクト名以外明らかにされず、数多くの憶測を生みました。しかし、アルバム発売から1ヶ月後にドイツで活動するキーボード奏者にして、音楽プロデューサーのマイケル・クレトゥが中心となったプロジェクトであることが発覚しました。マイケル・クレトゥはハンガリー生まれで、若いときはクラッシックのピアニストを目指していたそうです。しかし、挫折し、ポップミュージックの世界に転身したそうです。彼の創り出す音楽の大きな特徴として、ヨーロッパでブームとなっていたプログレッシブ・ロックやグランドビート、テクノなど様々なジャンルの要素を巧みに融合したサウンドがあります。特にエニグマでのクレトゥが創り出すサウンドはその特徴が顕著です。
  
 私がエニグマを初めて知ったのは大学の時で、当時ブームとなっていたヒーリング・ミュージックのコンピレーションCDを買った際にエニグマの曲「リターン・トゥ・イノセンス 」が入っていました。その曲を初めて聴いたときはあまりにも素晴らしい曲で聴いていて鳥肌が立ってしまいました。それからエニグマの虜になってしまい、CDを購入しては何回も聴きまくっています。
 エニグマの魅力は聴いていて心地の良いビート、官能的で哀愁漂うサウンド、民族音楽を取り入れたスピリチュアルな雰囲気にあります。エニグマのサウンドやメッセージは決して明るいものではなくどちらかというと切なくてダークな感じのものが多いのですが、聴く者の心を落ち着かせる力があります。
 エニグマのCDをずうと聴いていると、日常から非日常の世界にトリップしたような浮遊感覚に陥ります。その心地よさは一度はまると病みつきになります。
 
 ヒーリング・ミュージックが好きな人、プログレやテクノが好きな人、トランスやダンスミュージックが好きな人、ぜひ一度エニグマを聴いてみてください。

 ちなみに私のお薦めアルバムは「サッドネス(永遠の謎).」(91年)・「2~ザ・クロス・オブ・チェンジ」(94年)・「ボヤジュール」(03年)の3枚です。
Enigma1_1  「サッドネス(永遠の謎).」はエニグマを語る上で外せないアルバムですし、グレゴリアン聖歌とグランドビートの融合した独自の音楽世界は聴く者を別世界に誘います。この作品は荘厳でありながら、官能的であり、叙情的でもあり、聴いていて心が落ち着きます。

Enigma2  「2~ザ・クロス・オブ・チェンジ」は、1作目よりポップな作品が多く聴きやすいです。中でもアフリカのアミ族の声をフューチャーした「リターン・トゥ・イノセンス」がとても素晴らしい曲で、スピリチュアルな世界に浸れます。

                                          
Enigma3  「ボヤジュール」はエニグマの新境地を見せたアルバムで、ヒーリング・ミュージックの枠を大きく超えた作品となっています。どちらかというとプログレの要素が強い作品です。

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