「サンゲリア」この映画を見て!
第3回「サンゲリア」
私は中学生の時にジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」(US公開版)に出会い、ゾンビ映画の虜となりました。(「ゾンビ」については後日詳しく紹介します。)それから「バタリアン」「ブレインデッド」「ショーン・オブ・ザ・デッド」といろいろなゾンビ映画を見えてきたわけですが、なぜかゾンビ映画の代表作と言われる「サンゲリア」だけ見逃してきました。そして遂に「サンゲリア」を見ることができました。
この映画を見ての第一印象は、正直期待が大きかった分、肩透かしでした。緊張感のない展開のストーリー、力が入っていないけど変に耳につく音楽、グロいけどいまいち緊迫感のないゾンビとの死闘。私の脳内で『サンゲリア』=「すごいゾンビ映画」というイメージが先行していたので、すこしがっかりしました。「ゾンビ」と同レベルの映画を期待していましたが、やはり『ゾンビ』は別格ですね。
ただ『サンゲリア』つまらないかというとそんなことはなく、見所はたくさんです。
前半、意味もなく水着なしで、おっぱい丸出しで泳ぐヒロイン。ある意味、びっくりしました。そんなヒロインが海で鮫に襲われそうになった時に登場する水中ゾンビ。鮫と格闘を始めるですが、これにはびっくりしました。いったいこの水中ゾンビはどこからやってきたのか分かりませんが鮫と闘うとは・・・。(本物の鮫とゾンビが格闘してるのですが、これ演じる人は大変だったでしょうね。)このシーンでは鮫とゾンビどちらを応援したらいいのか困惑しましたが、インパクトは大のシーンです。
続いて目に木が突き刺さるシーン。ここは気合の入ったグロイシーンです。本当に見ていて目が痛くなりました。
そして、墓場から出てくる虫まみれゾンビ。最高に汚くて気持ち悪いゾンビです。ただあそこまで腐っていたら、もう動けないのではと思ったりしましたが、それは考えてはいけませんね。
最後の病院での死闘もある意味すごかったです。主人公たちが逃げ込んだ病院にゾンビがたくさん襲いかかるのですが、なんかまったりとした展開。映像はグロイのですが、主人公たちに切迫感がないんですよね。
ラストは衝撃的なシーンのはずが、予算不足かあれでは・・。
この映画はとにかく汚くてグロイゾンビのメイクが一番の見所です。さすがイタリア映画といった感じの残酷描写のオンパレード。これに関しては『ゾンビ』と双璧をなしています。ただ正直ストーリーはいまいちでした。 突っ込みどころも満載ですが、ゾンビ好きは見て損はないと思います。
製作年度 1979年
製作国・地域 イタリア/アメリカ
上映時間 91分
監督 ルチオ・フルチ
脚本 エリザ・ブリガンティ
音楽 ファビオ・フリッツィ 、ジョルジョ・トゥッチ
出演 イアン・マカロック 、ティサ・ファロー 、リチャード・ジョンソン 、オルガ・カルラトス 、アウレッタ・ゲイ
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