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夜会VOL.6『シャングリラ』

夜会VOL.6『シャングリラ』
Syangurira  中島みゆきのライフワークであるコンサートでも演劇でもない独特な舞台「夜会」。今回は歌だけでなくドラマとしても魅力的な『シャングリラ』を紹介したいと思います。
 私はこの作品はDVDでしか見たことがないのですが、ラストに歌われる『誕生』と『生きてゆくおまえ』の中島みゆきの歌唱力と表現力に圧倒されると共に、ストーリーの悲劇的な結末に涙がこみあげてきました。
 ストーリー:「仕事を探していた美(メイ)は新聞の求人広告でメイド募集の記事に目が止まる。『住所 オン・ザ・ヒル 雇い主 美齢』そこに書かれていた雇い主は自分が幼い頃に母に眠り薬を飲ませて、自分が母になりすまして大金持ちの家の女となり、裕福な生活を過ごしている母の元親友。母は苦労の連続で、不幸な事故で亡くなってしまった。美は母の復讐のためにメイドとして美齢の館に入り込む。美は美齢に嫌がらせをして追い込んでいく。しかし、美はある日、美齢が大金持ちの男の妾に過ぎず、決して幸せな生活を送っていた訳でないことを知る。そして、残酷で悲劇的な結末が美と美齢の間に訪れる。」
 この作品はラストに衝撃的などんでん返しがあります。ラストに歌われる「生きてゆくおまえ」は10分近い大作ですが、この物語の悲劇の真相が語られます。歌で語られるあまりにも悲しく、残酷な真実。美の憎悪と復讐の果てのあまりにも悲劇的な結末。運命のいたずらという皮肉。本当の愛情とは何か?本当の幸せとは何かをこの作品の結末は見ている側に問いかけてきます。
 この作品では「誕生」という歌が大きな意味をもっています。「誕生」は生まれてきたことを祝福する歌なのですが、この作品では親子の深い愛情を伝える歌として、効果的に使用されています。
 この作品は夜会の中で起承転結がはっきりしており、ストーリーもドラマティックで分かりやすく、夜会初心者の方にもお薦めです。ぜひ見てみてください。ラストの「生きてゆくおまえは」涙なしでは見れませんよ。

会場:Bunkamuraシアターコクーン
1994.11.11~12.10
全25回公演

1. 思い出させてあげる(Instrumental
2. 怜子
3. 煙草
4.
5. 波の上
6. 南三条
7.
8. あの娘
9. 朝焼け
10. 五才の頃
11. F.O.
12. 忘れてはいけない
13. 思い出させてあげる
14. あり、か
15. 春までなんぼ(Instrumental)
16. 子守歌
17. グッバイガール
18. 黄砂に吹かれて
19. 思い出させてあげる
20. 友情
21. シャングリラ
22. 思い出させてあげる
23. 春までなんぼ
24. 波の上
25. 二隻の舟
26. 生きてゆくおまえ
27. 誕生
28. 生きてゆくおまえ
29. シャングリラ(Instrumental)

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