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『バックドラフト』この映画を見て!

第110回『バックドラフト』
Back_draft  今回紹介する映画は火災に立ち向かう消防士たちの生き様を描いた『バックドラフト』です。この作品は私が中学校の時に生まれて初めて映画館で見た洋画であり、火災シーンの圧倒的な迫力と人間ドラマとしての素晴らしさに大変感銘を受けたのを今もはっきりと覚えています。この作品に出会い、私は映画館で映画を見ることの素晴らしさに目覚めたといってもいいくらい思い入れのある作品です。
 
 ストーリー:「シカゴの消防署第17分隊で働くブライアンの父。父は火災現場で殉職する。父の後を継ぐかのように消防士となったブライアンは兄スティーブンが隊長を務める17分隊に配属される。しかし、ブライアンは消防士として活躍する兄についていけない自分に葛藤し、17分隊を辞めてしまう。そんな中、バックドラフト現象を利用した連続爆破放火事件が発生する。ブライアンは放火調査員に配転して、連続爆破放火事件を調査することになる。そして調査を進める内に、政治家による消防人員整理を踏み台にした開発計画がらみの金儲けが明らかになる。そして、捜査線上に意外な犯人が浮かび上がる。」
 
 この映画のストーリーは内容が盛りだくさんです。消防士である兄弟の絆をドラマのメインとしながら、そこに親子愛や夫婦愛も盛り込み、さらに放火犯を捜すというサスペンスまで加わるという贅沢なストーリーです。これだけの内容を盛り込みながらも、話しが散漫にならず分かりやすく、感動できるストーリーに仕上がっているのは大したものです。特に火災シーンに負けずとも劣らない熱い人間ドラマは、見ている側の心も熱くさせます。特にクライマックスの火災現場での兄と弟のやり取りからエンディングまでの展開は何回見ても、涙なしでは見られません。また放火犯人を捜すサスペンス映画としても非常に緊張があり、面白く仕上がっています。ただ『羊たちの沈黙』のレクター博士のような放火魔が登場して、ブライアンが犯人像を教えてもらうシーンは笑ってしまいましたが・・・。
 
 映画の見せ場でもある火災シーンもILMの特撮が素晴らしく、劇場で見ると観客はまるで火災現場のど真ん中にいるような感覚にさせてくれます。この映画では炎を生き物のように捉えており、まるで炎が意志をもって人間に襲ってくれるように見えます。特に前半のマネキン工場の火災とラストのビル火災はすざましく、消防士の炎との命がけの闘いに手に汗握ってしまいます。この映画を見ると火災の恐ろしさと消防士という職業の大変さと素晴らしさがよく分かります。
 大阪にあるUSJにも『バックドラフト』のアトラクションがあり、映画の火災現場を再現しており、なかなかの迫力があります。数あるアトラクションの中でもお奨めです。

 またこの映画を語るとき忘れてはいけないのがハンス・ジマーの音楽です。日本では『料理の鉄人』のテーマ曲として使われていたので、聞いたことがある人は多いと思います。ハンス・ジマーの特徴であるシンセサイザーとオーケストラによるダイナミックな音楽が作品を盛り上げています。特に映画のクライマックスからエンディングにかけての音楽は秀逸で、観客の涙腺を刺激してくれます。ぜひ映画を見て気に入ったら、サントラも買ってください。落ち込んだときに聞くととても元気が出ますよ。

 この映画は消防士たちの熱い生き様が描かれており、誰が見ても感動できる作品です。ぜひ見てみてください! 

製作年度 1991年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 136分
監督 ロン・ハワード 
製作総指揮 ブライアン・グレイザー 、ラファエラ・デ・ラウレンティス 
脚本 グレゴリー・ワイデン 
音楽 ハンス・ジマー 
出演 カート・ラッセル 、ウィリアム・ボールドウィン 、ロバート・デ・ニーロ 、スコット・グレン 、ジェニファー・ジェイソン・リー 

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コメント

コメントありがとうございました。この映画は映画の面白さや素晴らしさを伝えてくれるだけの力がある作品ですよね。
何度見ても胸の熱くなる傑作です。

投稿: アシタカ | 2006年9月18日 (月) 09時37分

 お邪魔します。トラック・バックありがとうございます。

 私が自分のブログでこの映画のレビューを書いた時に書き切れなかったことを、asitakaさんが全て詳細に書かれていたので感動しました。

 この映画は私にとっても、「映画」というものの素晴らしさに気付かせてくれた記念碑的な映画なので、同じような気持ちでこの映画を大事に思っている人が居てくれたことが、ちょっと嬉しいです。

投稿: AQUA | 2006年9月17日 (日) 22時13分

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