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『Symphonic Suite AKIRA』芸能山城組

お気に入りのCD.NO5 『Symphonic Suite AKIRA』 芸能山城組
akira2  今回紹介するCDは当ブログでも紹介した映画『AKIRA』のサントラです。『AKIRA』は音楽がとても印象的で、ハリウッド映画でよくあるようなオーケストラを使った壮大で感動的な劇判的音楽は一切使われていません。その代わりに世界各地の民族音楽をモチーフにして、人間の声や民族楽器を巧みに取り入れて、独特な音楽を作り上げています。日本の能やお経、東南アジアのケチャ、ジェゴグ、ピグミー族のポリフォニー、西洋音楽のレクイエムなど古今東西の様々な音楽手法が取り入れられており、ワールドワイドな音楽が楽しめます。特にねぶた祭りの「ラッセラ・ラッセラ」というかけ声を取り入れた曲は印象的で、若者たちのエネルギーとお祭り騒ぎの様子を音楽で巧みに表現しています。
 監督はAKIRAの音楽を次のように考えていたようです。「リアルな存在としての音楽を検討をしました。たとえば、ネオ東京の喧噪の中からふと聞こえる音楽であったり、人々の話し声自体が音楽であったり等々、現実音との差がきわめて少ない音楽が『AKIRA』の音楽として相応しい。そしてらラストシーンの無音の世界に聞こえてくる音楽は、人の本来の声が生かされた、美しさと力強さをもつ合唱曲であって欲しいと考えていました」(CDのライナーノートより)
 そんな監督の思いに応えたのが芸能山城組だったそうです。芸能山城組というと何者と思う人も多いかもしれせん。芸能山城組は芸能山城組は山城祥二さんという代表の人をのぞいてプロの集団ではなく他に職業を持っている人や学生の集まりで構成されている民族音楽探求の集団です。70年代から80年代にかけて、民族音楽のレコードを発売して、注目を浴びていたようです。山城祥二さんは世界を飛び回り、民族音楽の取材、録音などのフィールドワークをしてきたそうです。そんな山城さんとその集団にとって、本作は集大成の作品となっています。
 『AKIRA』の映画音楽は映画の場面場面にあわせて作曲していくのではなく、映画の内容をイメージして芸能山城組が自由に音楽を作り、それを映画で使えるように曲を編集して使用したそうです。その為、今回紹介するアルバムも、映画のサントラと言うよりは芸能山城組のアルバムとして聴くことができます。
 『Symphonic Suite AKIRA』は『AKIRA』のサントラとしても楽しめますし、世界各地の民族音楽の持つ魅力を知る作品としても楽しめます。『AKIRA』が好きな人、民族音楽が好きな人はぜひ聴いてみてください。

1.KANEDA
2.バトル・アゲインスト・クラウン
3.ウィンズ・オーヴァー・ザ・ネオ-トウキョウ
4.TETSUO
5.ドールズ・ポリフォニー
6.SHOHMYOH
7.ミューテイション
8.イクスダス・フロム・ザ・アンダーグラウンド・フォートレス
9.イリュージョン
10.レクイエム

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コメント

こんばんわ。こちらこそコメントありがとうございました。「AKIRA」の音楽を最初聴いたときは衝撃的でした。このCDはサントラとしても、芸能山城組のアルバムとしても最高です。
リンク貼って頂きありがとうございました。

投稿: アシタカ | 2006年2月25日 (土) 10時34分

こんばんわ
トラックバックありがとうございます。
アシタカさんのブログ見させてもらいました。
いろんな映画、音楽のってますね~
芸能山城組は映画の「アキラ」を見てから
知りましたが、すっかり芸能山城組の音楽が
気に入ってしまって「アキラ」の
サントラを聞いたりしてましたが、
同じサントラでもこういうのあったんですね~
ぜひ聞いてみたいです。
あとリンク貼らさせてもらいますので
よろしくお願いします。

投稿: tetsu | 2006年2月25日 (土) 03時15分

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