『映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 』この映画を見て!
第52回『映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』
見所:「戦国時代のリアルな合戦シーン、野原一家の家族愛、涙なしでは見られないラスト」
『ドラえもん』『名探偵コナン』と並んで毎年公開される『クレヨンしんちゃん』の映画。『クレヨンしんちゃん』の映画は毎回質が高く、ストーリーの巧みさ、大人が見ても笑えるギャグ、野原一家の家族愛など、大人が見ても楽しめる作品が多いです。今回紹介する映画は、その中でも特に評判の高い『映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 』です。
ストーリー:「ある日の夜、しんのすけは空をみつめるお姫様の夢を見る。次の日の朝、庭を掘り返した飼い犬のシロが、古い文箱を発見。それは書いた覚えのないしんのすけの手紙だった。そして、手紙には「おひめさまはちょーびじんだぞ」と書いてあった。そして、手紙に書いてあったお姫様が、夢に出てきた「おひめさま」なんだと思った瞬間、しんのすけは戦国時代にいた。そこで春日家の家臣・井尻又兵衛と知り合う。」
私はこの作品はビデオで見たのですが、その完成度の高さに驚きました。タイムトラベルを扱った作品としてみても、伏線の張り方が巧みでラストはそういう手できたかというオチで見る者の涙を誘います。
また戦国時代を扱った映画としても、歴史考証をきちんとしており、当時の生活や習慣を丁寧に再現しています。特に合戦シーンは当時の戦法が忠実に再現されており、下手な時代劇よりとてもリアリティがあります。まさかクレヨンしんちゃんでここまで質の高い時代劇が見られるとは思いませんでした。
ストーリーも野原一家よりも戦国時代の姫と侍の恋に重点が置かれており、大人が見ても充分楽しめるドラマとなっています。身分の違う2人のプラトニックな恋愛は見ていて切なく、胸が締めつけられます。もちろん、いつもの如く、野原一家も大活躍し、見る者に笑いと感動を誘います。
そして、涙なしでは見られないラスト。予想外の展開に涙腺がゆるんでしまいます。これは子どもよりも大人が見た方が感動できると思います。
この映画は子ども映画とは思えないほど質の高い作品です。ぜひ見てみてください!
製作年度 2002年
製作国・地域 日本
上映時間 95分
監督 原恵一
原作 臼井儀人
脚本 原恵一
音楽 荒川敏行 、浜口史郎
声の出演 矢島晶子 、ならはしみき 、藤原啓治 、こおろぎさとみ 、真柴摩利
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コメント
こちらこそ、コメントありがとうございます。この映画はラスト涙なしには見られませんよね。また、とても切なくて清々しい作品でもありますよね。「青空侍」という最後のセリフは忘れられません。
投稿: アシタカ | 2006年2月27日 (月) 21時34分
トラバありがとうございました。
クレしんの映画はどれも面白いですが、中でもこの「アッパレ!~」は最高でした!
何回見ても、やっぱり泣いてしまうんです。
戦国時代というものを、空気感からきっちり描いていた、本当にすばらしい作品だと思います。
投稿: 千華 | 2006年2月27日 (月) 21時04分
コメントありがとうございました。この作品は大人が見ても充分楽しめますね。特に合戦シーンは興奮しました。クレヨンしんちゃんの映画は侮れない作品が多いですよね。
ぜひまた遊びに来てください!
投稿: アシタカ | 2006年2月27日 (月) 14時29分
TBありがとうございました。
しんちゃんがトラバされるとは思わず、記事修正しちゃいました(笑)
この作品は、しんちゃんファンの他、大人も観てほしい作品だと思っています。TVで放送されたときはまた笑って泣いてのおもしろさでした。
では、また遊びにきます。
投稿: さかな | 2006年2月27日 (月) 00時17分