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私の映画遍歴4「80年代劇場版ドラえもんにはまる」

  ドラえもんの映画というと今の30代以下の方だと何作品かは見たことがあると思います。私も小さいときはよく見ていました。ドラえもんの映画は1980年公開の「のびたの恐竜」をスタートに現在25作品が制作されています。(来年には第1回作品「のびたの恐竜」のリメイク公開が決定されています)25年間毎年1作(2回公開された年もあります。)公開されていますが、90年代に入ってからのドラえもんの映画はネタ切れなのかいまいちな作品が多いのですが、80年代のドラえもん映画は傑作が多いです。私は80年代のドラえもんの映画が大好きで何回も見ましたし、今もレンタルして見たりしています。私にとって80年代ドラえもん映画の魅力は3つあります。B00005OLQ3

一つ目はドラえもんの映画はどの作品もテレビの中で繰り広げられる日常の枠を越えた非日常の世界にのびたをはじめとするいつものメンバーが迷い込み冒険をするという話しです。宇宙から海底・地底、古代日本までさまざまな世界が舞台になっており、非日常の世界で繰り広げられる話のスケールの大きさ・冒険はわくわくするんですよね。特に初期の作品はスケールの大きさとその話の組み立てかたが上手いんですよね。特に「のびたの魔界大冒険」は話の組み立て方が上手いです。オープニングの不思議な話が後半の重要な複線になっていたり、日常と非日常が途中から交錯していくストーリーは大人が見ても面白いです。見たことない人は見てみて下さい

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また映画版ドラえもんのもうひとつの魅力はいつもの主人公たちの役割や立場が逆転するところも面白いんですよね。いつもいじめられているのびたが活躍したり、ガキ大将のジャイアンがやさしくかっこよくなったりして、その意外な一面に感動したり、応援したりしてしまい、物語の中に入り込んでいくんですよね。特にお勧めが「のびたの大魔境」と「のびたの宇宙開拓史」です。ジャイアンやのびたがかっこいいですよ。

   そして最後に感動的なストーリー。初期の作品はいい話が多いです。友情や犠牲がテーマになっていることが多く、ラスト泣ける作品が多いです。特に「のびたの鉄人兵団」のリルルと「のびたの海底奇岩城」のバギーちゃんの仲間を守るための犠牲は泣けます。 B00005YUXOぜひ見てみてください。

ドラえもんの映画は私の小学生時代にとってかけがいのない映画でした。いつもと違う場所でいつもは冴えないのびたが主人公で活躍する姿は80年代からの多くの子どもたちの日常での退屈さや閉塞感を打ち破ってくれたと思うんですよね。

映画ドラえもん公式サイト:http://www.dora-movie.com/

私のドラえもん映画BEST3

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1位 のびたの魔界大冒険:話が面白いです!

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2位 のびたの鉄人兵団:スケールの大きさとラストの感動

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3位 のびたの海底奇岩城:バギーちゃん最高

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コメント

コメントありがとうございます。
お正月にBSで鉄人兵団を放映してましたね。
久しぶりの鉄人兵団、ラストのリリル消滅のシーンは大人になった今見てもウルッときましたね。ただ、りゃりゃさんの言うようにラストは駆け足の展開だったので、もっとじっくり描いてほしかったですね。
今リメイクするなら、アクションシーンも派手にして、リルルの葛藤のドラマをもっと入れてほしいですね。

投稿: とろとろ | 2008年1月 4日 (金) 11時50分

初めまして。
りゃりゃです。
私は、鉄人兵団のリメイクには賛成です。
できればオリジナルで、トリックがばれた後、本物の世界中でロボットが人間狩りをするシーンを取り入れてほしいです。
リルルもできれば髪の毛を縛るシーンをやってほしいです。
もし鉄人兵団がリメイクされたら、管理人様は、どんな話がいいですか?
エンディングテーマも、とても悲しかったです。
鉄人兵団は、リルルの消滅シーンが1番感動しましたね。
ミクロスの「僕も涙の出る装置がほしい。」という台詞も、人間らしかったです。
最初は、ロボットだけあって無愛想だったリルルが、人間の心に引かれて、「涙を流すロボットはおかしい。」という台詞も、泣けましたね。
できれば、リルルの消滅シーンにももっと力を入れるべきです。
あれはすごく悲しかったです。
しずかちゃんと、リルルが握手しているシーンが、感動でした。
そして、リルルのズボン姿も、過去も見たいです。
リルルにこだわったしまいました。
すいませんでした。

投稿: りゃりゃ | 2007年12月30日 (日) 21時25分

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