『子連れ狼 三途の川の乳母車』この映画を見て!
第121回『子連れ狼 三途の川の乳母車』 今回紹介する映画はカルト的人気を誇る時代劇『子連れ狼 三途の川の乳母車』です。この映画はタランティーノ監督も大絶賛をしており、『キル・ビル vol1』のラストの青葉屋のチャンバラシーンはこの映画の影響を強く受けています。
若山富三郎主演による『子連れ狼』シリーズは6本制作されており、今回紹介する映画『三途の川の乳母車』は3作目に当たります。ストーリーは乳母車を押しながら旅する拝一刀と彼の命を狙う柳生一族との激しい闘い、そして阿波藩から依頼された公儀護送役<弁・天・来>の三兄弟の抹殺の任務を描きます。ストーリーは全く無駄がなく、スピーディーに展開していきます。
この映画の最大の見所はスプラッター映画顔負けの残酷描写です。血が噴き出すのは当たり前で、手足が飛び、頭が二つに割れるなど過激なシーンの連続です。そのあまりの過激さにはもはやギャグと言ってもよく、見ていて嫌な感じはほとんどしません。また大五郎がのる乳母車が様々な仕掛けが装備されており、笑ってしまいます。
また松尾嘉代がヌードになるシーンがあるのですが、そのシーンがものすごく艶めかしく、目が釘付けになります。
若山富三郎の刀さばきも格好いいですし、彼の渋さがとても魅力的です。
この映画は現在日本版DVDは発売されておらず、私も台湾版DVDを購入して鑑賞しました。レンタルビデオで貸し出している所もあるようなので、もし見つけたら借りて見てください。お薦めのカルト時代劇です。
制作年度 1972年
製作国・地域 日本
上映時間 85分
監督 三隅研次
製作総指揮 -
原作 小池一雄 、小島剛夕
脚本 小池一雄
音楽 桜井英顕
出演 若山富三郎 、富川晶宏 、松尾嘉代 、岸田森 、新田昌玄 、鮎川いづみ 、大木実
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