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私の愛する映画監督2「ジェームスキャメロン」

第2回「ジェームス・キャメロン」

 私が中学・高校時代に好きだった監督の一人にジェームス・キャメロンがいます。彼はターミネーターシリーズやタイタニックなど数々のヒット作を送り出して来ているの、知っている人も多いと思います。
 キャメロン映画の魅力を上げると、力強い女性たち・VFXを巧みに使った迫力ある映像・たたみかけるような展開と心を揺さぶる感動を併せもつシナリオ・見せ場の見せ方の上手さなどです。
 彼はB級映画の巨匠ロジャー・コーマンの下で美術や特殊効果などを担当しながら、現場で映画の作り方のノウハウを覚えた人であります。そのため、自分で映画を撮るときも、現場の統率をうまくこなして、自分の撮りたい映画を撮ってきた人です。デビュー作は「殺人魚フライングキラー」というB級作品ですが、彼の名を一躍有名にしたのは「ターミネーター」です。「ターミネーター」は低予算でありながら、タイムトラベルをうまく利用したシナリオ・低予算でありながら見せ方の工夫で、成功を収めました。その後は「エイリアン2」の監督に抜擢され、大ヒットをとばし、その後次々とSFXを利用した大作を作り上げていきます。
 彼の映画のおもしろさはまずSFXの使い方の巧みさがあります。どの映画もこれみよがしなSFXというより、まずシナリオがしっかり作られています。そのシナリオに基づいて、監督の中で作りたい画のイメージをしっかり持っているので、そのイメージをどう具体的映像として見せるか考え、うまくSFXを取り入れています。(最近の監督だとピーター・ジャクソンがSFXの使い方が巧みだなと思います。)
 次にストーリーテラーとしての巧みさがあると思います。どの映画もストーリー展開の仕方が上手で、話しの前半でしっかり観客に主人公への感情移入をしてもらい、後半のドラマティックかつ緊張感あふれる展開で観客が我を忘れて映画の中に入り込めるような作りになっています。「タイタニック」にしろ「エイリアン2」(完全版)にしろ、主人公の心情が丁寧に描き込まれているので、後半の盛り上がりに観客も盛り上がれるんですよね。
 あと力強い女性像も彼の映画の魅力ですよね。どの映画でも女性は男と対等に渡り合うたくましい存在として描かれています。彼の映画は一般社会における女性の立場の向上と進出という時代の変化を感じるとることができますよね。

 タイタニック以降、ドキュメンタリー映画など撮っていますが、娯楽映画をもう何年も撮っていません。次回作に日本のコミック「銃夢」を原作に「バトル・エンジェル・アリタ」 という作品を撮る予定だそうです。近未来の荒廃した都市を舞台に主人公のサイボークの女性が生きる意味を探し出すというストーリーだそうですが、どんな作品になるかいまから楽しみです。

私のお奨めジェームス・キャメロンBEST5

タイタニック

5位「タイタニック」

世界中で大ヒットした「タイタニック」。ジェームス・キャメロンの魅力が詰まった映画ですねえ。力強い女性・迫力に満ちた映像・たたみかけるようなストーリー展開と全編見所満載です。ただ個人的に、メインのストーリーであるラブストーリーより、バンドメンバーなど脇役の人のドラマやスペクタクルな映像に惹かれたものです。
 

エイリアン2 完全版

4位「エイリアン2」(完全版)

続編で成功した映画って少ないと思うのですが、この映画は見事な続編映画です。1作目と路線を変更したのが良かったのでしょうね。シナリオがとても良く、後半のこれでもかと続く緊張感あふれるストーリー展開は何度見ても手に汗握ります。特に完全版は主人公リプリーの心情が丹念に描き込まれているので、後半の主人公の行動の理由がより深く理解できると思います。それにしても最後の母性対母性の対決はすごいですねえ。男の出る幕はなしです。

ターミネーター〈特別編〉

3位・2位「ターミネーター1&2」

ターミネーターシリーズ(3作目は除く)はとても良くできたSFアクション映画です。タイムトラベルものとしては矛盾点もありますが、勢いと情熱にあふれた映画だと思います。1作目と2作目のつなげ方もうまく、見せ場も、その見せ方も迫力があり面白いですし、何よりストーリーが、面白く感動的ですよね。未来を変えようとする人間・ロボットたちの姿を見ると熱い思いになります。だからこそあの3作目は作るべき作品ではなかったと思ってます。

アビス<完全版> プレミアム・エディション

1位「アビス」(完全版)

この映画、あまりヒットしませんでしたが、私は1番お気に入りのキャメロン作品です。深海を舞台にしたSFパニック作品ですが、映像・ストーリー共に見応えがあります。特にストーリーはタイタニックよりも私はこの映画の方が感情を揺さぶられます。海底基地からの脱出、謎の生命体との遭遇というストーリーの中で、夫婦愛や反核・人類の平和などについて語られていきます。全編海底の中なので映像的にはとても息苦しいシーンが続きますが、後半の主人公である夫婦のやりとりは心を熱くするものがあります。

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受信: 2005年12月24日 (土) 09時47分

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